S.O

とりあえず論文メモ置き場として。投稿内容はあくまで個人の考え方で一般化して適用されるも…

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とりあえず論文メモ置き場として。投稿内容はあくまで個人の考え方で一般化して適用されるものではありません。薬剤師/6年制1期生/GE製薬勤務の後、病院勤務

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  • メディッコ交換日記

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    メディッコメンバーのつれづれなるままの交換日記!

  • メディッコ薬剤師4人のキャリアnote

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    キャリアを積み上げてくると、やりたいことだけをやるわけにはいかない。でも、いくつになっても「今のままでいいのかな?」「将来の自分はどうしたいんだろう?」と迷うこともある。状況や考え方なんてその時々で変わるもの。貴重な“今”が過ぎ去る前に、メディッコ薬剤師4人のキャリアを振り返ります!※不定期更新です!《期間限定で無料公開中》

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なんだかんだで医療現場で働いている

製薬企業で勤務開始し、中小病院勤務している薬剤師のS.Oです。 いわゆる“会社”で働いてみたいと、企業に就職薬学部はどこも同じような感じだと思いますが、同級生の就職先は薬局が多く、次いで病院、企業、その他(公務員など)でした。企業に就職する人は少数派とはいえ、他にいないわけではなかったので、僕が企業に就職することに対しても、周りから特段の反応はなかったです。 その後転職し、回復期や療養を主としたケアミックス病院で病院薬剤師を経験後、現在は急性期病院で働いていますが、新卒当

    • 交換日記(再)

      時間が空いてしまいましたが、交換日記2回目です。 たぶん薬剤師のS.Oです。 今回は「好きなこと」や「大切にしていること」がお題と伺っています。 まずは「大切にしている(しようとしている)こと」を書いてみます。 とはいえそんな大したことはしてません。 薬剤師ですので、薬物療法において ・患者さんがどんな問題を抱えているか考えて ・それを解決できそうなな情報を探して ・その情報の質を確認して ・患者さんに適用できるか考えて ・そして一連の流れを反省する い

      • そういえば日記すらつけた事がないかも...

        かなこさんから交換日記のパスを頂戴しました、 薬剤師のS.Oと申します。 交換日記はおろか日記すらつけた事がないので勝手がさっぱりわかりません_(┐「ε:)_ 交換"日記"なので昨日1日何をしたか思い出そうとしたのですが、お昼ご飯に何を食べたかも覚えてないので諦めて自己紹介させて頂きます。 回復期〜慢性期の中小病院の薬剤師として勤務しています。 中小病院なので大病院の薬剤部のように細かい部門分けがされておりません。 内服調剤やって手が空いたら注射調剤やって、その後

        • SSTIsのVCMとLZD(コクランレビュー)

          感染症領域のメモ。 当院では一部の診療科がすぐにLZDをオーダーします。 いやまあ、用量ほぼ固定で楽なのかもしれませんが・・・。 以前メーカーさんが持ってきて、積んでいた文献です。 《題名》 Linezolid versus vancomycin for skin and soft tissue infections. 《文献情報》 Cochrane Database Syst Rev. 2016 Jan 7;(1):CD008056. 《PMID》 26758498

        なんだかんだで医療現場で働いている

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        記事

          Ramelteonのせん妄の予防効果について参

          引き続きRamelteonのせん妄予防効果についてメモ コクランの解析に含まれていた文献の一つ。 《題名》 Effect of melatonin on incidence of delirium among patients with hip fracture: a multicentre, double-blind randomized controlled trial. 《文献情報》 CMAJ. 2014 Oct 7;186(14):E547-56. 《PMID》

          Ramelteonのせん妄の予防効果について参

          Ramelteonのせん妄の予防効果について弐

          昨日に続きRamelteonのせん妄に関してメモ。 コクランのシステマティックレビュー。 《題名》 Interventions for preventing delirium in hospitalised non-ICU patients. 《文献情報》 Cochrane Database Syst Rev. 2016 Mar 11;3 《PMID》 26967259 論文のPICO 《Patient》 16歳以上で急性期一般病院に入院しているせん妄リスクのある患者が

          Ramelteonのせん妄の予防効果について弐

          Ramelteonのせん妄の予防効果について

          朝のはabstractのみだったのでもう1個メモ。 医師の問い合わせに対して参考程度に提供した文献。 《題名》 Preventive effects of ramelteon on delirium: a randomized placebo-controlled trial. 《文献情報》 JAMA Psychiatry. 2014 Apr;71(4):397-403. 《PMID》 24554232 論文のPICO 《Patient》 経口での服薬が可能な重篤な医療

          Ramelteonのせん妄の予防効果について

          骨粗鬆症患者へのビスホスホネートの胃腸関連の有害事象

          骨粗鬆マネージャーっぽい文献のメモ。 abstractのみ、ネットワークメタアナリシスのためよくわからない部分も多いけどもとりあえず備忘録として。 あと最近zoledronic acidの1年1回製剤が採用になったので・・・ 《題名》 Comparative gastrointestinal safety of bisphosphonates in primary osteoporosis: a network meta-analysis. 《文献情報》 Osteopo

          骨粗鬆症患者へのビスホスホネートの胃腸関連の有害事象

          THA後のedoxaban

          担当病棟の整形外科に関する文献のメモ。 ドクターによって術後のリクシアナ15mgと30mgの処方がきっぱり別れているのでどうなのか、と思った次第。実際に関連文献を読んだことないので試しに。 《題名》 Safety and efficacy of edoxaban, an oral factor xa inhibitor, for thromboprophylaxis after total hip arthroplasty in Japan and Taiwan. 《文献

          THA後のedoxaban

          ELIXA試験

          三日坊主にならないように本日もGLP-1受容体作動薬についてメモ書き。 とりあえず30分程度でのまとめ。 《題名》 Lixisenatide in Patients with Type 2 Diabetes and Acute Coronary Syndrome. 《文献情報》 N Engl J Med. 2015 Dec 3;373(23):2247-57. 《PMID》 26630143 論文のPICO 《Patient》 急性の冠動脈イベントをスクリーニングの18

          ELIXA試験

          LEADER試験

          新年度始まる前に再始動してみます。 院内の栄養士さんとよく糖尿病の話をするので今回は糖尿病の論文を。 《題名》 Liraglutide and Cardiovascular Outcomes in Type 2 Diabetes. 《文献情報》 N Engl J Med. 2016 Jul 28;375(4):311-22. 《PMID》 27295427 論文のPICO 《Patient》 心血管疾患のリスクが高い2型糖尿病患者が(9340人) 《Interventi

          LEADER試験

          ニボルマブとNonsquamous Non-Small-Cell Lung Cancer

          本日は都内のEBMワークショップに参加したのでそこでお題になった論文について。 N Engl J Med. 2015 Oct 22;373(17):1627-39. Nivolumab versus Docetaxel in Advanced Nonsquamous Non-Small-Cell Lung Cancer. PMID: 26412456 論文のPICO P:stage IIIB~IVの非小細胞肺がん(非扁平上皮)の患者が I:ニボルマブ3mg/kgを

          ニボルマブとNonsquamous Non-Small-Cell Lung Cancer

          DPP-4阻害薬と心血管系イベント

          とある本で糖尿病を勉強していたらDPP-4阻害薬についてのコメントのスタンスが章によって異なっていました。 "DPP-4阻害薬はイベントを減らすかどうかは不透明"というちょっとネガティブなスタンスと"DPP-4阻害薬は心血管系イベントを増やすことはなかった"というちょっとポジティブなスタンス。 自分でも少し調べてみようと思いPubmedにて"Dipeptidyl-Peptidase IV Inhibitors"[Mesh]で検索しMeta-analysisでフィルタをかけ

          DPP-4阻害薬と心血管系イベント

          利尿薬の使用で女性の椎体骨折のリスクが増加するか。

          本日より読んだ文献のメモ書きをしていこうと思います。 間違って読んでいる可能性もありますのでご了承ください。 Am J Med. 2016 Dec;129(12):1299-1306. Diuretic Use and Risk of Vertebral Fracture in Women. PMID:27542612 形式: prospective cohort study 論文のPICO: P:55~82歳のサイアザイドもしくはループ利尿薬(フロセミド)を

          利尿薬の使用で女性の椎体骨折のリスクが増加するか。