サウナ寿司詰め大会
この間銭湯に行った。
今回は都内でも有名で男女問わず若者に
人気の銭湯に行った。
平日の夜20時頃に、いつも銭湯に一緒行く友人と2人で行った。
まずはシャワーで頭と身体を洗い流し清め
中央にある湯に身を沈めた。
そうして充分に身体が温まった所で湯を出て
身体を拭いてからサウナにgo するのが私の
いつもの銭湯ルーティーン。
さて、いざサウナの中に入ろうと思い入り口を開けた瞬間私はびっくり仰天して一旦扉を閉めてしまった。
もう一度開けてやはりその光景は普通ではなかった。
なんと狭いサウナに
ぎっしりと女達が皆三角座りをして寿司詰め状態になっていた。
平日の夜は何処でも混んでいるけどここの銭湯の混み具合は異常だった。
そして皆同じ方向を見ているのだ。
この異様な光景に友人と目を合わせて思わず笑いそうになったが、グッと堪えて私達も寿司詰め大会に参加した。
本当にギュウギュウ詰めで私達も同じ様に三角座りになった。
私のサウナルーティーンは冬は6ー7分サウナ、15秒水風呂、5ー7分外気浴を3セット。
水風呂は短いと言われるが私はこの時間配分が
ベストに整う。
10回程試した結果がこれだった。
1分水風呂もやってみたが足の指が紫色になり
サウナに入ってもずっと紫色だったのでやめた。何しろ冬は外気浴が寒いから丁度いい。
さて、私達も寿司詰め大会に参加したのはいいが
だめだ、笑いがマグマの様に沸き上がってきて
肩がブルブル震えてるのが分かる。
友人も最初はこちらをみてはニヤッとしていたのに1分もすればその表情はスンっとしており、皆と同じ方向を見ている。
私はもうここには仲間居ないと思ったら目黒区では無い何処か他の世界に迷い込んだ不思議な気分になった。
私は6分耐えたがその間にも入って来る人は扉を開けては目を丸くして閉めていった。
ですよね、と思いつつサウナを出て外気浴で友人を待った。
友人が出てきて私は嬉しそうに近寄り、
「ちょっとちょっと!あたしゃこんな光景初めてだよ。皆んなあんなギュウギュウでも入りたいんだね!」と言うと
「ね、珍しいよね」
と冷静に言った。
彼女はいつも私が大興奮になりテンパると
冷静に対処してくれる。
私はもう一度あの中にはいろうは思えず
1セットで終わる事にした。
シャワーを浴びて戻った脱衣所からは風呂上がりの身体にココナッツオイルを塗りたくっている女性がいた。
私はサウナで見た沢山の女体とキツすぎるココナッツの匂いで気分が悪くなり友人を待たずして素早く銭湯を後にした。