運命からの挑戦状 [後編]
起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指して執筆活動に明け暮れる橋本なずなです。
今はどこも人手不足です。
3つも掛け持つことになるとは予想外だったけれど、働くからには少しでも役に立てるよう頑張ろう…!
そう思った矢先、悲しい出来事は起こりました。
( 前編はこちらから )
面接時に即採用をいただいた塾講師のアルバイト。
研修も終えて、次回から現場に入ろうという時でした。
出勤を二日後に控えた月曜日の昼下がり、面接も研修も担当してくださった塾長から電話がありました。
一度着信があったみたいだけれどすぐに気が付かず、私はLINEを送って再度連絡を待ちました。
ふとLINEのトーク履歴を遡ると、数日前に招待された塾のグループLINEから私が削除されていることに気が付きました。
おっと・・・?
えっ、私、何かしたっけ?と考えても何の心当たりもありません。
すると暫くして塾長から電話が。
『 橋本先生、お疲れさまです。』
「 お疲れさまです。あの・・・どうかなさいましたか?」
『 大変申し上げにくいのですが… 採用を取り消したいと思っています 』
塾長曰く、他の先生が私のnoteを読んでくださったそうで『 その発信内容が教職の立場にはそぐわない 』と。
子ども達への影響や親御さんへのイメージ、そうした世間体を加味した時に『 私の存在はあまりにも過激的過ぎる 』のだと云う。
その話を聞いていると、なんだかすっっっごく悔しくて。
そんなことなら雇う前に調べておいてよ、とも思うし、noteの内容だけで私という人間を判断されたような気がして腹立たしくも感じました。
その 他の先生 とやらに私はお会いしたことがなく、きっと塾長からの話とnoteの内容だけで採用を取り消させたのだと思います。
塾長は『 即採用を告げてしまったが故にこうなってしまい申し訳ない 』と謝ってくださったけれど、私の怒りは収まりませんでした。
「 そのnoteって、具体的にどれを読まれたんですかね?」
『 んー…色々でしょうが、一番最新のもので言うと “ワインさんとウィスキーさんの話” とかですかね 』
「 えっ、あれでアウトなんですか?! 」
先日更新した 爆モテ期 Season2 -アダルト編- の【 ワインとウィスキー 】
私のnoteにしてはマイルドな内容だったように思います。
私のnoteの過激さは、セルフプレジャーアイテムのレビューやセックスの話などR18指定の内容だけではなく、性的虐待や自殺未遂など、人によっては心がえぐられるような過激さも含んでいると思います。
そんなディープなテーマを扱っている私の、比較的マイルドなnoteでもダメだと言われたら返す言葉がありません。
加えてノンフィクションだからこそ、塾での子ども達との出来事などを発信されないかという不安もあったのだそうで。
・・・ “守秘義務” ありますよ、私にだって。
個人の活動としてカウンセリングを担当させてもらっていた時、複雑な悩みを抱えたクライアントさんとの時間は、大変心震わされるものでした。
そこには学びがあったり、一緒になって怒ったり、泣いたり、笑ったり。
何度言葉に起こしたいと思ったことか。
けれどこれはお仕事だから。
カウンセラーとクライアントは信頼関係が第一だから、カウンセリング中に訊かせてもらったお話は、母や友人にさえも明かしたことはありません。
「 ・・・分かりました。」
「 教職という立場にそぐわないことも、先生方のご不安も分かりました 」
「 でも最後に一つ、そのnoteを読んだという先生に伝えてください 」
「 どうせ読むんだったら全部読め!過去のnoteも、本も!
どういう経緯で、どういう覚悟があって書いてんのか。全部読んでから判断しろ!
——— って、伝えてください。 」
“教職という立場” である以上は、過去のnoteや本を読んでもらえたとしても本質的な問題は変わらないのだけれど。
電話を切ってから暫く、陽が半分沈んだ赤い空をぼーっと眺めていました。
最近もこんなことあったな、と思って。
noteに書いたことをきっかけに恋に破れて、挙げ句の果てにはバイトもクビになるなんて。
面白いじゃん。
読まれてきてんじゃん、ちゃんと私の言葉たちが。
以前はnoteを書いたって、私の知人らかSNSのフォロワーさん達が気まぐれで読んでくれる程度だったと思います。
それが今ではコンスタントにPV数を上げて、恋にも仕事にも影響を出しちゃっています。
上等じゃねーか。
今はただ “リアルを垂れ流ししている子” とでも思われているのかもしれないけれど、いつかもっともっと大勢の人々を魅了する “ノンフィクション作家” になれば良いんでしょ?
この世は自分の信念を貫き通した者が勝つ。私はそう思っています。
〈 活動が職場にバレちゃって~ 〉
今を輝くYouTuberさんや配信者さんの話でも、そんな時期があったと聞いたことがあります。
そして彼らは決まって活動を辞めないで、今の栄光を掴んでいるのです。
恋に破れ、バイトまでクビになるなんて笑えないけれど、
私はそれ以上に作家としての求心力が高まったような気がして、より一層「書く」の道を切り開いていこうと腹を括りました。
ノンフィクションという性質は諸刃の剣だから、現実世界が崩壊しないうちに “なる早” でね。
● 併せて読みたい ●
作家 橋本なずな
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