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経営者になるには?6つのステップと6つのメリット・問題点を解説

みなさまご無沙汰しています。青山です。

先行き不透明な社会・経済環境にあって、将来へ向けて経営者を目指す人も多いと思いますが、経営者になるにはどうすればよいのかご存知でしょうか。

経営者になるために必要な項目をしっかりと理解し、取り組む姿勢がないと、経営者としての成功は望めませんよ

そこでこちらの記事では、経営者に求められる資質や能力、方法や手順、またメリットや問題点などについて、詳しく解説していきます。

経営者になるとは

そもそも経営者になるとはどういうことでしょうか。

起業と経営の違いについてよく議論されますが、新しく事業を起こすことが起業であり、事業を円滑に推進し、発展・拡大させていくのが経営者です。

「雇われ経営者」などという言葉もあるように、既に事業が確立されている企業に経営者として参加する形態もありますが、この記事では、自分自身で起業し、その後も経営者として事業を運営する形態を中心に解説していきます。

経営者に求められる資質と能力4点

経営者に求められる資質と能力とは何でしょうか。主な4つの要素について解説します。について解説します。

1. 責任感

経営者は、会社の経営トップとして、事業展開に関する全ての責任を負います。そして、他者に責任転嫁することは許されません。

すべての責任を一人で取る気概と責任感が、結果として社長としての経営能力を高め、風格と威厳や、周囲からの尊敬につながります。

2. 決断力

経営者に求められる資質として、責任感とともに求められるのが決断力です。

「社長の仕事は決断すること」という表現があるとおり、経営者は日々、決断の連続です。そして、経営者の決断が事業活動の成果を決定づけます

決断力を高めるためには、財務会計スキルやマネジメントスキル、またコミュニケーションスキルなど、決断の裏づけとなるスキルが求められます。

3. メンタル面の強さ

経営者として事業の最終責任を一人で抱え、日々の決断を実行し続けるためには、襲いくる大きなプレッシャーとの闘いに打ち勝つ必要があります。

一度やると決断した事項は、どんなに困難な事態に直面しても完遂する必要があります。

社長が途中で挫折して逃げだせば、瞬時に会社の危機に直結します。何があっても屈せず、粘り強く対応できるメンタル面の強さが求められます。

4. 他者に頼る力

経営者は事業の責任を一人で背負う孤独な存在であり、メンタル的にも肉体的にもタフネスさが求められますが、その一方、あらゆる項目を全て一人で対応するのは物理的に困難です。

事業を円滑に推進するためには、可能な限り他者に頼る力も必要です。

例えば経理・財務・労務や人事・法務などといった管理業務やIT業務など、高度なスキルを持った専門家に委ね、経営者は事業の舵取りと推進に注力するといった工夫が大切です。 

経営者になるための6ステップ

自ら起業し、経営者となるために必要な6つのステップについて解説します。

1. 事業の準備をする

経営者になるには、漠然と起業し、事業を運営するのではなく、まずは事前に必要となる準備を行う必要があります。

会社員であれば、当面の生活費を得ながら副業として起業する準備をしても良いでしょう。

また、周囲や家族にも、将来の起業へ向けて理解を求め、協力が得られる環境整備を行うことが大切です。

2. 経営目的(理念)・ビジョンを立てる

事業の準備を整え、経営者としてスタートを切るためには、まず最初に会社の経営目的(理念)・ビジョンを設定することが非常に大切です。

経営理念とは、会社の目指す方向性として何をするのか、また何故するのかについて集約した概念で、いわば会社の「憲法」とも言えます。

経営理念を設定することで、会社としてのミッションが明確になり、従業員のモチベーションや求心力にも繋がります。

3. 事業計画を立案する

経営目的・ビジョンを設定したら、その方向性に沿った具体的な事業計画を立案し、策定していきます。

事業計画は具体的な方が良いですが、そこに注力しすぎると商機を失う可能性もあるので、バランス感覚が必要です。

企業理念を実現するための実施計画書であり、航海でいえば、目的地へたどり着く(経営理念達成の)ための羅針盤に相当します。

事業計画を作ることで、目指す事業が上手く推進できるか、また計画事態にに無理がないかなどについて正確に判断することが可能となり、誤った判断を防ぐ効果もあります。

4. 資金を調達する

事業計画を作成したら、その裏づけとなる資金調達を行うことが必要です。

事業を運営・推進するには、必要な資金の手当てがなければ始まりません。

資金調達の主な方法としては、金融機関からの融資やVCなどからの投資、また自治体の補助金・助成金の活用、家族や知人・友人などの支援その他、様々なものがありますが、無理のない範囲で検討するとともに、可能な限り自己資金を準備しておくことが大切です。

5. 顧客と仕事を獲得する

しっかりとした事業計画を立て、資金を準備しても、顧客と仕事がなければ事業は継続できません。

そのためには、市場や顧客に評価され、ライバル企業を凌駕(りょうが)できるような独自性と優位性にあふれた商品やサービスを開発・販売することにより、顧客と仕事を作り出し、拡大させる努力が必要です。

6. 組織を作り運営する

事業を開始したら、組織を円滑に運営することが必要です。

必要な人材を確保し、適材適所に配置して、しっかりとした組織を構成・運営していく努力が必要となります。

また、様々な事業分野を内製と外注に分類・最適化し、効率的な組織運営を心掛ける意識も求められます。

経営者のメリット3点

経営者の主なメリットについて解説します。

1. 大きな収入が期待できる

経営者になると、会社員と違い、自分の頑張りに応じて高額な報酬を受け取ることが可能となります。

会社の業績を向上・拡大させて、大きな利益を獲得すれば、会社員の時代には得られなかった大きな年収を得ることも十分可能です。

経営者と会社員の収入格差を示す事例を見てみましょう。

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参考:社員と役員の「年収格差」ランキングTOP500(東洋経済ONLINE)

このようにみると、明らかに会社の上役とサラリーマンで収入に差があることがわかります。

家族にも大きく還元できるため、収入面の魅力は、一般の会社員には想定できないメリットといえます。

2. 事業運営の裁量が大きい

経営者として事業の方針を決定するとともに、仕事の内容を自分で選択できることが大きなメリットといえます。

社長は、周囲から与えられた仕事をこなすのではなく、自分で仕事や事業を開拓し、遂行に向けて従業員に指示する立場となります。

大きな責任を負う反面、自分の興味ある仕事や得意な仕事を中心に選択することが可能で、事業運営における裁量が大きいメリットがあります。

3. 社会的地位が向上する

社長の肩書きがあると、社会的にも認められ、高く評価される地位を獲得することができます。

法人化して経営者となれば、株式会社の代表取締役社長という立場は社会的な信用度を示すものであり、資金調達などの際にも、金融機関からの信頼性が高いため、融資が得られやすいメリットがあります。

また、経営者として様々な人的交流が深まり、他社の経営者や政財界との交流などを通じて、社会的地位が向上していくメリットがあります。

問題点とリスク3点

続いて、経営者として抱える問題点とリスクについて解説します。

1. 生活や収入が不安定となる

経営者は会社員と違って毎月安定した収入が保証されていません。会社の業績が直接、自分の生活に跳ね返ってきます。

業績が良ければ収入も増大しますが、業績が悪化すれば経営者として資金繰りなどの責任を負う必要があり、自身の収入も不安定となります。

最悪、事業存続のためには自分の資産を売却するといった覚悟も求められます。家族も巻き込み、不安定な生活に直面するリスクがあります。

2. 事業全体や資金運営の責任を負う

経営者はまた、自分や家族の生活だけではなく、従業員の生活も守る責任があります。

事業運営を円滑に継続させるためには、資金繰りについても常に気を配り、必要となる事業資金を確保する責任を負います。

社長として、事業推進と資金運営面で大きな責任を引き受けながら、自分の経営能力が全社員の生活を左右するという覚悟が必要です。

3. 孤独感やストレスが大きい

経営トップは孤独です。

会社員であれば悩みや問題点があれば周囲の同僚や上司、部下などに気軽に相談し、場合によってはオフタイムでの交流なども通じて意識を共有できるので、ストレス発散が可能です。

一方、経営者はそうもいきません。経営判断などに際しても社員に相談できず、孤独とストレスに襲われることの連続です。

財務省が平成21年に行った「事業所・企業統計」によると、90%の経営者が「孤独を感じる」と回答しています。

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自分を追い詰めないよう、アドバイスを得られるメンターや社長仲間などとの交流を図るなど、ストレス解消を図る工夫が必要です。

経営者になるための確実な方法

私が起業家・経営者として大切にしていることは「成功者の真似をする」ということです。

真似の語源は「学(まね)ぶ」であり、真似をすることで学ぶことができるのです。

他にも言い方を変えると「守・破・離」という言葉があります。

最初は「守り」に徹する。つまり、先人の残してくれた知恵を活かしていかなければなりません。

これが確実かつ最速の成功法則だと私は考えます。

この観点から「起業セミナー」に参加することをおすすめします。

質の高い講師からは学ぶことも多く、起業をしたことがない人にとっては非常に有益な知識を得られる機会となるからです。

以前、「ビジネスオンラインセミナー9社を比較!1位はまさかの無料配信講座?」という記事を書きました。

記事内で特におすすめしたのは「アントレカレッジ 起業スタートアップセミナー」です。

ぜひ、そちらの記事もご覧いただき、セミナーに参加してみてください。

まとめ

経営者は、事業運営に対する大きな責任を背負い、日々のストレスやプレッシャーと闘い続けることが必要な反面、大きなやりがいやメリットも享受できる職業でもあります。

この記事を読んで、経営者になるためのステップや方法論、メリットや問題点などをしっかりと把握し、経営者としての成功を掴(つか)んでいただくことを期待しています。

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