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初めてのひとりお籠り日記④
腕に、紙飛行機のタトゥーシールを貼ってみた。
白い光の中を、それぞれのスピードで、風の赴くままに飛んでいくように見えて、結構気に入った。
途中で思いもよらず何処かに引っかかってしまうかもしれないし、地面に落っこちてしまうかもしれない。
自分の意思ではどうにもならないこと、変えられないことは世の中には当たり前にある。
そんな世の中で生きていると、理不尽だと思うことも、自分の無力さを痛感すること
初めてのひとりお籠り日記③
お休みをもらって三日目。相変わらず6時に目覚めてしまうのは習慣が体に染みついているからか。朝日を美しいとはまだ思えなくて、ただ眩しいだけだった。心がざわざわして、なんだか落ち着かない。
今日わたしは、本来出勤する予定だった。突然長期にわたる休暇をもらったせいで、人員に穴が開いてしまった。今頃、私の代わりに誰が働いてくれているのだろう。罪悪感を払拭するために、やり残していた仕事に手をつけた。自分の
初めてのひとりお籠り日記②
朝の光を浴びながら、次の日のことを憂うことを久しぶりにしなかった。
今まで、常に何かに追われていたような気がする。定時をゆうに超えて続く仕事も、私の善意を貪り食う雑用や人間関係も、引っ切り無しに届くメールやLINEも、それらのしわ寄せで窮屈そうなこのワンルームの部屋も、少しでも気を抜けば食器で溢れる小さなシンクも、溜める余裕のないユニットバスも、私の朝から希望を奪うには充分過ぎた。
でも、今日
初めてのひとりお籠り日記①
朝、目が覚めた瞬間、体がいつもと違うと感じた。
四肢がずっしり重くて動かない。体中の血管がドクドクと脈打って、頭に1分間に104回のスピードで叩き付けているのを感じた。息苦しくて、いつもどうやって息をしていたのかわからない。体が熱い。
喉が痛い。水を飲まなければ。そう思って布団から出た瞬間に咳が止まらなくなった。鼻水と痰がドロドロ出てきた。あれ、もしかして脳ミソまで出てるのでは?脳ミソってこんな色
「HSP」を強みに出来なきゃ駄目ですか?
これを読んでくださっているのは、きっとHSPという気質と一緒に生きてきた方が多いんじゃないかと思う。これを書いている私自身も、HSS型HSEの気質を持っている人間の一人だ。
物心ついたときから、なんだか生きにくいなと感じてきた。光や音、匂いなど物理的な外的環境からの刺激だけじゃない。周囲の人間の言葉や表情から繊細に感情を読み取ってしまう。
そして、自分の内面に目を向ける時間を作らないと、どっと疲
普通の人、はこの世に存在しないと思う
「普通」という言葉を、人はよく使うけれど、どうしても好きになれない。
世の中には「貴方って変わってるよね。普通じゃないね」と言われる人と、「常識的で普通の人だよね」と言われる人の2通り存在する。らしい。
普通の人、と普通じゃない人。そうやってざっくり振り分けられることにずっとモヤモヤしてきた。
「普通」の定義として「他と異なる性質を持っていないさま(oxfordより)」と言われているけれど、他人