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記事一覧
読書レポート『物語思考』
高校で進路に関する授業を行うにあたり、大学生や社会人になってから「やりたいこと」が見つからなくて悩む高校生に対するヒントを見つけたいと思い、『物語思考』を読むことにした。
どんな本なのか?やりたいことがわからない人が「物語思考」を通じて思考・行動できるようになることを後押ししている。
「物語思考」とは「Fake it till you become it」と話したAmyのTEDトークに通ずるも
読書レポート『君は、何のために「働く」のか』
会社の先輩に勧められたのをきっかけに、今年の大河ドラマの主人公である「渋沢栄一」の名があったこと、日々「働く」に向き合う仕事をしていることから、「幸せになる働き方」に絶対的なマニュアルはないと少々反抗心をもちつつ、自分の「働く」と向き合うヒントが何か得られるかもしれないと思い、提題の本を読むことにした。
どんな本なのか?この本は『渋沢栄一全集』を原著として、5つの章にわたって渋沢栄一が遺した仕事
読書レポート『友だちの数で寿命は決まる』
母校(高校)では毎年、他校の高校生・大学生・社会人を招いた公開授業を行なっており、課題図書を設定してその著者を招いて対話する。
2019年は石川善樹さんの著書『友だちの数で寿命は決まる』を課題図書として、「つながり」について語らった。
「つながり」は何をもたらすのかあなたにとって「つながり」とはなんですか?
パッと浮かんだのは「拠り所」だった。
仕事でうまくいかなかった時、仕事外での「つながり
【読書レポート】本質的な課題を定めるには?『問いのデザイン』
今年の4月に営業からサービス企画へ異動した。
サービスを企画・改善するにあたり、どうしたらユーザーの本質的な課題を定めることができるのか?、『問いのデザイン』を読んで課題設定のポイントを探ることにした。
どんな本なのか?固定観念をいかに壊して、問題の本質をどう見抜くか、どうすれば課題が自分ごとになるか。
この本では、商品開発・組織変革・学校教育・地域活性化などでファシリテーターに必要な考え方とス
【読書レポート】ワークショップのアイディア帳』
自分らしさに気づいて活きいきとはたらく人を増やすために、日々イベントを企画している。
"常識"を揺さぶり、学びと創発を引き起こす「ワークショップ」を学ぶことで、イベント企画に活かせるのではないかと考え、ワークショップのアイディア帳』を読むことにした。
どんな本なのか?主に組織人材開発をするにあたって誰でもワークショップを実践できるように、各プログラムの具体的な手順を解説している。
このnoteで
【読書レポート】どうしたら新卒が活き活き働けるのか?『新しい就活』
新卒入社した会社で4年目を迎えた。
就活の中で納得のいくまで考えて入社したので、就活や入社先の選択に後悔はない。
一方、入社当初は想像以上に仕事ができない自分に毎日トイレで泣くほど落ち込んだり、同じように新卒で悩んで休職していった友達や後輩をみてきたことから、どうしたら新卒が活き活き働けるのか?というテーマに仕事で取り組むことにした。
大学生活をどう過ごせばよいのか?新卒が活き活き働くための鍵
【読書レポート】Webディレクションとは?『Webディレクションの新標準ルール』
3年間法人営業をした後、今年の4月からサービス企画へ異動し、「Webディレクター」としてはたらいている。
Webディレクションの一連の流れを理解するために、先輩からお勧めされた『Webディレクションの新標準ルールを読むことにした。
どんな本なのか?ディレクションの目的と役割を述べた上で、主に企画・設計といったプロジェクトの上流工程におけるポイントを説明している。
ディレクションとは?ディレクシ
読書レポート『居心地の1丁目1番地』
増え続ける積読本を読んで視野を広げたいな、読むなら内容を忘れないうちに一気読みしたいなと思いつつ、そんなにまとまった時間も取れないし…と言い訳して積読がたまっていく。
ならば、試しに60分という制限時間と、何を知るために読むかという目的や問いを決めて読んでみようと思い、後から振り返れるようレポートにしたためることにした。
『居心地の一丁目一番地』今回読むのは、コルクラボ 佐渡島さんの『居心地の
映画『世界から猫が消えたなら』
友達の勧めで映画『世界から猫が消えたなら』をみた。
猫主演のほっこりのんびり映画かと思いきや、生き死にや大切なものを考えさせられつつ、笑いもあってめちゃくちゃよかったので、ネタバレとともに考察を綴ることにした。
郵便配達員をする主人公(佐藤健さん)は、猫と二人暮らしをしていたが、ある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることが宣告される。
絶望して家に帰ると、自分と同じ姿をした男が待っており、自分は悪
『モモ』ミヒャエル・エンデ
ゆったり過ごした年末年始に「時間」について考えようと思い、初めて『モモ』を読んだ。
「時間泥棒」というのは、どきっとする概念だ。漫然と過ごして時間を奪われるスキをつくったり、人の時間を奪っていないか、ということを問われる作品なのではないかと思っていた。
実際は、時間泥棒のそそのかしによって人々が"無駄"を省いて時間を"倹約"するようになったことで、心の豊かさが失われていく話だった。
時間泥棒
映画『the TRUMAN show』
『イエスマン』みたいに、ポップで笑えて深みのある映画知らない?"と聞いて教えてもらったのが、同じくジム・キャリー主演の『トゥルーマン・ショー』だ。
めちゃくちゃ面白かったので、若干のネタバレとともに、考察を綴ることにした。
離島「シーヘブン」で働く明るい青年トゥルーマン。彼は海で父親を亡くしたトラウマから水恐怖症を抱えており、一度も海を越えて島を出たことがない。
いつも通り暮らしていたある日、
『モアナと伝説の海』
ディズニー映画『モアナと伝説の海』は名作だ。モアナの"リーダーシップの旅"であり、それぞれのキャラクター設定が奥深い。曲とともにストーリーを紹介しながら、考察を綴る。
Where you are いるべき場所モアナの住む孤島の村では、サンゴ礁を超えて海に出ることが禁じられている。こどもの頃からなぜかずっと海に惹かれ続けているモアナ。
How Far I'll Go どこまでも村長の1人娘である
『パッチ・アダムス』
映画『パッチ・アダムス』を是非観て欲しい。
ここでは、特に心に残ったセリフの紹介と共に、考えたことを綴っていく。
背景を観る、真意を聴く"パッチ"というあだ名をつけてくれた、精神病患者時代の仲間の言葉だ。
ここでの"See"は"ただ見る"ことではなく、"注意深く観る"ことであり、"聴く"ことにも通ずると思う。
相手の話を聴くとはどういうことか。"言ったこと"だけでなく、"言わんとしたこと
『WICKED』(後編)
時は流れ、パーティーが始まる。グリンダとフィエロの婚約パーティーだが、フィエロは初耳だ。オズの報道官となったモリブル(元先生)は、ここぞとばかりにエルファバを"悪い魔女"として群衆に知らしめる。
邪悪な魔女は水に溶けるぞ!群衆の一人がそう叫んだことで、噂があっという間に広まる。これを聞いたフィエロは、馬鹿げた噂のこと、そしてエルファバが悪い魔女扱いされていることに憤ってその場を去った。フィエロは