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柔術の基本とは?エビ?下からの腕十字?

こんにちは、アンディです。

柔術をやっている人なら、というかスポーツをやったことがある人なら誰しもが言われたことがあるでしょう「基本をしっかりやれ」と。

では柔術の基本とは何でしょうか?エビや腰切りなどのソロムーブなのか、ベーシックな技である下からの腕十字やクロスニーでしょうか、それとも根本的なフィジカルでしょうか?どれも間違ってはいないと思います。

今回自分なりの「柔術の基本」がまとまったので書いてみました。

柔術全般の基本= 一般的な基本のイメージ

一般的な柔術の基本のイメージと言えばこんな感じではないでしょうか?

基本ができていないとダメ。。。なのか?

自分も基本と言えばこのイメージでした。ただ、よくよく考えると、ベーシックな技ができないと他の技ができない、というようなことはあまりないのではないでしょうか。基本としてこのイメージはあまり適切ではないと思います。

技ごとの基本はある

柔術全般における基本というのはイメージするのは難しいですが、技ごと、ガードごとには基本がある気がします。

例えばクロスニーの基本はこんな感じ。抑えるべきポイント(コンセプト)があります。

相手の上半身をフラットにさせる(両肩か両骨盤をマットにつけさせる)
サイドコントロールの基本とクロスニーの基本は共通点があります。
トップの基本とボトムの基本は別物?

柔術全般の基本とは技ごとの基本の積み重ね

技やガード、ポジションには抑えるべきポイントがあってそれこそが基本だと思います。そのポイントの積み重ねが結果的に柔術全般の基本となる気がします。

一通りの技の大事なポイントを理解していれば「基本ができている」なのだと思います。

基本と応用

「基本ができていないと応用ができない」というのは柔術においても同様だと思います。
例えばクロスニーの基本のひとつは「相手の上体をフラットにすること」です。その基本が分かっていれば、形を変えて別のパスへの変化しても相手をコントロールできます。
フックスイープの基本のひとつは「密着」と「フックした膝が内に入らない」です。この基本が分かっていれば脇差しの形(基本)だけでなく小手にまく形や帯をつかむ形(応用)でもフックスイープができます。

基本とは形だけではなくその動きの意味を理解することだと思います。その動きの意味が分かれば別の形になってもポイントを抑えることができるので技が機能します。

SNSで回ってくる派手なカッコイイ技は、基本ができていないとできません。派手な動きをする意味を理解できなければ自分の中に落とし込んで使うのは難しいでしょう。


基本を身につけるには

自分なりに考えてみました。

クラスに出る

テクニッククラスに出ましょう。手順を覚えるのも大事ですし、先生が何気なく話すディティールに基本が含まれていることが多いです。ボソッと先生が言う言葉が意外と大事だったりします。

教則を買う

youtubeなどの短い動画もいいですが、一つのテクニックを深く広く掘り下げた教則を買うと技やガード全体の理解が深まりますし考え方やコンセプトを理解できると思います。

下の基本 ディフェンス→ガード→アタック

まずは、ディフェンスとエスケープ、ガードを作る、そしてアタックの順です。ガードは足に絡むガードと上半身に絡むガードの2種類はあるといいと思います。

上の基本 ベース→ガード解除(組手)→アタック

とにもかくにもベース。自分がいい姿勢を作るのが大事です。アタックの前にベースと組手をしっかり作りましょう。

考える

これが一番大事な気がします。自分で技を考えて打ち込みしてスパーで試して自分なりにその技を練ると基本ができてくる気がします。

まとめると、柔術の基本とは「これをやっとけば基本はオッケー!」というようなものではなく一つひとつの技や動きの意味を理解する面倒なもの、という感じでしょうか。コツコツとやっていきましょう。

ありがとうございました。

追記.ベリンボロは基本か応用か?

結論から書くとベリンボロは応用だと思います。ベリンボロの基本はあると思うのですが、そもそも、ベリンボロに入るためにはデラヒーバの基本ができていないといけないです。その他のアドバンスなテクニックも同様で、ベーシックな技の基本ができていないとそもそも仕掛けられないと思います。

真ん中の段がベリンボロの基本。

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