ままならないから、忘れてしまうから

ままならないから、忘れてしまうから

最近の記事

ほん(じゅういちがつまで)

もう気がつけば、11月が終わる。師が走るくらい忙しいと聞く、12月がもう目の前だ。 密かに、毎月書くことを目標にしていたのに、あれよあれよと今年も終わってしまう……。 毎年、「何もしてないな」と思っていた気がする。まあ今年だって大したことしてないけど(笑) でも「何かしよう」に意識的だった年ではある。noteがんばろうと思ったり(結果はあんまりだったけど)、資格を取るために学校に通いはじめたり、、 どうせ自分ではない誰かになることなんてできないから、私は私のままで変わっていけ

    • ほん(ごがつ)

      5月に読んだもののエントリーを書いてないな~なんてのんびりしてたら、もう8月になってしまいました(笑)手帳見返しながら、ライブに行ったり、舞台を観に行ってたりしたらしい。もうすっかり過去になっちゃったな~。忘れちゃったことも多そうだけど、感想メモ片手に思い出しながら書くぞ! 「パレス・メイジ」久世番子、白泉社無料だったので読んだシリーズ。普通に面白かった!こんだけふつーに面白くても埋もれてしまうのか、とも…。面白いものは売れるけど、やっぱり面白いだけじゃダメで、アニメ化した

      • ほん(しがつ)

        4月は、慌ただしかった。なんだか疲れた。うちの部署にも新しい人が入ってきて、新しい人はもちろん新たな環境なんだけど、それって受け入れる側もそうなんだなーと実感した。受け入れる側になったこと、あんまなかったんだよ。そういうこともあって、余裕がなかったっぽくて、あんまり小説は読まなかった。でも、DMMのアレでマンガはたくさん買ったので、通勤途中にマンガはめちゃくちゃ読んだ! 「ダルちゃん」はるな檸檬、小学館どうせ買うなら単価がなるべく高いやつ!そんで読みたかったやつ!と思って何

        • ほん(さんがつ に)

          ひらがなってアホっぽいけどまるみがかわいくて好き。 前回(うえのやつ)、とある1冊について書きすぎてしまったので、3月に読んだ残りの本について書いていく。 『モンスターと食卓を 2』椹野道流、角川先月(というか下書きに入れている間に、先々月になってた)1巻を読んだので、続きをば。 この小説、本編にはそんなに興味がないかもしれない(笑)単純にごはんものの話が好きっていうものはあるのだが、この小説に関しては、エピローグが健康的で好きだ。エピローグはわりと本編の内容に関係がな

        ほん(じゅういちがつまで)

          ほん(さんがつ)

          桜が散ってしまった。生まれ育ったところは、3月はまだまだ冬っていう感じだったのでとても不思議だ。東京に来てから、桜が咲くと春って感じがする。今年はなかなか春を感じられなかった気持ちもあるけど。早くお出かけできるといいよね。 『転職の魔王様』額賀澪、PHP研究所 めちゃくちゃ見たことある絵が装画になっていて、新刊コーナーに平積みされていた。しかも特色のピンクを使ってそうな色でめちゃ目立つ。圧が強い。装画はおかざき真理先生だった。「うおー」と思いながら手に取り、本の裏側を見る

          ほん(さんがつ)

          ほん(にがつ)

          2月が終わった。年が明けてからあっという間だった。既にあっという間。1年なんてあっという間。頭で考えていることのアレコレは、頭にそのままになっている。このままではずっと頭にそのままになってしまう。 『完全版 社会人大学人見知り学部卒業見込』若林正恭、角川リビングに寝転がり本棚を眺めた。強い精神を持っている作家さんのエッセイが並んでいて、流されない価値観を持っている主人公の小説が並んで、自分を変えようとする自己啓発本がびっしりと収まっていて、核心に触れさせない防御壁のようにそ

          ほん(にがつ)

          ことし

          年が明けた。明日からは2月。はやい。今年は少しでもやりたいことに挑戦できるだろうか、少しでもありたい私に近づけるだろうか。エネルギーはいるけど、言い訳をしてしまうけど、ちょっとずつ歩み寄っていけたらいいなあ。そう思う。ゆるっと明るいものでいたい。 『死と身体 コミュニケーションの磁場』内田樹、医学書院わかったりわからなかったりがおもしろかった。 ことばはいつも「語りすぎる」か「語り足りない」かどちらかであって、語ったことばが「思い」を過不足なく「表現」するというようなこと

          ことし

          家族と普通と

          「家族」と「普通」という言葉には、どちらも「常識」と似たようなものが含まれていると思う。これはこう、みたいな。当たり前、みたいな。私はこのふたつの言葉が息苦しい。 『家族、捨ててもいいですか? 一緒に生きていく人は自分で決める』(大和書房、小林エリコ)傍から見て、どうみたって不幸な家族だって、徹頭徹尾不幸だったわけじゃないよな、と思った。そこには楽しかったことも嬉しかったこともあって、それでもそれ以上に無理な何かがあって、だからこそ複雑で面倒なんだと。そんなことに気づかされ

          家族と普通と

          私にとっての本屋と誰かにとっての服屋がおなじだという話

          ある本を買う、という目的を待って本屋に行くものの、それ以外の本が並ぶ棚も一応チェックする。「こんな本があるんだー」とか「これはおもしろそう」とか思って、予定にない本までついつい買ってしまう。私にとって本屋は、偶然の出会いがある場所でもある。わくわくする。 後輩に以前、「本屋は疲れる」と言われたことがある。 なんとなく、わかる。いっぱいあって疲れるのだ。情報量が多すぎる。コミックアプリについても同じことが言えて、「何か読みたいけど」って思ったときに、どれがいいのか選べなかっ

          私にとっての本屋と誰かにとっての服屋がおなじだという話

          いいこと以外は言いにくい

          東京に出てきて、以前より映画館に行く機会は増えたものの、それでも年に数えるほど。そんな私がここ数日で3回も映画館に行った。多い。 観たのは、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」、「海辺のエトランゼ」、「窮鼠はチーズの夢を見る」の3本。 ひとり暮らしで友達がいない私は、映画の感想を誰かに聞いてもらう機会がない。だから感想など、誰かに何かを話したいときはSNSで勝手に喋っていることが多い。そのほうが気楽だったりする。 だけど、今回観た映画のうち2本は微妙だった。世の中の人は

          いいこと以外は言いにくい

          6月後半に読んだ本

          7月になった。梅雨が明けない。昔「D.Gray-man」を読んで、アニタさんが師匠は雨が好きだと言っているシーンを読んだとき、雨が好きになれたらいいな、と思った。けど雨の日は、服やカバンが濡れるし、セットした髪もすぐへたってしまう。面倒が多くて、いまだに好きになれないでいる。早く梅雨、明けないかな。 「仮病の見抜きかた」國松淳和、金原出版株式会社どこかで「この本は芥川賞レベルだ!」って言ってて、そんなにすごいのか、とずっと気になっていた🐰 でもよくよく考えたら、芥川賞とっ

          6月後半に読んだ本

          6月上旬に読んだ本

          「タイタン」野崎まど、講談社 装丁とあらすじ、「今日も働く、人類へ」という青色箔押しのキャッチコピーが気に入り購入。お仕事小説になるんだろうな。他のとはだいぶ毛色が違うけど。“仕事”とは何かを考えていく物語。 読んだ後に、他の人がどう思ったのか気になり、出会ったのが上のエントリー。本に関わる仕事をされている方なので、「本を読むこと」と「仕事」について書かれている箇所がある。以下、引用。 これが「仕事そのもの」であっても続かなかったと思うが、逆に「100%趣味」でも15年

          6月上旬に読んだ本

          スキップ・ビート!を読んで考えたこと

          最近「スキップ・ビート!」(白泉社、中村佳樹)を毎日読んでいる。 きっかけは、同じ作者の「東京クレイジーパラダイス」を読んだこと。ちょっと前、白泉社のマンガアプリ「マンガPark」で全巻読むことができた。これがめちゃめちゃおもしろかった。なので、今度は違う作品、「スキップ・ビート!」(以下、スキビ)も読んでみようかな、と思った。 これがまためちゃめちゃにおもしろい。作者の柱コメントから察するに、恐らく20巻ぐらいまで読んだと思われる。(巻数で区切られていないため、正確には

          スキップ・ビート!を読んで考えたこと