骨粗鬆症患者へのビスホスホネートの胃腸関連の有害事象

骨粗鬆マネージャーっぽい文献のメモ。

abstractのみ、ネットワークメタアナリシスのためよくわからない部分も多いけどもとりあえず備忘録として。

あと最近zoledronic acidの1年1回製剤が採用になったので・・・


《題名》
Comparative gastrointestinal safety of bisphosphonates in primary osteoporosis: a network meta-analysis.
《文献情報》
Osteoporos Int. 2014 Apr;25(4):1225-35.
《PMID》
242877510

※フルアクセスできないためabstractからのみ

《結果》
zoledronic acidが胃腸関連有害事象・吐き気を起こす可能性が高いのでは、という結果。経口ビスホスホネート製剤ではetidronateが上部消化管症状の有害事象を起こす可能性が高い。Conclusionにはalendronateとrisedronateの間に重篤な有害事象の差はほとんどなかったとの記載あり。

《雑感》
Abstractしか読めないのでなんとも言えないけども、アドヒアランスがいい製剤だからっていいことばかりじゃないよ、という報告。ネットワークメタアナリシスの読むときの注意点をあまりよくわかってないので、その辺りを勉強して再度全文読み込んで見たいのでとりあえずメモとして。しかしながら外来でzoledronic acidは1年に1回なのでこの有害事象の差がどこまで治療の続行に差が出るかはイマイチイメージしづらいような気もする。
ちなみにetidronateって国内での使用割合ってどうなんだろうか。

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