#2「共感覚やディスレクシアについてリアルに楽しく質問に答える部屋」議事録
昨日の第二回目スペースにお越しいただいた方ありがとうございました!
今回は事前に川﨑さん(先生呼称はいい、とおっしゃるので〝さん〟と呼ばせていただきます)と私で質問を用意し、互いに答えながら話す感じでスムーズに行けたように思います。
ディスレクシア・共感覚について。そして感覚過敏についてまた理解を深めることが出来るスペースに出来たのかなと思いました。
昨日の感想と議事録
私はまず川﨑さんにこの質問を投げたのですが、
文字以外のものにもディスレクシアのような症状は存在しますか?
この回答にも書かれているかたもいらっしゃいますが、楽譜を読めない方や人物の顔だけを覚えられない方、地図を読めない方など、色々な症状があることを初めて知りました。
ただ、これをディスレクシアのような「症状」であると自覚するのって共感覚を自覚するよりもとても難しいことのように思いました。
ただの「苦手なこと」で終わってしまっている人も多いのではないかと。
そういったことに関しても、広めそして解決策やサポートしてくれる方がいらっしゃるのだということを伝えていけたらいいなぁ。
こちらに関しては脳の話なども混ぜながら川﨑さんがとても丁寧にわかりやすく!説明してくださいました。
知らなかったこと、そうだったんだ、などの発見を知れる機会はとても貴重です。良い学びの機会になっているので、聴いていた方も同じように感じてくださっていたら幸いです。
その後のもう一つの私からの質問は、
好奇心が強い人が、ディスレクシア (読み書き困難) な場合、知的好奇心を満たす面白い事はなんですか?
というものです。
面白い質問だなと思い取り上げてみました。
文章で知的好奇心を埋められない場合、よく挙げられるのが「動画」ですが私に関しては「動画」が極端に苦手で、YouTubeやインスタのストーリーなどは音を消して見ないと見ることがほとんどできません。
これは感覚過敏なのか共感覚なのか聴覚過敏なのか、全てが関わっている可能性もあるかもしれません。
動画以外で何かいい案を!といじわるに突っ込んで聴いてみました。
そうするとやはり文章を読むではなく「聴く」こと。
以前こちらの記事にも取り上げています。
ディスレクシアの方が知的好奇心を埋めるにはそれが一番適切かなというお答えでした。
動画は情報が多く、共感覚を持つものとしては色々なものを受け取り過ぎて疲れてしまうのです。なので「聴覚」を塞ぐことで集中して観るようにしています。
スタエフなど音声配信は聴覚しか使わないため、やはり私には聴くことが重要なようだということがわかりました。
他の方で、感覚過敏な方も「1つの感覚に集中する」はかなり有効ではないでしょうか。
川﨑さんから私への質問もいくつかいただきました。
共感覚で他の人より観えているものが違うからこそ、フォトグラファーをしているのですか?
こちらに関しては共感覚を意識してはいなかったのですが、私は魅力を引き出す人物撮影をすることが得意です。対面していくとその人の内面が見えてくるので、そこに隠れていたその人の魅力をカメラで捉えるのです。
撮影する方のビジュアライジングが浮かぶので、それをカメラに残せるように集中して撮影していました。
ビジュアライジングについてはまた今度深く書いていこうと思いますが、これも共感覚の一種かなと理解を深めてきている今は思います。
逆に、何も動かない「物」の撮影がそれもあり、あまり得意ではなかったりします。
当たり前ですが物は何も言わない、何も伝えてこないのでうまく撮れない時は100枚撮っても納得がいくものが撮れません。
これは動かない物に対し私の共感覚の反応が鈍るため、ビジュアライジングが浮かばないことと関係しているかもしれないな、と思いました。
同じものでも店舗の商品撮影等、イメージがしやすいものは苦にならずに撮影できるのですが、たとえば通販用の淡々とした白背景の商品撮影などはあまりお受けしないようにしています。苦手だからです。
そう考えると植物は撮るのは得意です。「生きている」からなのかなぁ。
これはちょっと自分のフォトグラファーとしての今後の活動の何かヒントになるかもしれないな、と思いました。
共感覚で人を見ることができると、人に会っただけでもその人の嘘を見抜くことができますか?
このような質問もいただきました。
この件に関して、思い起こしてみると私は人と目をあまり合わさないので、対面でもわりと「声」に集中しています。
見るとしたら口元から鎖骨にかけてあたりを見ています。人見知りが原因なのもあるのですが、情報量を調整しているという考え方も出来るなと。
声だけに集中して聴いていると、嘘というか「心とちぐはぐなことを言っているな」というのはわかります。
文章と同じく、人の声には心にないことを言うとそこに違和感が生じます。
音声配信やclubhouseなどをしていく中で私はそれに気づきました。声からはその人の知性などもとてもわかりやすいです。
なので普通に話している人でも「この人は、なんか嫌だな」と感じることが時々ありました。そして案の定、合わない人だったということも多かったです。
これは対面より声だけの方がわかりやすく感じました。
最後に印象的だった質問がこちらです。
感情が乱れないようにするために、私はあまり感動をしないようにしています。なので映画なども、同じものを何回も見るようにし新しいものを取り入れすぎないようにしていました。
そこで、
共感覚の方に感情の乱れがでないようにするために、どういうことが一番必要だと思いますか?
との問いかけをいただきました。
これは私の考えとしては、「感情の乱れを起こさない、必要以上に感動しすぎないような一定の場所や人などの安全基地を持つこと」だと思っています。
自分の部屋や落ち着くカフェなど、自分の慣れた居場所をひとつ必ず持つこと。安心できる人がいること。
これらは私の共感覚の振れ幅が振り切り過ぎないようにとても大切なことと思います。どちらかひとつだけ、欲を言えば両方あれば最適かなと思いました。
感覚をリセット、真っ白に出来る「居場所」をもつこと!
質問はざっくりこんな感じです。他は記憶の仕方など、映像記憶についてのお話もしました。
私自身が映像記憶をするため、色々な場面で余計なことを記憶してしまう、ということでこれもまた脳みそを必要以上に使っているという自覚があります。
この辺りもう少し深く掘り下げたかったのですが、話していると朝までかかりそうだったので控えめにしました。
ざっくりですが、議事録としてはこんな感じです。
今回はスピーカーとしてあがっていただいた方は少なかったのですが次回はもっとあがっていただきたいなと思います。
ぜひまたやりましょう!
🔻前回議事録はこちら🔻
こちらでも質問は用意する予定ではおりますが、次回に取り扱ってほしい共感覚やディスレクシアに関する疑問がありましたら、どんな簡単な疑問でもいいので、TwitterのDMからお気軽に送ってくださいね。
🔻山口葵Twitter🔻
質問は共有しますが川﨑先生あてのものは以下からお願い致します。
🔻川崎先生Twitter🔻
また、スペース開く際は事前に告知いたしますね。昨日来ていただいた方、聞いてくださり本当にありがとうございました!
それでは。
山口葵
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