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癇癪対応3 子供の心の成長を助ける

癇癪対応についてシリーズ📖✍️


前回は
大人側がどう対応するか、
大人のマインドセット
について書いたのですが


今回からは全て

子どもの内面に働きかけるような

子どもが成長していく手助けをする関わり

です。

即効性はなく
ゆっくりと心を育てていくような方法なので
道のりが長くつらい…

それでも毎日絶叫を聞く中でやっていくしかない…とできる範囲で頑張っている状況です。


🔵癇癪の最中の対応

癇癪が怒っている最中に、
以下のようなことを促してみることがあります。

1、絵を描く

クレヨンと紙を渡して、
今の気持ちをなんでも好きにかいてみて!と言う

ぐるぐる、とか
荒く突き刺した点々とか

だいたいやらない(パニクってるから)。
最初はママがやってみる。
食いついたらラッキー、食いつかないならそれは子どもの選択でそれもOK

基本全部コレ。

子どもはちゃんと見てるから、
こういう選択肢もある、って
ちゃんとママを見て学んでる。

突き刺した鉛筆が
紙を貫通してフロアクッションに穴があいた経験から
「穴あけ」だけをやったことも。
それも大事なアンガーマネジメント



2、ピアノをひく

1と同じ。
自分の今の気持ちを楽器で表したらどんな感じ?
と。
鈴やカスタネットなど安価な楽器でもOK


3、深呼吸

これはパニックの最中だと嫌がってなかなか応じてくれないので、
なんでもない時に深呼吸を一緒に練習したり
深呼吸がいいと刷り込んでおく必要があります。

親がイライラしてる時に大きくやってみせて
(大人にも効果絶大!)
ロールモデルになるといい

そうするとたまーーーに気持ちが荒ぶる前に1人でやっています。
4歳の子が!


4、静かなところで1人になる

アメリカの昔からある育児法の「タイムアウト」を参考に。
(タイムアウトの方法はググってね。
あちらは少し「罰」的な要素が強いので、あくまで参考です)

落ち着くまで、
「自分が心地いい」場所で
「一人で落ち着くために」
移動する。


うちは本人が選んだ姫のかわいいポップアップテントを寝室に置いてあり
すぐに自分で行けるような環境にしています。


最初は、
一人で行かせるとただ追いやってるだけなので
一緒に行ってただそばにいたりします。

「ママがいないとダメなの、
ママと一緒じゃないと落ち着けない!」
となりますが、

続けているうちに いつの間にか
「ママ、今泣きそうだからちょっとどこどこ行ってくるね」

テントじゃない場所でも言えるようになりました。

もちろん百発百中、ずっとそれが続くわけじゃないけど、
1つの方法を渡せたかと思います。

⬇️
失敗例⬇️
うちは癇癪というよりメルトダウンなので
(参考記事:リンク先英語)
こういうごまかし系は意味なかった…


4、おどける、冗談、くすぐるなど
他に目を向けさせる

「お!?泣き止んだ!?」と一瞬なったのは、
クラッカー🎉
100均で4〜6個入ってるので買っておいて…
要は大きな音で我に返らせようと思ったんだけど、
その時だけ驚きで泣き止んで
すぐにまた泣きました💧

普通の癇癪だったら効く可能性はありますが、メルトダウンは無理ですね…



🔵癇癪の予防法
子どものアンガーマネジメント


それから3歳〜4歳なりらて、くらいから
じっくりゆっくり取り組んできたのが、
子どものアンガーマネジメント

癇癪になる前に、またはなった後でも、
自分で自分を落ち着かせられるように…
認知行動療法、大人のアンガーマネジメントなどを参考に
色んな取り組みをしています。



具体的には…👇👇👇

🔵参考文献ととりくみ

まずは取り組みにあたって参考にしたり活用している絵本や本をご紹介。

1、子どもに「感情」「気持ち」を教える

気持ちっていうのは色んなものがある
どんな気持ちを持ってもそれは自由でありあなただけの大切なもの

というのが伝わるといいなと。

おうち英語で英語で読み聞かせ
日本語版もあります
小学生向けですが
感情の擬人化なので小さい子にもとっつきやすい


3〜5歳向け
文章は少なくないけど易しい英語で理解しやすいです
だれでもネガティブになるんだよ、と


感情カードは
眺めながら話し合うだけでも。
親子の対話のきっかけに。
これは大人にも使える!
色んな表現(語彙)がありますね


後は2(次項)で紹介する本から、
こんなアクティビティ(?ワークシート?)なんかもしました。

「ママ、今こーーーんな気持ち!
何故ならこうだから!」
と言って楽しくお絵描きすると、
「私もー!」とのってきてくれるのが子ども😊

緑のがママ
ピンクのが妖精

素晴らしいことに、
この紙を食卓においていつでも見れるような状態にしておいたら
ある日
前はこんな気持ちだったけど
今はこれとは違う…

と気づいた!
そうだよ!
気持ちって、気分って、いつも変わるの!
変わっていんだよ!

と感動して伝えました😊



2、怒り不安の対処法を教える


じゃあ次。
実際問題。実際。パニックになっちゃったら、
どうする?
の本

あまりにも有名ですが。
物語+呼吸法の絵本


こういった呼吸で
瞑想状態や落ち着いた状態にもっていくマインドフルネスは
それだけ(専用)の本もでているけど、

大人もそうだけど子どもにも合う合わないがある。うちは合わなくて以来この本は使っていない


これら⬇️は、だいたい7歳以降向けの子供ワークブックなので、
いくら言語能力が高いとはいえ
長すぎるし、興味をそそりにくい。

現段階で使えそうなところだけコピーして、
様子をみて少しずつ一緒にやっています。
(その様子はまた次回詳しく記事にします)

上の2冊は洋書の翻訳版。
字も多すぎず
子供用ワークもとても簡単なことから始まるのでおすすめ
できるやつだけ
子供のペースで
できることから少しずつ。


3、怒りの温度計

うちで使っているのは
ネットで
「気持ち 温度計」などと検索すると発達支援の絵カードなどを載せているサイトをプリントしたもの。

上の子供ワークブックにも載っているのでコピーしてもいい。

これはまず、
⭐️何でもない時に
怒りの温度計について説明
して、
何回か平常の時は怒りレベル0だ、1だと確認しあいます。

⭐️癇癪が始まりそうな時
「今怒りの温度何度くらい?」
だんだん上がるのを自覚させる

⭐️癇癪が終わった後
「さっき何度だった?」
振り返って自覚させる。


一見なんの効果も意味もないように感じてしまいますが、
いますぐどうこうなるものではないんですが、
自分の気持ちを客観的に見られるようになる練習です。

私は大人なので、
イラッとした時に自分の温度を振り返ると我に返る瞬間があったりします。

こんな感じで、いつかどこかで使えるようになるかもしれない。
今はちょっとした種まき。



4、自分ができること確認

5、怒りや不安はどんな感じ?ノートをつける

4、5に関しては、1番手応えを感じていて
取り組みもたくさんあるので、
次のノートにたくさん書きます❗️


6、腹をすかせない
健康なおやつ探す

最後に。
単純だけど、
ギフテッドは頭回ってて消耗するからとにかくエネルギーチャージ、という意見をみて。

食事が1日3回+おやつ1回だとむし歯リスクが…
今食べたら夕飯残すじゃん……
と心配だったんですが、
こちらの癇癪リスクを下げる方を優先しようと覚悟を決めました。
うちの場合は効果はまだわかりません💧



それでは、次回、④と⑤についてお楽しみに!!

うちの困り感〜癇癪問題については是非こちらを🌟


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