【小説】『この世界で、「特別」な僕らは生きていく。』ープロローグ2ー⌇あおの展覧会#3
取り戻した日常で、君は突然、重要人物として私の世界に現れた。
君がいるだけで、どんな景色も色づく。どんな絵の具よりも、世界を鮮やかに彩る。心がほわりと暖かくなり、同時にむず痒くもなる。
気づいたら私の目は君を追いかけていて、見つめていて。会えないときは何してるかなって気になって、君のこともっと知りたいって思う。
こんなの初めてだ。目まぐるしく様々な感情に支配される私、今まで知らなかった。
これはきっと──恋だ。
君に、会いたい。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄