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事を終えた後のそれ

大人の女性というものは
自由で魅力的だが、

自由な分、責任感も強い。



何をしようが自由だけど後片付けが出来なければ

ただの迷惑者。


人それぞれだと思うがその自由が
上手く使いこなせるのは

"女の子"では無く”女性"だと思う。


「女の子」には到底女性と同じ事をやっても
及ばない事もある。

それは経験値が違うから。


大人ぶってやってみても
失敗するし、周りに迷惑をかけるケースが多い。

(その失敗を経て女性になるものだと思う)

誰にも迷惑をかけず
「後かたずけ」が
出来る様になるのも。

私は自分でかたずけられるなら
何をしてもいいと思う。

(法に触れなければ)

私の友人で
「特定の彼氏は作らない」
という女性がいる。

彼女の華やかな
男性事情は
聞いてていつも飽きない。

「わお、」と驚く様な出来事だったり

「それ分かるわ~」
と共感できる様なエピソーや

いつも週末に会えば
豊富なエピソードを話しくれる。

彼女の男事情を聞くのも

会う時の楽しみの一つだ。

日曜日、
いつもの様に代官山に集合して
ランチを取った。

「先週はどう過ごしてた?」

とお互いの近況報告をし合った。

まず私の方から話す事になったので、

仕事が始まった話や

読んだ本の感想などを話した。

私が一通り話終えると


彼女はいきなり


「ねえ、こんな事ない?」

と話し始めた。

彼女の話はこうだ。

いつも彼女は男性との営みの時
アクセサリーを外さない。

面倒だし、大体酔っ払っているから

そこまで手が回らないと言う。

そして何もつけないよりは
綺麗に魅せてくれるはずだと。

事を終えて
他愛もないピロートークをして
少し眠った後

シャワーを浴びるらしいが

そこでやっとピアスを外そうとした時、

「あれ、キャッチが無い」

という現象になるのだという。

ピアスは付いてるけど
キャッチだけ無くなると言う。

これは何度もあった事だけど
先週の出来事で

彼女は確信したらしい。

「私の中で唯一後かたずけが
できない七不思議の一つだわ」

と彼女は言った。

確かに彼女は
自立した立派な女で
何にでも責任感があるし

恋愛においても、
一人に特定はしていないものの

不倫や浮気などと言う
面倒くさい関係は
一切のお断りをしている。

そんな彼女の唯一の
できない‘’後かたずけ‘’が

「事の終わりのピアスのキャッチ」

だと。

私はそんな彼女を可愛らしく思い、


私は彼女に

「よくある事だよ」


笑って答えた。

そんな彼女の
ピアスのキャッチは

約30種類あるピアスの中で


今の残りのキャッチは
2つしか無いらしい。。

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