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癇癪対応4 子供のアンガーマネジメント〜子供の心の成長を助ける

うちの4歳娘の困り感、癇癪について、
対応やどう関わってきたかをしたためるシリーズです。


前回から、
子どもの側からのアプローチとして、

子どもがアンガーマネジメントできるように、

自分で自分を落ち着かせたり、

怒りや不安をメタ認知できるように

手伝う種まきをお伝えしています。

前回
癇癪の予防として1〜3を書いたので
今日は続きで4からです!
全てメタ認知、
自分で自分の状態を客観的にみること、
そこからどうしていくか?未来思考につなげる練習
です。



4、(子どもが)自分ができること確認


なんでもない時、ゆっくり話ができる時にしておきます。

絵カードを見ながら、癇癪になったらどうする?
と話し合っておくこと
です。


⭐️絵カード用意


最初は発達支援のウェブサイトから
プリントして使っていましたが、

娘自身が
「これはできる」「これはできない/やりたくない」というのがハッキリしてきたので、
この度私が手描きで作ってラミネートしました。

⭐️①

状態がいい仲良しの時に、
絵カードを見せて説明します

「ここに描いてあるのはね、
娘ちゃんがわー!!ってパニックになって泣いた時に、
どうすれば落ち着けるかなぁ?っていうアイディアだよ。」
と1つ1つ見ていきます。

「深呼吸…いいねぇ!これママはすごい効果あるんだ。イライラした時にやるとイライラがとんでくかんじ。
娘ちゃんはどう?」
「娘ちゃんこれきらーーーーい別にー」

「そっかw
じゃあ次は……鏡をみる!
これはどう?」
「絶対やだ!」

「やなのね😂」

なんて会話していると、
頭のいい子なので自分で新しいアイディアを思いついて提案してくれたりもします

あーだこーだ話し合って、まずは素敵な時間にする😊

⭐️②

癇癪の最中は…


ピークをすぎたな?と思う頃に
絵カードを持ち出して、

「これやってみる?」

と聞く機会を何度か持ってみます

あまり効果がない時の方が多いし、
火に油を注ぐ結果になることもあるから
毎回はやらないけど、
それでも少しずつやってみると
これも数ヶ月もすると本人が意識するようになりました。

🌞今は…

たまにですが、
癇癪中に
「ママ!落ち着きたいよ!どうすればいいの!
(泣絶叫)」

「ママ!あの紙どこ!」
(泣き絶叫)

と言いながら対処法を自分で模索しようとしています。
自分で自分を助けようとする姿勢が育っているのを感じます。

ただひたすら抱っこしてヨシヨシして落ち着けていた時期に比べるとすごい成長です。


5、怒りや不安はどんな感じ?ノートをつける


怒りのノート
を作りました。
ノートを一緒に作っておいて、
癇癪が終わって、落ち着いた後に
最初は完全にママ主導で書いていきます。

以下、うちの場合ですが

⭐️①基本情報

・日付
・どこで
・怒りの温度

(前回記事参照)

・どうして泣いたんだっけ?
(「秘密」や「わからない」という答えのことが多い。
それはそれでOK)

最初は完全ママ主導
「5度でした」
だんだん参加してくれます
「何で泣いたんだろうそれは秘密だよ
じゃあ何でかな?秘密だよ」


⭐️②感情を絵におこす


「それでどんな気持ちだった?
絵に描くとどんな感じ?」

気持ちを絵で表現→可視化させます。


すっ…と描き始めるときもあるし

なかなか描かない時は、
色ペンを広げて
「どんな色だったかな?
みどり……? それとも…茶色かな?」

と聞いて
誘導していくと
少しずつ描いてくれます。


⭐️③対策「どうしたらよかったかな?」


絵が終わったら
「こんな気持ちだったんだね。
嫌だったんだね。
じゃあさ、次からどうしたら良かったかな?

と語りかけ、

パニックや癇癪で解消する以外の
建設的で健康な方法
を話し合います。

最初は
「どうしたら泣くのが落ち着けるか」
「ママとギュッギュするべき」
とだけ書いていましたが、

「早く落ち着くためにママとぎゅっぎゅする」


半年くらい経った今はまた少し変わってきています。(後述)



⭐️無理はさせない、しない


本人が描きたくないと、描かないことを選んだ場合はそこで終了


怒りのノートの欠点

ただこの対話と向き合いも、
かなり気力・労力がいります。

1、
例えば30分ギャン泣きして
30分かけて落ち着いて
30分かけてこのノートで反省してたら、
すでに1時間半も経ってる…
「何か…1日何してんの?」って感覚になってきます💧💧💧

2、
ノートをかいてる最中に、
「書くこと」による完璧主義発動で
「違うこうじゃない!」
(字がこうあるべきじゃない、とか
言葉のニュアンスが違う!とか)
とまた別の癇癪を呼んでしまう💧💧💧

2は、完全に落ち着いた後、もうワンクールくらい時間がたってからやる
という対策ができますが、
親子共に
課題に真剣にとりくむ必要性を
比較的感じにくくなった 後 に
なってしまう
という…


やはり「子どもをよく観察」して
「今できそうな状態か?」を見極める
のも大事。

毎回毎回こんな対話していたら
子どもも大人も疲れちゃうし
必死になって義務を課すものではないかなと。


ここまでで見えてきた変化


🌞自分で気持ちの絵をかく

癇癪が少し下降ぎみになってきたときに、
一人で文房具エリアに向かい
一心不乱に
「今の気持ちの絵」を描いたりしてます。

「ママ何で◯◯の番がこないの」
怒ってるねぇ
めっちゃ怖いw


自分を見つめられる1つの方法を会得してくれたのかな、
と思います。


🌞自分で対処法をかく

こちらも下降してきた時や
落ち着いた後に
「泣いたらどうすればいいか」かいてくれたり
しています。

今ちょうど、長い文章を書くことに興味がとてもある時期で(ある意味敏感期)
うまくマッチングした感じがあります。

「何にもしない😭😊何か見る
お花見るお外に行ってお花を見る
クッションにつかまる!」
「写真を見る」
「何か書くお水をのむ本をよむ
ドアを壊す感じにする」


まとめ

前回から1〜5まで、
我が家の取り組みを書きました。

全てがいつもいつも上手くいくわけではなく
感情の波にのまれて
母子ともどもボロボロになったり…
「こんなの全部何の意味もないじゃん!
(心のちゃぶ台がしゃーーーん!!!)」と
鬱っぽくなりながらも、
なんとか試行錯誤してきた道です。

すぐにどうこうならなくても、
自律できるようにと少しでもヒントや種をまいている感じ。
できることを努力しないで
親子関係を放棄したくないんです。

我が家の癇癪悩みはこれからも続くでしょうが、
これも私の歩む道、彼女の歩む道、
またできる限りできる範囲で進んでいきます😀

問題行動〜困り感、癇癪対応シリーズ
お読みいただきありがとうございました🙇‍♀️❤️


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