見出し画像

第2回 おりおりめぐり~お月見 第2弾~

こんばんは。おりおりめぐりのコーナーです🌸。
10月も半ば、二十四節気(1年間の太陽の軌道をもとに24に分けた季節の指標)でいうと「寒露」の季節。"寒"という漢字が入っていていかにも寒そうな名前ですが、今年は10月なのに半袖で過ごせる日もあったりしますね。しかし夜風は少し心地よいから肌寒いに変わってきました。そろそろ本物の寒さがやってくる前兆でしょうか、皆さん長袖のご準備を^^  そうそう余談ですが、実は「衣替え」が習慣として日本に広まったのは平安時代だそうですよ。着物も季節に合わせて素材を替えて過ごしていたんですね。

さてさて、おりおりめぐり第2回は前回に引き続きお月見の続編をお送りしたいと思います。
え、また?って思った方!実はまだまだ奥が深いんです!今回もへー!そうなんだ!な知識をお送りしたいと思います!🐇

画像2

一般的にお月見と言えば、前回お伝えした旧暦8月の十五夜で「中秋の名月」が浸透しています。しかし、日本では次いで美しい月とされる約1ヶ月後の十三夜で旧暦9月13日の「後(のち)の月」も大切にされてきました。
十五夜のお月見は中国から伝来した習慣がもとになっていますが、十三夜のお月見は日本固有のものです。どちらのお月見も大切にするという思いがあったそうで、十五夜だけお月見をすることを「片見月」と呼び、縁起が悪いとされました。

1ヶ月違うと気候も変化しますし収穫物も変わってきます。台風の時期となる十五夜の頃よりも十三夜の方が天候も安定しており、“十三夜に曇りなし”と言われているんだとか。どちらも晴天に恵まれるととても縁起がいいとされたそうです。
(月の存在がいかに人々の心に影響を与えていたかがわかるようですね~。たしかにわたしも月が見えるとなんだかいいことがありそうな気がしてきます^^)
また、十五夜は里芋の収穫の時期であったことから「芋名月」と言われるのに対し、十三夜は栗や豆の収穫の時期なので「栗名月」や「豆名月」と呼ばれます。

画像1

(栗です!!栗!(拍手))
和菓子といえば栗の和菓子ははずせないですよね(※個人の意見です)。
栗きんとんや、栗蒸羊羹、丹波路といったたくさんの栗の和菓子が目に浮かぶようです…。
今年の十三夜は10月18日です。
ぜひお団子や栗の和菓子を片手に月を眺めてみるのはいかがでしょう?🌰

お月見は年に2度なのか~と知っていただいたそこのあなた!実はさらに1ヶ月後に「十日夜(とおかんや)」という3度目のお月見もあります!次回もお楽しみに~!🐇🌕

#和菓子 #お月見 #後の月 #十三夜 #栗 #あんこ #あんこマガジン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?