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第7回おりおりめぐり〜牡丹餅〜

こんにちは!二十四節気「春分」がやってきました。春分は昼と夜がほぼ同じ長さになるとされます。前回の投稿で紹介した『日日是好日』の一節がフラグだったかのように、先日東京では雪が降ったとか。まだまだ先が読めませんが、暦上では春がやってきたようです🌸

3月21日 春分の日は"自然をたたえ、生物を慈しむ"ための祝日とされています。
春分の日の前後3日間を含めた合計7日間は「お彼岸」です。私やましきにとっては、子どもの頃からよく耳にしたこの言葉。この時期になるとよく母が「お墓参り行くよー」と言っていました。なんでお墓参りに行く時期が決まっているのだろう?🤔と子どもながらに疑問だったのを覚えています。

仏教では極楽浄土(あの世)は西にあり、この世は東にあるとされ、太陽が真西に沈む春分の日、秋分の日は極楽浄土への道標ができ、あの世とこの世が最も距離が近く、通じやすい日という考え方からお墓参りをするようになったそうです。子どもの頃の謎が解けました!^^

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さて、今日はそんな時期に食べる「牡丹餅(ぼたもち)」についてお話します。
「おはぎ」と呼ばれることの方がポピュラーでしょうか?どちらもほぼ同じものですが、春は春に咲く"牡丹"に因んで「牡丹餅」、秋は秋に咲く"萩"に因んで「おはぎ」と言います。厳密に言えば牡丹餅はこしあん、おはぎは粒あんで作られています。これは小豆の収穫が秋なので、牡丹餅は固くなった小豆の皮を取り除いたこしあんで包んでいるのです。

ではなぜお彼岸に牡丹餅やおはぎを食べるのでしょう?諸説あるようですが、大きく2つの理由があるそうです。まず一つ目は、小豆の赤には邪気を払う効果があるとされ、無病息災を祈ることが由来しています。そして2つ目は、あの世との距離が近くなるお彼岸に当時は貴重だった砂糖や小豆、お米を使用している牡丹餅やおはぎを供えることで先祖への感謝を伝えたとされます。

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とにもかくにも、和菓子としても知名度の高い牡丹餅・おはぎ。
私の周りでも「なんかどうしてもおはぎが食べたくなったから食べた!!」なんて声が聞こえて嬉しくてニヤニヤしています☺️✨
スーパーでも見かけたり身近な和菓子なのでぜひ手に取って食べてみてください🍡

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