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届けたいのは、世界観

私は最近、ものすごくはまっていることがあります。

自分の撮った写真に、自分で書いた詩を書くことです。

言葉が好きで写真が好きな人なら、ついやってしまう。

でも「それなら自分がやらなくても、いいんじゃない?他のみんなもやってるし、詩を書ける人なんてたくさんいる」

・・・とはどうしても思えなかったんです。

なぜか。

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私には作りたいものと届けたいものがあるからです。

それは「世界観」。

私の書く詩には言いたいことが込められている詩もあれば、言葉がなんとなく集まってできた詩もあります。

特に、言いたいことが込められた詩となると、別の誰かも同じようなことを思って詩にしていることがよくあります。

でも被ってしまうとやっぱり面白くないなぁ、と私は思うんです。

そこで唯一無二の詩を書くために、自分だけの世界観をプラスしようと思いました。

詩を物語っぽくしたり、すこし言い回しにクセをつけてみたり、自分がふだん空想する世界のことを書いてみたり。

そうすることで、誰にもマネできない詩を書けるんじゃないかと考えています。

それに、世界観の感じられる詩を作ることで、詩の内容も読んでいる人の頭の中に入りやすくなのではないか。

詩って、もちろん表現なのですが、私は「自分を表現したい!!」というわけではありません。

詩を通して「私の目からこんな景色が見えているんだ」、「私ってこんな人なんだよ」ということを分かりやすく伝えたいんです。

自己紹介みたいなものです。

でもそれだけでは終わりません。

さらにその先があります。

「私にはこんな景色が見える」、「私はこんな人だよ」ということを伝えた上で、「あなたは?」という問いかけがそこにあるんです。

詩を通してコミュニケーションをしたみたい、という気持ちが詩をかく原動力です。

だから、世界観をつくることで伝わりやすくなればいいな、と思っています。

どうしても独りよがりと自己満足では終わりたくないんです。

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世界観がよく見える詩って、私はとても好きです。

その人の頭の中をのぞいているような楽しさとか、その人がふだん見ている景色の見え方とか、そういったものに、他人である私が関わることができるのがうれしい。

世界観のある詩はひときわ心に引っかかるし、憧れます。

詩を書くことで自分の世界観が見えてきて、「私ってこんな人だったんだ」と自分でもびっくりすることもあります。

なんだか冒険に出かけているようでドキドキするんです。

詩を書いたその日に、特別いいことは起きていなくても、出来上がった詩を見るととんでもなくうれしくて飛び上がりたくなります。

詩を通してたくさんの人とコミュニケーションをとってみたい。

これからもっと自分の世界観を磨いて、詩をつくります。


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