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第13回おりおりめぐり~神無月~

こんにちは。10月、「神無月(かんなづき)」になりましたね。葉色も変化し始め肌寒い日が多くなり体感で季節の変化を多く感じる時期のような気がします。
去年の10月のおりおりめぐりでは『十三夜(後の月)のお月見』についてお話しました。中秋の名月とされる十五夜とは異なり、日本固有の風習で旧暦の9月13日に行われるものであり、今年は10月8日でした。皆さんは月をご覧になりましたか?🐇
(かく言う私もうっかり忘れており見逃しました…🌕そんなときもありますよね…笑 来月の十日夜(旧暦10月10日)は見られますように!^^)


では、今年の10月は『神無月(かんなづき)』についてお話ししようと思います。
いつだったか国語の授業で習った旧暦の月名(和風月名)、、、10月は「神無月」というのはなんとなく頭の片隅にずっと残っていました。でもその由来は何なのか、この機会に紐解いてみようと思います。

調べてみると意外と漢字の通りの意味でした。「神様が居なくなる(無くなる)から『神無月』」とされ、より詳細にいうと、「毎年10月は全国の神々が出雲大社に集合するので、出雲以外の場所に神様が居なくなる」ということだそうです。
(ん~、…イメージできないことへの困惑となぜ??がいっぱい頭に浮かびますね。)

▶なぜ出雲?神様が集合するってどういうこと?

“八雲立つ出雲の国が神の国・神話の国として知られていますのは、神々をおまつりする古い神社が、今日も至る処に鎮座しているからです。そして、その中心が大国主大神様をおまつりする出雲大社です。”

https://izumooyashiro.or.jp/about/ookami

出雲大社の歴史は古く、日本最古の歴史書『古事記』にも記載されているそうです。主祭神は「だいこく様」として馴染みの深い「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」であり、この神様を中心に各地の神々(八百万の神々)が年に一度集まって話し合っているとされています(神議り)。その内容は収穫に関わるものや、人の縁(誰と誰を夫婦にしよう等…)についてなどで、これが縁結びとしても有名な所以となっています。

▶「神無月」と「神在月」

上記のため、各地から神様がいなくなるから「神無月」ということですね。逆に神様が集まる出雲の地域は「神在月(かみありづき)」と呼び、出雲大社では今も尚「神在祭(かみありさい)」等のお祭りが行われています。
(あ!神様が出雲に行ってしまって心配に思った方いらっしゃいますか?私も少し不安に思ったのですが、大丈夫でした。ちゃんと留守を護ってくれる神様がいるそうです^^)

出雲大社(私が行った日は大雨でした…☔)

今回、こちらを調べるにあたり、出雲大社のことや大国主大神のことなど、たくさん知ることができ、個人的にとても興味深かったです^^
出雲大社には行ったことがありますが、これらを知って少し詳しくなった今、もう一度できれば旧暦10月の時期に訪れてみたいなあと思いました^^ (その時期が一番パワースポットな気がしますよね??^^)

今月はあまり和菓子のお話が登場しませんでしたが、私個人はちゃっかり毎日栗蒸羊羹や最中を食べながら過ごしておりますよ~!^^風邪をひきやすい時期になりますので、身体を冷やさないようにお元気にお過ごしください^^ それでは!(追伸 和菓子屋さんのできたての栗蒸羊羹、ほくほくでとてもおすすめです🌰)

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