見出し画像

まぁ、自己中に生きてこうな

起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。

私がつらい時、決まって彼女はお仕事がお休みだ。
私の心とテザリングしてる?Bluetooth繋がってる?って思うほどに。

『 なずなちゃーんっ 』

“18時過ぎに集合ね” と言って、17時55分に着く私と、18時20分に着く彼女。


サムギョプサルを食べながら、話すことはパートナーとの喧嘩について。

どこまで話そうか、と迷っていた。
強がって “怒り” で留めることもできた。「 別に、男の人なんて星の数ほどいるか 」などと、言おうと思えば言えた。
けれど、どうせパートナーの前では理屈を並べてしまうのだから、彼女の前でくらい “等身大の女の子” で居たいと思った。

「 ——— って言われてさ、悲しかった。心の中では  えーんっ、そんなこと言わんといてよぉ  って、むさび泣いてた(笑) 」

サンチュに包んだ豚肉を頬張りながら、彼女が笑う。

『 ま、それで相手が変われないならそれまでの人間ってことやし 』
『 (私のパートナーが) 自分に自信が無いっていう、その延長線で起こってる喧嘩だよね 』
『 私もそんな時期あったから、まぁ分からなくはない 』


私も、自分に自信なんて無い。
いや、自信はあることにはある。けれど偏りがあると自覚している。

そもそも自信とは何か?と紐解いた時、それは “自己愛” と “自己肯定感” の2つから成るものだと思っている。

そう思うと、私は自己愛はかなりあるほうだ。
世界で一番自分が可愛いと思っているし、セクシーな身体で、グリベだし、文才と自立心まである。
「 ちょっともう神様!二物も三物も与えすぎですよっ/// 」って。
多分、私、神様のオキニだろうなって思うし。

けれど、自己肯定感は上手く育まれなかった。
優秀な兄の陰で感じていた敗北感。
父親に暴力を振るわれた時と、母と二人暮らしになった時に味わった無力感。
性的虐待で奪われた自尊心。
周囲の大人の汚さと、理不尽な社会で感じた失望。

どちらも程々に持っている人は、スゴい。羨ましい。

私から見て彼女は、両方とも持っている人のように思う。
自己愛は上がり下がりがあるのかもしれないけれど、自己肯定感の不安定さはあまり感じない。

そんな彼女だから、私のパートナーの自信の無さに『 分からなくはない 』と言ったのが意外だった。

パートナーは ——— 考えてみれば、自己愛も自己肯定感も、どちらも十分でない人かもしれない。

今になって思う。
私が思い描いているパートナーの像と、真のパートナーの姿には大きな解離があるのかもしれないと。


私は、ネガティブ(私にとって)な意見を言われてしまうかと思っていた。
けれど彼女は、私の背中を押すでもなく、足踏みをさせるでもなく、至って当たり前のような表情で『 大丈夫っしょ 』と言った。

それが、なんだか斜め上のリアクションで、私は拍子抜けした。
そのおかげで、いつの間にか肩の荷が下りていた。

傷心を労わるように、お肉を食べた後にはケーキと珈琲まで飲んだ。
ご褒美だねぇと言いながら、お互いの日々の苦労を分かち合った。


帰りの電車で、彼女から届いたLINEが素敵だった。

< まぁ、自己中に生きてこうな >

私は、今日も懲りずに人を愛している。
傷付け、傷付けられようとも、私は自分を愛しているから人を愛することもできる。
私は、目の前に居る人を、私を想ってくれる人を大切にしたい。

一人は、嫌いだから。
人間は、一人では生きられないから。

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

noteのログイン/アカウント不要なので、右下の♡マークを押していただけたらとっても嬉しいです🙇‍♀️ 押すと私のスマホに通知が飛んで、わぁ嬉しい!読んでもらえている!とモチベに繋がります✨

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・

▶ You gotta check it out! ◀
橋本なずな、初の書籍発売!✨

・-・-・-・-・

▶ NEWS ◀
「iroha」公式アンバサダー “iroha部 二期生” に就任いたしました!✨

・-・-・-・-・

▶ Our Service ◀
■ カウンセラーマッチングアプリ Bloste(ブロステ)
平均価格 ¥2,500 / 即日予約が可能なカウンセリングサービスです✨様々なカウンセラーが在籍中!
[ サービスの詳細・カウンセラーの募集情報などは公式HPから ]

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?