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2021年8月の記事一覧

寝る前のメモ。

人が話しているときはまったく気にならないのに、自分自身が違和感を感じたり、批判的な状況だったりを言葉にしてしまうことで、そういう心があることを卑しいと思い、自分のことが嫌になるサイクルがずっとあった。「悪口を言いながら出会った友だちとは長続きしないよ」と、小学生の頃に母に言われたのがきっかけだと思う。多分、祖父母の受け売りだったと思うけど。 八方美人でいようとかではなくて、なんだろうな、とにかく自分のなかに薄暗い感情が湧き上がる瞬間が怖い。だから黙って考えて、自分が納得でき

寝る前のメモ。

ひさしぶりに月の光が差し込んでくる夜。昨夜はなんだか眠れなくて、ずっと遠足前の子どものようなテンションになっていることに気づく。 そんな流れで(?)、間違えて昨日のnoteを消してしまいました。なにを書いていたか正確には覚えていないのだけど、覚えておきたかった出来事もあった気がする。 記憶なんてものはもともと曖昧だし、いくらでも都合よく解釈できてしまうけれど、記録もそれなりに儚いね。2018年の6月から毎日書いていた事実は存在しても、証明できるものがなくなってしまったので

寝る前のメモ。

結局やっぱり、こうやって地域の回覧板みたいなことをしている時間が楽しい。あちらこちらを巡りながら、みんなのアイデアをまわしていくような。時間はかかるけれど、コミュニケーションをゆっくり重ねていくことで、自分たちにとってより良いものがわかってくるというか。軸が見えてくるというか。 けれど、それだけじゃあごはんは食べられないし、思想家になりたいわけでもないし。最近は力不足からもどかしさを感じる機会が多く、ひとまずパズル系のゲームで落ち着けてみる。毎日はやらなくていいんだけれど、

寝る前のメモ。

めちゃめちゃ固い言い方をすると、地域につづく歴史や文化を大切に思い(この場合の「地域」は都市部・田舎・世界など場所の規模を問わないローカル)、そこに宿る本質的なスピリットを見出そうとし、いまを生きる自分たちの視点で新たな価値を発見・解釈・伝承をしようという「意志」が美しいと感じている。清らかさを感じるのは、そういう空気があるところ。 だからわたしは、そういう人たちに惹かれるし、そういう人たちの元を訪ねたいと思う。そして、できることならそういう人たちの元をほかの誰かにも訪ねて

寝る前のメモ。

こういう瓦の模様は、用途があるからこうなっているのだろうか。波のような模様でとてもかわいい。つくり手の遊びごころだったらもっとかわいい。 古民家再生の現場には何度かおじゃまをしたことがあるのだけれど、意志がないと本当にやりきれないことだなと思う。だから惹かれるし、わたしもいつか・・・と思ってしまう。目星をつけているお家があるので、いつか実現したら世界中から友人をお招きしたいと思っていて。そのためにはもう少し、自然と溶け合うデザインのことを学び、財をつくっておかないと。 と

寝る前のメモ。

雨はつづくし、悲しいニュースもつづくので、楽しいことをしようとパフェをつくる。パフェといってもグラノーラは購入していたので、あいだにヨーグルトを挟んだだけだったけれど。 最近の悲しいニュースは、仕事をしているだけでは解消できない感情もあるので、小さなとっかかりを見つけていきたくて。これまでやってきた仕事は、自分の半径数メートルのところにふかふかのベッドをつくるようなこと(ある方にそう言われたので、そういうことにしておきます)をしてきたのだけれど、例えば、入管や人権、ジェンダ

寝る前のメモ。

お能も芸能もまったくと言っていいほどわからないのですが、世阿弥の「風姿花伝」を読んでみたくて、ウォーミングアップを兼ねて〈NHK「100 de 名著」ブックス〉の「世阿弥 風姿花伝」を読み進めています。 みなさんもきっとご存知の「初心忘るべからず」という言葉は、学校の先生に言われてあまりにもストンときていたものだから、世阿弥の言葉だったなんて考えたこともなかったです。 「初心忘るべからず」とは、そのような試練の時に、自分で工夫してそれを乗り越えよう、あるいはその時の戦略を

再び自由な渡航ができるその日に向けて。「魅力があるのにもったいない」地域にならないために、いま改めて考えたい地元・亀岡市のブランディング。

昨日参加していた今だからこそできるインバウンド観光対策チーム主催の「これからのローカルブランディング」をテーマにしたイベントを通して、改めて「自分が住むまちを、世界へどう伝えていけるのか?」「どんな入り口があるといいか?」を考えてみたくなったので、一度まとめてみることにしました。 ゲストのお話に頷きながら、同時にすごくもやもやしてしまったので(苦虫を噛み潰したような顔になり思わずカメラをオフにしました。すみません・・)、その正体もわかるといいなと思っていて。昨日、眠い目を擦

寝る前のメモ。

地元が好きだという高校生を見て、いまわたしがやるべきことは、何かについて議論をすることよりも目下の雇用をつくることではないかと改めて思う。あとは、地元が好きだからこそ外に出る楽しさも知ってほしいし、ほかのまちへの関心や敬意をもってほしい。そのきっかけが生まれるような場をつくれたらいいよね。 いまは市が主催するワークショップでしかなかなか出会えないけれど、それでもこうしてまちづくりに関わりたい!と思っている次の世代の存在は心強いし、できるサポートはしていきたい。そろそろこうい

寝る前のメモ。

昨日のお昼過ぎに、2回目の摂取を終えた。薬のおかげもあってか、しばらくは37度代をキープしていたものの、節々に痛みを感じ1日中安静することに。昼すぎまではわりと元気だったけれど、女子バスケの決勝戦と少しだけ本を読んであとは眠っていた。見に行きたかった展示は諦めることにした。たっぷり寝たおかげで身体は楽になったものの、夕方には38度まであがってしまったので、丸一日あけておいて正解だったのかもしれない。 場合によっては40度近く熱が出ると聞いていたので、心づもりはしていたけれど

きょうのメモ。

少しばかり、イギリスはオックスフォードにいた頃のことを。いまからもう、7年前の出来事になる。 ・ わりと開校して新しい語学学校に通っていたわたしは、学校以外のコミュニティを探すなかで、在住日本人のコミュニティ、教会のオープンコミュニティ、オックスフォード大学の学生と出会っていた。きっかけはもう、思い出せないものもあるけれど、セカンドハンドの自転車(子ども用)を購入してから、行動範囲が広がったのだと思う。 ちょうど自転車に乗るようになってから、よそ者ではない感覚が身につい

寝る前のメモ。

「伝える」という仕事について、どちらが正解・不正解という話ではないのだけれど、2つの方向があると思う。 ひとつ目は、対象物の良さを引き出して自己を極力減らして伝える方法。ふたつ目は、対象物の良さを引き出しつつ、自己を投入して伝える方法。前者は後衛になるような伝えてのイメージで、後者は前衛になるようなイメージ。 いちばん伝えたいポイントがどこにあるかで、伝え手としての「自己」をどこに配置するかが決まってくる気がするな。と思いつつ、伝え手としての「自己」の存在を間接的にすごく

寝る前のメモ。

旅先に出ると「現在地」がわかるのは、日常とはちがう決断や、異なる刺激があるから。一人旅ならたっぷりと時間があるので、起こった事象から思考や経験との因果関係を考える。 自分のなかのいちばん外側にある感覚を、いちばん内側にある経験とつなげてあげる作業なんだと思う。瞬時の判断や行動は、自分というものの統計でできているから。 この辺りを丁寧に言語化しながら、わたしにとって「旅」とは何かをもう少し深ぼっていきたいと思います。 その辺りが言語化できた先に、Harvest Journ

寝る前のメモ。

企画をしながらですが、やっぱり旅っていいなと思う滞在1日目。 これが仕事なのかと聞かれたら、うまく答えられる自信がないのですが(すなわち「半分仕事」です。)、みんなでつながって何かできそうな兆しや考える余白が生まれる滞在の良さは、どうやって表現したらいいのだろうね。 「知らない」のなかに飛び込む旅がとても好きで、そこから徐々に暮らしに溶け込む滞在を、わたし自身も求めている。そういう意味では、過去2回も楽しかったのですが、初めてお会いする方や目的が複数ある状態のほうが感覚が