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#13 愛してやまないお菓子たち

甘党でも何でもないわたしが、目がないお菓子がこの世に3つある。

【ポワラーヌ:ピュニシオン(フランス・パリ) 】​

ポワラーヌ

焼き色が様々な手仕事感が、素朴な甘さと相まって
勝手に焼き上げているシーンを想像してしまう。うっとり。
小麦粉と卵とお砂糖だけを感じさせてくれる優しさ。
一昨年パリに行く機会があり、大興奮で3袋購入。
ただ袋にいれただけ、乾燥剤なんてもちろん入ってない。(そこも好き)
ホテルに帰るなり、湿気させず持ち帰る方法を
ずっと検索していたのも思い出。
日本にお店はなく、通販してくれるサイトがあるみたいだけど
時々除いても基本売り切れているのよね。


【ミッシェルバッハ:クッキーローゼ (兵庫・夙川) 】

ミッシェルバッハ

わたしの地元が誇る、泣く子も黙るクッキーローゼ様。
ポワラーヌに出会う前までは
世界で一番好きなクッキーだった。(今は同率1位)
素朴なほろほろのクッキー、チョコレートもアプリコットも
どちらも外せない。そして止まらない手・・・。
そして、とにかく手に入らない。
夙川のお店に朝から並ぶか、半年以上待ちと噂の予約をするか。
あるく家では、だいたい頂き物でやってくることが多かったので
クッキーローゼを持って来て下さるお客様はわたし的には特別扱いしたものだ。


【ハドソンマーケットベーカーズ:アップルパイ (東京・麻布十番)】

あっpぇぴえ

りんごがおいしくなってきた時期からしか店頭に並ばないアップルパイ。
ニューヨークスタイルの焼菓子店なのだけど、
とにかくパイ皿が深い。なので、焼き上がったパイもうんと分厚い。
ハドソンのアップルパイはぎゅんぎゅんにりんごが詰まっている。
しゃくしゃくのりんごは、さっきまで丸いりんごだったと教えてくれる。
主役はりんごなので、あとはシンプル。Less is moreがここにも。
お店で食べるなら、一緒にメイプルのソフトクリームをのせてもらう。
もう、世の中に秋から冬があってよかった.....としみじみ思う。
何かのお祝いでホールのアップルパイをオーダーするのが夢。

素朴な甘いお菓子は、どれもきゅんとさせてくれる。
お菓子であるにも関わらず、余計なものを排除した潔さがたまらない。
そういえば料理も、塩とレモンで食べるようなものが好き。

人もそうなのかも。
どんなお洋服着ているか、ではもう誤魔化されない。
そんなお年頃になっているのだなぁと感じる今日この頃。

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