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「流行のテクニックより基本を大事にしろ」なのか?(全文無料)

今日も今日とて柔術は楽しい。


1.そもそも基本とはなんぞや

柔術の基本とは?エビ?下からの腕十字?|柔術哲学(アンディ) (note.com)

この記事で詳しく書いたのですが、ソロムーブや基本の打ち込みが基本というわけでもなく、昔からあるベーシックな技(フックスイープやクロスニーなど)が基本というわけでもなく、その技の根幹となる部分をしっかり理解していること、だと思います。

なので、「昔の技、ベーシックな技=基本」というのは短絡的ではないかと思います。

例えばベリンボロの中にも基本はあります。

2.最先端の技術や流行の中にも基本はある

最先端の技術も結局は基本的な技術の土台があってこそです。

SNSや動画で見るテクニックや流行りとされているテクニックの中にも基本はあるのです。

基本を突き詰めた結果が最先端の技術ということもあります。

3.ではなぜ「基本を大事にしろ」なのか

技術体系には順番があります。技には前段階の崩しや前提条件があり、前段階の技術ができていないとうまくいきません。

その前段階となる地味な攻防を基本と考えると確かに「流行りのテクニックよりも基本を大事にしろ」は納得です。

4.基本を身に付けるには

「考えること」が大事です。もう少し具体的に言うと「動きの意味を考える」「なぜうまくいかないのか考える」「スパーを記憶してうまくいったときとうまくいかなかったときの違いを考える」です。

打ち込みやソロムーブをたくさんやる≠基本が身に付く

思考停止してただ反復練習をしても体力はつくかもしれませんが、「柔術のテクニックの根幹を理解するという基本」は身に付きません。

5.まとめ 大事なことは考えているかどうか

地道な作業をやっている人が基本を大事にしているというイメージを持ちがちです。

①「打ち込みやソロムーブをたくさんやっている人」
②「スパーがメインでSNSの流行りのテクニックもよくやっている」

だと①の人が基本を大事にしていると思われがちです。

でも何も考えずやっていたら①の人は基本が身に付かないし、②の人でもスパーを記憶して「なんでできないのか」を考えてやっていれば基本が身に付きます。

考えてやりましょう!

2024/7/8 アンディ

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