あんこマガジン

あんこ好きなあなたに和菓子の魅力をお伝えするあんこマガジンをお届けします。

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  • おりおりめぐり

    四季折々の和菓子や昔ながらの行事を紹介していきます。

  • おはなし茶屋

    ちょっと息抜きになるような、ほっこりした文章を提供するおはなし茶屋 和菓子にまつわるエッセイを毎月お届けします🍡

  • あんこマガジン

  • 本と映画とおもちとあんこ

    和菓子の出てくる物語を紹介します。忙しい毎日に心休まるひとときを。

記事一覧

第13回おりおりめぐり~神無月~

こんにちは。10月、「神無月(かんなづき)」になりましたね。葉色も変化し始め肌寒い日が多くなり体感で季節の変化を多く感じる時期のような気がします。 去年の10月のお…

第12回おりおりめぐり~長月~

こんにちは。暑い夏が過ぎ、日が暮れるのも早くなってきました。おりおりめぐりは先月1ヶ月お休みをいただきましたが、皆さんお盆などゆっくり過ごせましたでしょうか。 気…

第11回おりおりめぐり〜お盆と七夕〜

こんにちは!夏ですね!蝉も鳴き始めました。夏バテになりそうな暑さですが、気をつけましょう…☀️ 突然ですが、最初にわたしの最近のエピソードからお話させてください…

おはなし茶屋 第10話 あんこといちごとまるいのと

いちご大福が好き。 コロンとした可愛らしい見た目。 白い見た目も雪うさぎのようですごく可愛らしいし、個人的に餅が手につかないようにまぶされた粉がキラキラと輝くとこ…

第10回おりおりめぐり〜夏越しの祓〜

あっついですね。夏がやって来ました☀️ ふと思ったのですが、"夏至"という言葉は意味を漢字に完全に表現できていますよね🤔笑 "夏至"="夏が至る"。そんな"一年で最も太陽…

あんこマガジン6月号

こんにちは!全国的に梅雨入りし、ジメジメとした季節です。梅雨や雨はあまり得意ではないものの、この時期の楽しみといったら、そう、あじさい!梅雨の合間の晴れ間を狙っ…

おはなし茶屋 第9話 夏と透明と和菓子と

前話でもおはなしした通り、和菓子には四季がある。それにともなって、和菓子屋の透明なショーケースの中は季節によっていろんな姿を見せてくれる。この季節はちょうど夏の…

第9回おりおりめぐり~5月の行事~

こんにちは!5月も中旬を過ぎました。徐々に気候が暑くなってまいりましたね。今月はタイトルを「5月の行事」というざっくりなものにしてしまいました。というのも、お話し…

あんこマガジン5月号

こんにちは。大好きな柏餅が食べられるこどもの日も終わると、春もひと段落。あっという間に夏の訪れを感じる季節となりました。暦の上では夏。和菓子も一気に夏物へと衣替…

おはなし茶屋 第8話 和菓子の旬

和菓子には旬があると思う。 それはそうだろう、和菓子は四季を、暦を大切にしているのだから。 そうなんだけれどもそうじゃない旬っていうのを感じた話をしてみたい。 …

第8回おりおりめぐり~お花見~

4月20日を過ぎ、二十四節気は「穀雨」となりました。 「穀雨」の由来は「雨降って百穀を潤す」という言葉です。この時期になると、柔らかい雨が降り、田畑を潤します。種ま…

あんこマガジン4月号

こんにちは。すっかり桜が咲いて、あっという間に満開をすぎてしまいました。待っている時間はこんなにも長いのに、咲いてしまうと本当にあっという間です。東北や北海道の…

おはなし茶屋 第7話 よもぎの薫り

ジュ、ジュ…… 軽快に進む横で1テンポ遅くジュ、ジュ…と音を鳴らす。 和菓子屋によるだろうが、私が勤めていたところではまんじゅうに押す焼印は全て手作業だった。ひ…

第7回おりおりめぐり〜牡丹餅〜

こんにちは!二十四節気「春分」がやってきました。春分は昼と夜がほぼ同じ長さになるとされます。前回の投稿で紹介した『日日是好日』の一節がフラグだったかのように、先…

第6回 本と映画とおもちとあんこ「夜明けのすべて」

こんにちは。このコラムを書いていると本当に1ヶ月があっという間です…!前回はまだまだ寒かったのにすっかり春の陽気になりました。卒業式や入学発表などおめでたい話題…

あんこマガジン3月号

こんにちは。今月から、月初めにあんこマガジンをお届けすることにしました。先月のマガジンを見逃してしまった!まとめて読みたい!なんて方におすすめです。今月の和菓子…

第13回おりおりめぐり~神無月~

こんにちは。10月、「神無月(かんなづき)」になりましたね。葉色も変化し始め肌寒い日が多くなり体感で季節の変化を多く感じる時期のような気がします。 去年の10月のおりおりめぐりでは『十三夜(後の月)のお月見』についてお話しました。中秋の名月とされる十五夜とは異なり、日本固有の風習で旧暦の9月13日に行われるものであり、今年は10月8日でした。皆さんは月をご覧になりましたか?🐇 (かく言う私もうっかり忘れており見逃しました…🌕そんなときもありますよね…笑 来月の十日夜(旧暦10

第12回おりおりめぐり~長月~

こんにちは。暑い夏が過ぎ、日が暮れるのも早くなってきました。おりおりめぐりは先月1ヶ月お休みをいただきましたが、皆さんお盆などゆっくり過ごせましたでしょうか。 気づけばおりおりめぐりを書き始めて1年が経ちました。ありがとうございます!^^ 思い返せば、1年前の最初の投稿はお月見でした^^ 今年の中秋の名月(旧暦8月の十五夜)は9月10日でした🌕。当日、わたしが見上げた空は曇っていましたが、雲の流れの合間に大きなお月様を見ることができました。皆さんの地域ではどんなお月様が見ら

第11回おりおりめぐり〜お盆と七夕〜

こんにちは!夏ですね!蝉も鳴き始めました。夏バテになりそうな暑さですが、気をつけましょう…☀️ 突然ですが、最初にわたしの最近のエピソードからお話させてください^^ 7月13日の帰り道、庭先で揚げ物のときに使うバットと網のようなものに火をつけている人を所々で見ました。なんだろう!と思い、調べてみると盆入りの「迎え火」と分かりました。これは、お盆に戻ってくる先祖が迷わないように目印として玄関先で火を焚き、火を外から内に向かって跨ぐという風習だそうです。 (お盆とはてっきり8

おはなし茶屋 第10話 あんこといちごとまるいのと

いちご大福が好き。 コロンとした可愛らしい見た目。 白い見た目も雪うさぎのようですごく可愛らしいし、個人的に餅が手につかないようにまぶされた粉がキラキラと輝くところも好きである。 なんといっても中のあんこと甘酸っぱいいちごの相性がたまらない。自宅で作る時はわざと完熟に近くないいちごを選んでくるくらい。そのくらいあのあんこといちごの相性はたまらない。なんか「あんこ」の3文字も「いちご」の3文字もかわいい。 さて、ここで問題なのがあんこの種類である。自分としてはいちご大福のあ

第10回おりおりめぐり〜夏越しの祓〜

あっついですね。夏がやって来ました☀️ ふと思ったのですが、"夏至"という言葉は意味を漢字に完全に表現できていますよね🤔笑 "夏至"="夏が至る"。そんな"一年で最も太陽が昇ってる時間が長い日"も過ぎて梅雨も各地で開け始め、クーラーなしで過ごすのが辛くなってきました。 クーラーのなかった昔、人々はどのようにして暑さを凌いだのでしょうか。 今回登場する和菓子「水無月(みなづき)」は、涼を感じさせる工夫がされていたとか。 食べ物に暑さを凌ぐ工夫を施す昔の人々の考え方にとても趣を

あんこマガジン6月号

こんにちは!全国的に梅雨入りし、ジメジメとした季節です。梅雨や雨はあまり得意ではないものの、この時期の楽しみといったら、そう、あじさい!梅雨の合間の晴れ間を狙ってお散歩すると、お家のお庭や道路の植木、いろんなところにあじさいが咲いていています。本物はもちろん、あじさいをモチーフにした和菓子もたくさんあって、ついつい買ってしまいます。 憂鬱になりがちな梅雨もあじさいのおかげでなんとか乗り切れそうだなぁ、とおもいながら過ごしている今日この頃。今月は和菓子の一大イベント「和菓子の

おはなし茶屋 第9話 夏と透明と和菓子と

前話でもおはなしした通り、和菓子には四季がある。それにともなって、和菓子屋の透明なショーケースの中は季節によっていろんな姿を見せてくれる。この季節はちょうど夏の姿に移行する期間のように思う。 夏のショーケースの中が好き。 夏はガラスの中も透明になる清涼感たっぷりになる季節だ。それから少しキラキラもするな、なんて思ったりもする。夏の代名詞である海を思い浮かべる。水辺、なんて表現もぴったりかもしれない。 ガラスケースの中に並ぶのは、水羊羹やゼリーといった涼菓子である。名前から

第9回おりおりめぐり~5月の行事~

こんにちは!5月も中旬を過ぎました。徐々に気候が暑くなってまいりましたね。今月はタイトルを「5月の行事」というざっくりなものにしてしまいました。というのも、お話したい内容が2つあったからです。今回は「八十八夜」と「端午の節句」の2本立てで参りたいと思います!^^ さて、まずは「八十八夜」から。 前回の投稿でも少し触れましたが、八十八夜とは、毎年5月2日頃 立春から88日目を指します。 この時期は気候が暖かくなり始め、霜がおりなくなってくるので田植えや茶摘みが行われます。新茶

あんこマガジン5月号

こんにちは。大好きな柏餅が食べられるこどもの日も終わると、春もひと段落。あっという間に夏の訪れを感じる季節となりました。暦の上では夏。和菓子も一気に夏物へと衣替えです。すくすく育つ緑の葉っぱに負けないように今月も元気いっぱい過ごしましょう! 🍡4月のマガジン4月のマガジンを一気読みのコーナー!今月は春を満喫できるマガジンをお届けしました。あっという間に終わってしまう春…名残惜しいです…! ■おりおりめぐり 4月といえばお花見。今では当たり前のように、お花見=桜ですが、昔

おはなし茶屋 第8話 和菓子の旬

和菓子には旬があると思う。 それはそうだろう、和菓子は四季を、暦を大切にしているのだから。 そうなんだけれどもそうじゃない旬っていうのを感じた話をしてみたい。 和菓子にはいろんな種類がある。 まんじゅう、ようかん、どら焼き、大福などなど。 もちろんまんじゅうだったら、春は桜やよもぎ、秋には栗や芋、冬には迎春まんじゅうなんてものが出る。だから季節によってさまざまな種類のまんじゅうが出る。 さて、みなさんお気づきだろうか?夏の特徴的なまんじゅうがないことに。 (水まんじゅう

第8回おりおりめぐり~お花見~

4月20日を過ぎ、二十四節気は「穀雨」となりました。 「穀雨」の由来は「雨降って百穀を潤す」という言葉です。この時期になると、柔らかい雨が降り、田畑を潤します。種まきに適している季節とされ、農作業はこの時期を目安に進められるそうです。 私やましきもちょうど数日前、枯れかけていると思っていた植物からまた新しく新芽が出て参りました♪穀雨、恵みの雨ばんざい!🌱 さて今回は、もう桜は散ってしまいましたが「お花見」のお話をしたいと思います。皆さんにとっても身近なイベント、お花見。3月

あんこマガジン4月号

こんにちは。すっかり桜が咲いて、あっという間に満開をすぎてしまいました。待っている時間はこんなにも長いのに、咲いてしまうと本当にあっという間です。東北や北海道の方ではいよいよこれからが満開の季節でしょうか。いつか桜前線を追いかけてみたいものです。 いつかおばあちゃんに桜の写真を見せてあげると、「まぁ、きれいね!写真におさめたらいつでもお花見ができるね。」と言っていて、なんて美しい考え方なんだろうと、とても感動しました。待ちに待った春。楽しみは桜だけにとどまりません!それでは

おはなし茶屋 第7話 よもぎの薫り

ジュ、ジュ…… 軽快に進む横で1テンポ遅くジュ、ジュ…と音を鳴らす。 和菓子屋によるだろうが、私が勤めていたところではまんじゅうに押す焼印は全て手作業だった。ひとつひとつ人の手で丁寧に押す。焼印はひとつひとつ熱する。2つ、3つの焼ごてを冷えたら変え、冷えたら変えして押していく。ちなみに最初の「ジュ、ジュ……」は先輩で。1テンポ遅いのが50個に1つくらいのペースでやらかすけれど一生懸命な私だ。 引用:モノタロウ 焼きごての商品ページより 使用していたまんじゅうの焼ごてだ

第7回おりおりめぐり〜牡丹餅〜

こんにちは!二十四節気「春分」がやってきました。春分は昼と夜がほぼ同じ長さになるとされます。前回の投稿で紹介した『日日是好日』の一節がフラグだったかのように、先日東京では雪が降ったとか。まだまだ先が読めませんが、暦上では春がやってきたようです🌸 3月21日 春分の日は"自然をたたえ、生物を慈しむ"ための祝日とされています。 春分の日の前後3日間を含めた合計7日間は「お彼岸」です。私やましきにとっては、子どもの頃からよく耳にしたこの言葉。この時期になるとよく母が「お墓参り行く

第6回 本と映画とおもちとあんこ「夜明けのすべて」

こんにちは。このコラムを書いていると本当に1ヶ月があっという間です…!前回はまだまだ寒かったのにすっかり春の陽気になりました。卒業式や入学発表などおめでたい話題も多く、気持ちも明るくなります。 これは先日和菓子屋さんで買った三色団子。ピンク・白・緑の三色団子ですが、実はこの色にも意味があリます。諸説あるのですが、私は"ピンクは春、白は冬、緑は夏を指す三色を組み合わせ秋が無いことから「飽きない」と和菓子屋さんの「商い」を掛けた言葉遊び"という説がお気に入りです。 そんな三色

あんこマガジン3月号

こんにちは。今月から、月初めにあんこマガジンをお届けすることにしました。先月のマガジンを見逃してしまった!まとめて読みたい!なんて方におすすめです。今月の和菓子情報もお伝えしていこうと思っています。それでは早速いってみよ〜う🌟 🍡2月のマガジン 立春を迎え暦の上では春。3月に入り、随分と暖かい日も増えてきました。2月のマガジンは春を待ちわびたるんるんした気持ちのほっこり記事が勢揃い!気になったものから読んでみてください。 <マガジンに登場したお菓子> ・椿もち ・ひなあら