田澤文庫

コラム、リアリティ、フィクション小説、私が日々感じる事や妄想、などなど書いていこうと思…

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コラム、リアリティ、フィクション小説、私が日々感じる事や妄想、などなど書いていこうと思います💭

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最近の記事

イタリアンホラーストーリー

皆様に先にお伝えしておくがこれはノンフィクションであり私が体験した大変おっそろしい物語はである、、、。 家の近所にある行きつけの小さなイタリアンに行った時にいたリズムとり女の話 とある男と女がお店に入って来た 彼らは30代半ばくらいのカップルらしかった 私と同様18時オープンとともにお店に入った。 彼らはわたしの斜め横に案内され座り コース料理とナパワインのボトルを注文した。 私もコースとグラスの赤ワイン(私もナパ好きなのでナパの赤ワインを注文した) 私とカップルは

    • 欲望の勘違い

      宮沢賢治の「アメニモマケズ」 という詩があるがあれは欲を持たない人間になりたいという願望が描かれている。 小学生の時果てしなく読まされていたのでお陰様で 大人になった今でも一行一句覚えている。 あの時は訳も分からず読んでいたけど、 最近ふとあの詩を思い出す事がある。 最近ふと周りを見ると欲望でいっぱいだった事に気づいた。 それはあまりにも未熟で惨めで愚かなものに見えてきた。 だけどその未熟で愚かなものが人間らしいのではないかと思わなくも無い 欲望を無くしたら感情の

      • 中華飯店の男 (前編)

        さて、皆さまは前にお話した 「事を終えた後のそれ」 という記事は 読んでくださっただろうか。 ↓ https://note.com/annyon11/n/nf90bf21ce9dd 今回はその時に登場した私の友人の話 『華やかな男性事情』 についてニュウエピソードが入ったというので お話したいと思う。 ある晴れた日曜日 いつもの代官山で待ち合わせをして いつものレストランでランチをとった。 私達はこのお店を大変贔屓しており 店員さんもまた私達の事を贔屓してくれる素晴

        • 変態的美術館第八話

          ※前回の続きになっております。   「じゃあ気を付けて帰ってね。おやすみ。」 テオは香織と健一に言って麗華と一緒に タクシーに乗り込み先に走り出した。 香織達の車も後につついて動きだし 「じゃあね〜」と言って手を振る佐々木さんの姿を後にした。 タクシーの車内で携帯を開くとテオから早速メールが入った。 「香織さん、今日はお知り合いになれて嬉しかったです。 美術館で気になってる女性がまさか行きつけのレストランも一緒で勝手に運命感じました。 又すぐ逢いたいな。」 香織

        イタリアンホラーストーリー

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        • 変態的美術鑑賞
          7本
        • わたしの体験
          5本

        記事

          [悲報] 羊が一匹の睡眠魔術が効かないワケ

          私は「羊が一匹」という誘導睡眠が一度も効いた事がない。 元々寝つきはかなり悪い方で 最悪の場合は3時間も眠りに入れない時もある。 そもそもなーんで羊なんだろうと考え出したら より眠れなくなり そのまま朝を迎え目の下に大クマを作って登校した事もあった。 瞑想したりアロマを焚いたり本を読んだり ヨガをしたり指圧マッサージをしたり、、 沢山睡眠に入りやすくなる方法がある中で 最も有名なのが「羊数え」ではないだろうか。 私は幾度となく羊を数えてきた。 眠れない時は150程の羊

          [悲報] 羊が一匹の睡眠魔術が効かないワケ

          変態的美術館 第七話

          前回の続きになっております。 四人で話している間テオは ずっと香織の方を見た。 それに気付いてるのは麗華と健一だけだった。 香織はお酒が入っている事もあり目線に気付かず 無邪気にギャラリーに来る風変わりな常連の話などをした。 そしてテオの熱い眼差しにも気づかない香織の無邪気さも麗華は気にいらなかった。 そうして互いの仕事の事情などを話している間にワインは空き、 カウンターから 「どうする?もう一本持ってこようか?」 と佐々木さんが提案してくれたが、 麗華が 「

          変態的美術館 第七話

          その華奢な体で

          「君は何てったってそんなに大きい物を抱えてるんだ」 彼は私に呆れながらも心配している様な優しいトーンで言った 「私にしか抱えれないの」 私は苦し紛れに言った。 頑なにこれを自分でしか抱えられない。 この問題は他人にとてもじゃないけど抱える事はできないのだと思っている。 「君ってひとは頑固だな」 「ええ」 「僕にもその重荷半分持たせてくれないか。 心配なんだ そんな華奢な身体の君が今にも潰れそうで」 彼の言葉に泣きだしたくなった。 いっそ託しちゃえばいいのに 彼な

          その華奢な体で

          変態的美術館 第六話

          皆がワインを一口飲みグラスを置いた タイミングで私は 「次は私の番ね」 と言って自己紹介を始めた。 「吉田香織です。30歳です。 仕事はアートギャラリーに勤めてます。 趣味は読書と美術館巡りです。よろしく」 と簡単に自分という人間を紹介した。 健一はそんな事知っていると言わんばかりの 我が物顔でワインを飲みながら私の自己紹介を聞いていた。 テオは両肘をテーブルに付け前のめり風な姿勢でいた。 麗華はどうでもいいという様な態度だった。 「仕事もそっち系なんだ。香織さ

          変態的美術館 第六話

          サウナ寿司詰め大会

          この間銭湯に行った。 今回は都内でも有名で男女問わず若者に 人気の銭湯に行った。 平日の夜20時頃に、いつも銭湯に一緒行く友人と2人で行った。 まずはシャワーで頭と身体を洗い流し清め 中央にある湯に身を沈めた。 そうして充分に身体が温まった所で湯を出て 身体を拭いてからサウナにgo するのが私の いつもの銭湯ルーティーン。 さて、いざサウナの中に入ろうと思い入り口を開けた瞬間私はびっくり仰天して一旦扉を閉めてしまった。 もう一度開けてやはりその光景は普通ではなかっ

          サウナ寿司詰め大会

          変態的美術館 第五話

          そうして私達四人はお洒落にライトアップされた テラスに近い窓際のテーブルに座った。 (、、、、、、、、) 四人の中に少し居心地の悪い沈黙が数秒流れたが、 佐々木さんが来た時は誰もがホッとした。 「なーんだ!香織ちゃんが言っていたオペラグラスの彼って、テオ君の事だったのか〜 いや、それにしても世間は狭いねえ、だって二人 僕の店の常連さんなんだもん」 と笑いながら言った。 彼も佐々木さんに向かって、 「ほんと凄い偶然、僕も今日の出来事ここに来たら佐々木に話そうと思ってた

          変態的美術館 第五話

          左近先生

          昨夜、夢の中で 左近先生が出てきました 左近先生は私が八年間茶道やっていた時の 先生でした 私が小学校低学年の頃既に70歳くらいだった 茶道以外にも戦争の話や人生のはなしを 沢山してくれました だけどそんな思入れ深い先生ではありませんでした そんな左近先生がそのままそっくり 夢の中へやってきました 私が「左近先生私の事覚えていますか」 というと笑顔で 「ええしっかり覚えていますよ、 大きくなったね」 と言ってぎゅうっと手を握りしめてくれました 私と同じ年くらいの生

          左近先生

          悲観的は現実主義?

          楽観的と悲観的 私は比較的楽観的な方だ。 「なんとかなる」とか「そうなったらそうなった時だ」 といった感じで 悪くなった場合を考えてない。 私の友人でいつも悲観的な人がいる。 なんでいつもそう悲観的なのかと尋ねると 「悲観的とかじゃなくて現実主義なだけ。」 と言う。 じゃあ私みたいな楽観的な者は 夢見がちなパッパラパーとでもいうのだろうか。 いや、私だってちゃんと現実を見て生きている。 #はず 皆人生の波はあるから いつだってポジティブになんていかないかもしれ

          悲観的は現実主義?

          事を終えた後のそれ

          大人の女性というものは 自由で魅力的だが、 自由な分、責任感も強い。 何をしようが自由だけど後片付けが出来なければ ただの迷惑者。 人それぞれだと思うがその自由が 上手く使いこなせるのは "女の子"では無く”女性"だと思う。 「女の子」には到底女性と同じ事をやっても 及ばない事もある。 それは経験値が違うから。 大人ぶってやってみても 失敗するし、周りに迷惑をかけるケースが多い。 (その失敗を経て女性になるものだと思う) 誰にも迷惑をかけず 「後かたずけ」

          事を終えた後のそれ

          変態的美術館 第四話

          ※前回の続きになっております。 私は健一にもたれながら歩き お店を出ようとしたその時 『いらっしゃーい』 という声とともに ドアが開いた。 そこにいたのは日中美術館で会った 彼が居た。 『あっ!』 お互いびっくりした顔で見合わせた。 そして無意識に私は健一から離れた。 『ほんと僕達、偶然が凄いですね。笑』 あたしもこんな事あるのかという思いで その言葉に何度もうなずいた。 美術館の彼は女性を連れいて (なんだ、彼女いるんだ、、) 私はとてもショック

          変態的美術館 第四話

          某CMで「そこに愛はあるんか」という決め台詞をよく耳にする。 .... そこに愛は無いねん。 うん、ないやん! これに気付けた時は心も軽やかで 『ほな、私は一足お先に次に行かせてもらいますわ!』 という軽い足取りで次の愛を見つけに行く。

          某CMで「そこに愛はあるんか」という決め台詞をよく耳にする。 .... そこに愛は無いねん。 うん、ないやん! これに気付けた時は心も軽やかで 『ほな、私は一足お先に次に行かせてもらいますわ!』 という軽い足取りで次の愛を見つけに行く。

          なぜそんなにも一緒に居たかったんだろうね。

          私達はずっと一緒だった。 朝も夜もずーっと。 今じゃ考えられないね。 何が私達をそうさせたんだろうかね。 家も隣だったし 学校も同じだったのにね。 これまた小学六年生の話 幼なじみのルミとは まるで『ちびまる子ちゃん』の まる子とたまちゃんみたいな仲だった。 私とルミは家が隣同士だった。 夜な夜な屋根をつたい 互いの部屋を行き来した。 夜中1時ごろ お互いの親が寝静まってから 私達のミッションは始まった。 決めてた時間にお互いの部屋の窓を開けて、 『行

          なぜそんなにも一緒に居たかったんだろうね。