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短歌

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#秋

短歌:秋の香

短歌:秋の香

夕闇に自転車で抜ける秋の香
金木犀やコーンスープや

保育園のお迎えのために、
夕方に自転車を走らせていました。

すると、金木犀や
美味しそうなコーンスープの香りが
次々と漂ってきました。

夕方で暗くなっているので、
どこに金木犀の木があるのか、
どこでコーンスープを作っているのか
よく見えませんでしたが、

秋の訪れを感じることができました。

短歌:とんぼと自転車

短歌:とんぼと自転車

あきあかね自転車とならび飛んだのち
離れていった右旋回で

自転車を走らせていたら、
あきあかね(赤とんぼ)が近づいてきました。

あきあかねは自転車と並んで、
しばらく飛んでいました。

「しばらく」といっても実質的には
おそらく2秒くらい。
でも、とても長く感じられました。

その後、あきあかねは
右旋回して離れていきました。

あきあかねには何の意図もなかったのでしょうが、
何だか気持ちが通

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短歌:公園の秋

短歌:公園の秋

公園のフウの葉はまだ濃いけれど
その実わずかに秋を纏って

公園でフウの木を見つけました。

私の地域では毎日暑く、紅葉とは程遠い生活です。
葉もまだ濃い緑のまま。

ところが、フウの実は、ほぼどれも茶色く色づき始めていました。

こんなに暑くても、秋の準備を始めていること、
そして葉と実の色付きのタイミングがこんなに違うことに
驚きました。

フウの木についてはこちらが面白かったです。

短歌:秋の風

短歌:秋の風

夕闇に洗濯物をとり込めば
足のあいまに秋風ぞ吹く

しょうもない短歌を作ってしまいました。
(普段はしょうもあるのかというツッコミはナシで…)

元ネタは、百人一首のこちらの歌。

夕方 暗くなって洗濯物をとり込んでいたら、
涼しい風が吹いてきました。

足に当たって気持ちいいな〜
これって、
「芦(足)のまろやに秋風ぞ吹く」だな!

と思い立ち、短歌を作ってみました😅