私が日本のためにできること
先日、ファッションセンターしまむらへ行って感動をいただいてきました。
娘の推しYouTuberがしまむらとコラボしたようで、コラボ商品であるパーカーが欲しいとねだられたのです。
ネット検索してみると「しまむらオンラインストア」では在庫切れ。
店舗ならあるかもしれないと思い、一番近い店舗に電話するも在庫なし、代わりに近隣店舗で在庫ありのお店をいくつか教えていただきました。
他店舗で把握できる在庫数はタイムラグがあり、もしかしたら売れてしまっている場合もあると聞いていました。行ってみると、まんまと売り切れです。
念のためお店の方に声をかけ、店内探しに行ってくれましたが、やはり売り切れてしまっていました。
「店長代理」と名札に書かれた女性店員Aさんがとても親切で、その場で他の店舗の在庫を見てくださり、「今から向かわれるのでしたら確かな在庫を確認します!」と、電話までかけて下さいました。
電話先の店員さんもわざわざ店内を見に行ってくれましたが、こちらの店舗もすでに売り切れ。
結局「お取り寄せ」の形で予約して、またAさんの店舗に引き取りにいくことになったのですが、私はしまむらのサービスに、とてもとても感動したのでした。
まず、コラボパーカーのお値段が2200円と激安だったこと。
安いと有名なしまむらではあるけれど、コラボ商品なので安くても4000円はするだろうと思っていました。「え? こんなに安くてホントにいいの?!」と、びっくり感動。
そして店員さんの心遣い、私たちが無駄にはしごしなくていいようにと気遣いをいただいたこと。
安かろう悪かろうではなく、安価な商品にもかかわらず親切丁寧な対応をいただき、とても素晴らしいサービスを提供している会社だなと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私はこうした良いサービス、良い商品に出会った場合「この会社、株式上場しているの?」と、調べに行く習慣が昔からあります。
しまむらは上場しているのを知っていましたから、早速ホームページを見に行きました。
しまむらグループの経営ミッションはコチラ↓
と、書かれていました。
【いい会社】を造る。素晴らしい!!
これが実現できたら本当に素晴らしいよね、と思うのは、きっと私だけではないと思います。
でも、こうしたことを言うのは簡単でも、実際に成し遂げるのは結構難しいところがあるとも感じます。
「安くても、親切丁寧な最高の接客」をいただき、お客様である私はとても満足しました。
でももしも、しまむらの強みであり、お客様の満足のひとつである「安さ」を維持するために、社員の方が無理を強いられていたり、仕入れ先や業者等「取引先」が裏で泣いているようでは、このミッションを果たしているとは言えません。
「言ってることとやってることが全然ちがうじゃん!」と思われたら、その会社は信頼を失います。
たとえ完璧とは言えない状況であっても、少なくともこうして誰もがアクセスできる場所(ホームページ上)に、このミッションを掲げているということは、しまむらは相当な覚悟を持って、本当に【いい会社】を目指していることは間違いないだろう。
と、裏側はわかりませんが、今回のAさんの接客をみて「そう信じたい」と私は感じました。
こうした企業の理念やミッションに、一般消費者である私たちが興味を持つこと。
そこから理念に共感し「応援したいな」という企業に対するポジティブな気持ちが生まれたり、これが当たり前になれば、企業側もお客様の信頼を得るため、掲げた理念やミッションを果たそうとより一層努力をするはずです。
また、企業だけに責任を押し付けるではなく、ここに関わる「お客様」である私たちも、この理想を実現するために、「安さ」ばかりを求めず、サービスに対し適正な価格を支払っていくことをしっかり意識していく必要があるとも感じました。
私は今、昨年オンライン投資塾で学んだ「割安成長株投資」という、株価の値上がり益を重視する投資に、より多くの資金を振り分けています。
でもその前は10年以上、自分の好きな商品やサービスを提供する会社を投資先に選び、値上がり益よりも株主優待や配当を重視する投資を好んでしてきました。
株主優待生活で有名な桐谷さんと似た投資法です。
投資で大儲けはできていませんが、これが私にはとても合っていて、我が家が40代で住宅ローンを完済できたり、1000万円貯金を達成できたのは、この株式投資のおかげだと思っています。
昨年始めた成長株の投資先の中で、唯一、私自身が「お客様」となり直接かかわることができるのが、家系ラーメン店「町田商店」を運営する㈱ギフトホールディングスです。
少し前に、夫と二人で食べに行きました。
「町田商店」は、いつも帰り際に店員さんが出入り口までやってきて見送ってくれますが、その日はランチタイムで中は満員、外にも並んでいる状態。
私たちは早く席を空けようと、「ごちそうさまー」と軽く声だけかけ、ささっと外に出ました(お金は先払い)
そのとき3人の店員さんは、店長さんは接客中、一人は麺上げ、ホール担当のバイト君もラーメンを運んだりそれぞれがバタバタでした。
駐車場で車に向かっている途中、後ろから大きな声で「ありがとうございました!」と声がかかり、バイト君が忙しい中でドアの外まで追いかけてきてくれたのだと、本当にびっくりしました。
夫も「めちゃ感動した!」と言って喜び、私も「がんばってください!」と声をかけ、「こういう会社、ずっと応援したくなるよね」と、幸せな気持ちでお店を後にしました。
やっぱりこれこそ、個人投資家の投資の醍醐味だよなと、改めて投資の楽しさを実感した瞬間でした。
ギフトホールディングスの企業理念は、「シアワセを、自分から。」
田川社長の代表挨拶に、こう書かれています。
つい最近ホールディングス化されましたが、旧社名は㈱ギフト。
社名にも、店舗で働くバイト君にも、この気持ちがしっかりと表れています。
企業は今回私が得られたような「幸せ体験」を、より多くのお客様に届けようと、常にリスクを抱えながら挑戦を続けています。
銀行からの借り入れは返済義務がありますが、株主から受け取ったお金は返済義務がありません。
そうした安心の中で使える応援資金があることで、企業は世の中のため、自社の成長のために、より多くの挑戦に乗り出すことができる。
「失敗しても出したお金は返さなくていいから、やってみなはれ!」
そんな気持ちで、株主は企業とともにリスクを背負っています。
その対価として、多くの人に価値を提供でき挑戦が成功したときには、株価上昇や配当などにより、恩恵を受け取っています。
投資家の日本でのイメージはあまりよくありませんが、「楽して儲けるズルイ人」でも「ギャンブラー」でもありません。
投資することについて共感はできなくてもいいので、理解”は”していただけたら嬉しいです♡
(山根さん、言葉をお借りしました!)
しまむらの描いた「みんながwinwin」になるこの輪は、ここに関わる人間それぞれが、自分の利益だけでなく、それぞれ相手を理解し思いやる気持ちがなければ実現しないものだと思っています。
私はある生産者さんから有機野菜とたまごを定期購入していますが、毎回ついてくるお便りを読み、「作り手」の苦労や想いを知ることの重要性を実感しています。
株式投資がもっと一般化され、商品やサービスを愛用するだけでなく、会社の取り組みにも興味を持ち応援する「ファン株主」が増えることで、もっとよりよい世の中になっていくのではないかなと、ここまでのエピソードを通して感じたことを書いてみました。
株主にならずとも、投資家のような視点で各企業の取り組みに興味を持ち、共感できる企業を応援するというだけでも、その気持ちは何かの形で伝わり、とても意味あることだと思っています。
最近「もう日本はおしまいだ」「日本円は紙くずになる」「米国株へ投資せよ」など、そんな言葉ばかりが目に入り、ちょっと悲しく思っているところです。
私は政治経済には疎いので、こうした辛い言葉が実際に正しいのかもしれません。
そして私自身も、日本だけでなく全世界株にも分散投資しています。
けして外国株を買う方を否定するわけではありませんが、日本人が日本で生活している限り、「日本に住む人に幸せを」と願う起業家はいなくならないと思うので、その声に耳を傾け、これからも日本企業を応援していけたらいいな。
これは間違ってるかもしれないし、綺麗事かもしれないけど、日本を諦めたくないし、私はその自分の気持ちを大事にしていきたいと思っています。
注)今日の記事は、投資を勧めるものではありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日のイラストは、私と同じ「投資好き」でもあり、常にいろんなことに挑戦し続けている素敵なnoterさん、黒ごまさんに描いていただきました。
黒ごまさんの長男くん「コニーちゃん」と、カエルミイコのコラボイラストです。
私は「自己責任」という言葉を他人に対して使うのは好きではありませんが、投資だけは特別です。
自己責任を徹底できる人だけが、投資を楽しむことができると思っています。
こんな投資スタンプのやりとりができる投資仲間が、たくさんできたらいいな💕
投資好きの方、投資に興味ある方がみえましたら、ぜひお友達になってくださいね!
黒ごまさん、とっても可愛いイラストありがとうございました♪
いただいたサポートは、夢の実現のために使わせていただきます 私の夢は 日本全国の学校・図書館に、漫画『宇宙兄弟』を寄贈すること https://note.com/arigatou_happy/n/n4b0d2854718c 一歩一歩かぺる(頑張る)しかない!(2023.3.21)