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地元が出てくるラノベの続編を一気読みする。

私の新年1発目の読書は、榛名丼さん『レプリカだって、恋をする。』(以下:レプリコ)シリーズとなりました。

1巻は出たばかりの頃に読んだのですが、2巻以降は読んでいなくて、先日静岡書店大賞で「映像化したい文庫部門」の1位になったというのもあり、この機会に2巻と3巻も読んでみようと早速購入してきました。

静岡を舞台に繰り広げられる青春ストーリー。1作目では素直という少女の分身(レプリカ)として生まれたナオの高校生活と恋が描かれました。

(前作の感想はこちら)

1作目だけでもストーリーとしては充分楽しめるのですが、2作目以降では「レプリカ」とは一体なんなのか?その謎が深掘りされていきます。

2巻前半は文化祭だったり、水族館デートだったりと王道なシーンが続くのですが、物語後半で描かれるナオ、アキくんに続く3人目のレプリカの登場とその人物に待ち受ける悲劇がシリーズ全体を動かしていき、爽やかな雰囲気から一変したミステリアスな展開には目が離せませんでした。

3巻では前回触れたレプリカ最大の謎を軸に、ナオと素直が別々の場所にて修学旅行を満喫する様子が描かれます。素直視点のシーンも多く、ナオだけでなく素直の思考を深く知れたところも非常にポイントが高かったです。

これまで素直はナオを身代わりのようにしていたところがありましたが、そのことに対する葛藤だとか素直自身が抱える弱みだとかが最新刊では深く掴めた気がします。素直のなりたい自分が反映された姿とはいえ、ひとりの人間としての感情を持つナオがこの先どのような生き方を選ぶのか気になるところです。

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最新刊まで読んで、私もナオと同じく静岡の人間だからというのもあるとは思いますが、このシリーズは居心地のよい現実の中にいるようだと感じました。

不思議要素の強い内容ながらも昔から知っている場所、ローカルなネタがどの巻でも多数登場し、実際に身近で起きている話ではないのか?と思ってしまうくらいでした。ナオが暮らす用宗、2巻の松坂屋の水族館、3巻のまかいの牧場と、作中に登場したスポットの風景が読んでいて自然と目に浮かびました。映像化したい文庫部門1位も頷けます。

1巻で描かれた用宗の風景に惹かれ、読了後にプチ聖地巡礼をしてしまった私ですが、松坂屋の水族館もまかいの牧場もレプリコを読んでからだとまた感じるものが変わるのかなと思い、改めて行ってみたくなりました。

(レプリコに触発されて用宗に行った時の様子がこれです)

読むとキャラクターたちのことはもちろん、地元ももっと好きになる内容で、続編も読んでみて良かったです。4巻も発売されたら読みます!(そろそろ終わりも近いのかな…?)私が中高生の頃に好んで読んでいたラノベっぽい作風で、少し懐かしい雰囲気を感じるところも良きシリーズです。

今回の本

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