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18.カレーと子どもの成長と音楽と。日常にアーユルヴェーダを取り入れる日々。

2024年4月某休日の思い出。
この日のメインイベントは我が息子と娘のピアノ発表会でした。


5時半過ぎ起床。排泄後、寝室の窓を開け空気の入れ替えをし、太陽の光で目を眩ませる。舌苔落とし、歯磨き、顔と目を洗う。塩水を作って鼻うがい。カパラバディ呼吸法を行い、30分程ストレッチとヨガ、ナディショーダナ。白湯補給。キュアリングした温かい太白ごま油を鼻、耳に垂らし、オイルで口腔内を浸す。オイルケア中はオームマントラをBGMにする。

改めて活字にすると、「私、めっちゃアーユルヴェーダライフしてるやんっ」と一人で驚く。でも、これ、休日の稀なディナチャリアですよ。平日はこれの1/3程度しかやっていない。寝坊もしますから。苦。

その後、朝ごはん。野菜味噌汁と白米、焼きさつまいものヴァータ向け菜食。家族はスクランブルエッグを追加。


食器片付け後、昼ご飯のカレーづくり開始。
今日のカレーは、枝豆と豚肉のスパイスカレー。豆だけのカレーは娘が嫌がる為、肉も少量プラス。スパイス配合、工程は本を参考に見様見真似。フライパン上の玉ねぎの色合いを見ながら、洗濯物を干したり、畳んだり。学校から届いた書類を記入。思考も行動もマルチタスク。
あ。ヒーング入れ忘れ、失態。ま、しょうがない。(雑)

12時前、完成。カレーとおかずを皿に盛り付ける。最近、私が作るカレーにも少し慣れてきたのか、家族は黙々食べる。スパイスを補給し、元気をチャージ。

本日の枝豆と豚肉カレー。
カレーの水分が飛び、サフジのよう…(..)
にんじんにレモンとクミンで酸味を。
ほうれん草は、ごま油、すりごまと塩と少しだけにんにくを加えてシンプルに。
昨日焼いたさつまいも付け合わせる。
美味しかったー!!(*‘ω‘ *)自画自賛。

さぁ、本日のメインイベント。ピアノ発表会のはじまり、はじまり〜♪

しかし、しかーし。
娘の演奏は落ち着いて聞くことができなかった。娘は楽譜どおりの正解を弾こうとするため、音を間違う都度1小節程戻って弾く。そのため、音が3回止まってしまった。練習不足が否めない。ミスしても知らぬ顔で何かしらの音を弾き、最悪、ごまかしてでも音の流れを止めないのが演奏者のスキルである。

娘の気持ちはよく分かる。自分にたくさんの視線が向けられる静かな空間は緊張する。娘は去年まで完璧に弾いていたが、今回のようなミスは初めてだった。一方、息子は小さなミスをしたが、自分のステージという意識を持って挑んでいた為、堂々とした演奏であった。発表会が終わった後、娘は「才能ないから。楽譜読むの遅いし。中学校行ったら辞めるから」と下を向く。練習プロセスを褒め、ステージに上がるだけでもすごいことだ、と夫も褒める。

私は子どもに音楽のプロになってほしいわけではない。音楽を楽しみ、ピアノの美しさを体験させたい。また、心が苦しい時、音楽に助けてもらう機会を与えたい理由でピアノという習い事を選択している。

話は変わるが、アーユルヴェーダは感覚器官と知性の正しい使い方、美しいものと接触することについて触れている。

ピアノを奏でるステージやコンサートは、演奏者と聴衆の集中した静寂空間を共有し、演奏合間の無音や単音一つの小さく響かせている音も美しく聞き惚れる。美しい音色を奏でるステージは、平和的で心が満たされる。アーユルヴェーダを知らない時から自分もピアノを習い、自分の子にもピアノを習わせたことは、「それは正しい教育」とアーユルヴェーダから言われた気がしている。私は”満たされるもの”と”美しいもの”を理解できる知性を子どもに伝えるべくピアノを習わせている、と確信している。

私の感覚的な思いだが、無意識に音に悩まされる人は多い。家ではTV音、家電音、ゲーム音などが混ざり、聴覚は忙しい。一人、家で過ごしても冷蔵庫の音、換気扇の音など、人工的な音は耳に残る。近隣騒音トラブル等、音に関するトラブルで警察が関与するような事件に発展ケースを耳にすると心痛む。街に出ると音は四方八方から流れ、音量も過剰に大きい場面が多く、常に興奮させられる。現代人は耳が癒やされる場所が少ないな、とアーユルヴェーダを学習していると感じるこの頃である。


18時。発表会終わり帰宅。会場の端で演奏を聴いていた義弟家族も自宅で合流。子どもたちが大好きなお寿司をデリバリーし、一緒に夕食。私はリクエストの野菜スープを準備する。

アーユルヴェーダから寿司を視ると、質はタマスでナンセンスだろうなと思う。しかも熱いスープに生食材で冷たい寿司はヴィルッダ・アハーラで悪い食べ合わせが悪いであろう。私は一人ひっそり生姜に岩塩、クミン、レモンをかけた消化剤を口にした。

アーユルヴェーダは、消化を高めるためのガイドラインの一つに、"楽しい雰囲気で食事をする"とある。みんなで「いい演奏だった」「頑張った」「かっこよかったよ」と義弟夫婦も子どもを労い、パーティーのような雰囲気であった。また、「月光第3楽章の弾いた人、あれはすごかった」「高校生の〇〇さん部活もやってピアノも続けてるんだって」等々他の演奏者の事でも盛り上がる。音楽は人を笑顔にさせてくれます。子どもの努力と音楽でつなげた人の輪に感動です。うちの子どもたち、とても努力家で素晴らしいですよ。(親ばか…)

もし近い将来、子どもがピアノを辞めたいと言ったら、それはその子の選択。音楽という知性をプレゼントした、と思うことにします。寂しいですが…(;_;)

その日の就寝はピッタ時間の23時過ぎ。若干興奮気味だった。


長いお話に付き合いくださりありがとうございました。(^^)

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