とてもカンタンな日本画の手順
1)部屋のそうじ
2)日本画の画材を用意
3)膠水を用意
4)パネルにドーサ引き済みの和紙を張る
5)下絵をパネルに転写する
6)墨で輪郭線を描く
7)胡粉団子をつくる
8)胡粉を引く
9)乾かす
10)パネル全体にベース色の水干を塗る(1,2回)
11)乾かす
12)モチーフの色を水干で塗る(下地くらい)
13)乾かす
14)岩絵具を百から始めて8番くらいまで順次塗る
(気が済むまで)
15)乾かす
16)片づける
絵具をつくる、絵具の粒子の種類と乾かすという概念
たぶんこのあたりが一番戸惑うポイントかと思います。
砂のようなモノを膠水という糊で絵具をつくり、紙に描く。描いては乾かしをくりかえします。
最初のほうは粒子が小さいから膠水も濃いめ、最後のほうは粒子が大きいから薄めに溶いて塗ります。例えるなら洋菓子のミルフィーユです。
日本画初心者は膠水は市販のものか、5%くらいで良いかも知れません。
注意点
【乾かさない場合】
・前に塗った絵具が剥げる、動く、混ざる
・表面は乾いていても、中は生乾きの場合に
上から塗ると割れたりヒビが入ります。
【膠水の濃度】
・濃いと絵具をのせ引くとき伸びない
・濃いままだとテカテカする
・下が濃すぎると、絵具が乗らない
・薄すぎると定着しない、剥がれる
・濃度が適切でないとヒビ割れる
【ポイント】
・水干を使わず描く人もいます。
・水干は染料なので、指先が染まります。
・溶きやすい水干もあります。
・ほぼ水干で描いてもよいです。
・方解末を使うとよいでしょう。
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