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'96年生まれ 横浜市在住。 フィルムで写真を撮ったりしています。 だいたい…

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'96年生まれ 横浜市在住。 フィルムで写真を撮ったりしています。 だいたいひとりで遊んでいます。

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新江ノ島水族館に泊まった時の話

2018年に新江ノ島水族館で行われていた「クラゲヒーリングナイト」というお泊まりイベントに参加した時の話をしようと思う。 これは女性限定のイベントで、閉館後の消灯された館内を巡り、水槽の前で夕食を食べ、クラゲコーナーの飼育員さんの話を聞き、そして水槽のそばで寝て起きて最高の気分になりましょうという夢みたいなイベントだった。 江ノ水では例のウイルスが大流行する前まで定期的にこうしたお泊まりイベントが催行されていたのだ。(家族向け、カップル向けもあった) 今後の復活を祈りつつ、自

    • 【富山】船と路面電車に乗って街巡り

      富山旅行3日目。前日は下記。 さっそく朝から路面電車に乗って駅から移動し、「ツタヤ喫茶店」でモーニングを食べる。 今日は生憎の曇り空だが、お皿の上の明るい彩りを見ていると良い一日になりそうな気がした。 再び路面電車で富山駅まで戻り、1.5km程度歩いて富岩運河環水公園へ。巨大な橋がかっこいい。 ここから岩瀬という港町まで1時間ほどかけて運河を渡る船があるので、乗船券を買って待機。 出発20分前から乗れるので、少し並んで最初の方に乗り込んだ。最終的に満席になり、予備の

      • 【富山】海沿いの線路を見に雨晴海岸へ

        ホタルイカの発光を見られる船に乗りに富山まで行ってきたが、船が出なかったので残りの2日間で富山を観光してきた。 前日は下記。 富山駅から出て、まずは「青山総本舗」でます寿司を確保。日曜休みで、土曜も午前中までしか開いていないのでこのタイミングしかなかった。 ます寿司は常温で2日間保つため、帰宅した次の日の朝食と夕食にしたが、非常に美味しかった。 次に向かったのは、ボウリング場。 ボウリング場と言っても別に一人で球を転がしたい訳ではなく、用事があるのはここの2階にある「

        • 【富山】ホタルイカの町・滑川へ

          ホタルイカが光っているところ、見たい…… しかし、幻想的な青い光を放つと言われるホタルイカを実際に見るには夜の海に漕ぎ出すしかない気がする。危なそうだ。 そこで、ホタルイカ漁の季節に合わせて漁船に同行し、その光を海の上から見届けられるという特殊な観光船が富山県に存在している。 それが、滑川(なめりかわ)という町で春先に運行される「ほたるいか海上観光」の船だ。 ただ、この船に乗るのはややハードルが高い。 まず集合時刻が深夜2時という点。近隣住民以外は周辺の宿に前泊するか車を走

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          【茨城】早春の風景を求めて偕楽園と日立駅へ

          3月の初め、梅の花が見頃だというので茨城の偕楽園に行ってみることにした。金曜の夜になって、次の日に行くことに決めた。 言わずと知れた名所だし相当混雑しているだろうと思い、可能な限り早い時間を目指し、品川駅から6:45発の特急ひたちに乗車。 水戸駅で降車し、バスを使って偕楽園に到着したのは8:30頃だった。 この時期の偕楽園は朝6時から開園しているが、祭の露店などは9時頃から稼働し始めるため、朝イチはそんなに混雑していないようだった。 花は散り始めていたが、苑内をよく探せ

          【茨城】早春の風景を求めて偕楽園と日立駅へ

          気温0℃以下に耐える冬の帯広ひとり旅 4日目

          帯広旅行4日目。1〜3日目は下記。 大雪で羽田が死んだため帰りの飛行機が飛ばなくなり、2泊3日の予定だったが滞在日が1日増えた。 朝はセコマで適当なものをせしめてチェックアウトぎりぎりまで宿に居座った。 この日新発売だったセコマのいももちが美味しくて良かった。 https://www.seicomart.co.jp/sp/instore/new/008.html この日は本当に何をすればいいか分からなかったが、帯広畜産大学に行ってみることにした。 時間帯的にちょうど良

          気温0℃以下に耐える冬の帯広ひとり旅 4日目

          気温0℃以下に耐える冬の帯広ひとり旅 3日目

          帯広旅行3日目。前日、前々日は下記。 朝6時に起床。 昨晩の残りのデカいスイートポテトを食べて身支度し、十勝牧場の馬追いへ向かう。 牧場までは本数が少ないがバスが出ているので、ペーパードライバー等でも馬を見に行ける。 昨日のジュエリーアイスのツアーを催行している会社が馬追いを見に行くツアーもやっているので迷ったが今回はバスで行ってみることにした。 バスは帯広駅前を7:50ごろに出発する。 これが開始時間に間に合う唯一のバスだが、十勝牧場前で私の他に降りたのは一人だけだっ

          気温0℃以下に耐える冬の帯広ひとり旅 3日目

          気温0℃以下に耐える冬の帯広ひとり旅 2日目

          帯広旅行2日目。前日は下記。 帯広近郊の豊かな自然を楽しむには車がないと厳しいと思っていたが、かの有名なジュエリーアイスを見に行くツアーが存在したので、2日目はそれに参加することにした。 このツアーは朝4時にホテルからピックアップされ、ジュエリーアイスが見られる気温約-20℃の大津海岸で1時間ほど日の出を待つというマッチョな工程を組んでいる。(昼出発の穏やかなツアーもある) この日は私を含めて7人の参加者がおり、全員一人での参加だった。 車での移動時間は1.5時間ほどあり、

          気温0℃以下に耐える冬の帯広ひとり旅 2日目

          気温0℃以下に耐える冬の帯広ひとり旅 1日目

          デカい馬を見たい… そんなごく単純な欲に従い、2月上旬に帯広へ行ってきた。 帯広と言えばデカい馬がデカいそりを引き摺って一生懸命労働している姿が見られて、ついでにお金が増えるかもしれないという射倖心も刺激されるばんえい競馬が有名だ。 更に、この時期は十勝牧場で「馬追い」の見学ができる。これは冬場に引き篭もっている馬たちの運動不足を解消するために行われている朝マラソン的なもので、ネットなどで調べると、何頭ものデカい馬が雪の上を一斉に駆ける迫力の光景を捉えた写真が次々と出てくる

          気温0℃以下に耐える冬の帯広ひとり旅 1日目

          【静岡】南伊豆へ河津桜を見に行ってきた

          南伊豆の河津桜が早くも見頃を迎えたらしいので、昨年見に行ってきた時のことを書いておく。 時は3月初旬。ひと足先に春らしい景色を拝もうと静岡へ河津桜を見に行く計画を立てた。 過去に二度行ったことのある河津町は混み具合が年々エグくなっている気がするので、この年は南伊豆まで足を伸ばすことにした。 土曜、朝5時台の電車に乗って自宅最寄りを出発。 横浜→熱海→伊東と電車を乗り継いで行く。 伊東に着いた時点で8:20くらいだったが、明らかに昨年よりも人は多く、車両内の座席はほぼ人で埋

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          【千葉】銚子へ灯台とかを見に行く小旅行

          歴代ときめきメモリアル Girl’s SideシリーズがNintendo Switchで遊べるようになる!!! やったーー!!!! この話がすんなり耳に入ってきた方なら、トップ写真を見た時点で私が関東最東端まで何をしに行ったのかもうお分かりいただけたことかと思う。 突然何を言い出した?という方向けに説明すると、このゲームのシリーズ2作品目の舞台に灯台(重要スポット)が登場するのだが、それが銚子にある犬吠埼(いぬぼうさき)灯台に似ているのだ。 灯台自体がというよりは、遠景で見

          【千葉】銚子へ灯台とかを見に行く小旅行

          ひとりディズニーシーで12時間遊んできた

          2023年10月平日にディズニーシーに行ってきた。 シーに行くのは小学生の時の家族旅行以来なので10年以上ぶり。ひとりディズニーは初。 今回、Cinestill800Tというフィルムを夜景撮影で一本使い切りたくて行ってきたのだが、久々なので普通に遊びたくもあり、ひとりで開園から閉園までの12時間フルタイム滞在コースになった。 一応開園前から並ぼうと思い、7:30過ぎくらいには舞浜に着くように家を出た。 舞浜駅からディズニーリゾートラインに乗り換え、早速間違えてランドの方で

          ひとりディズニーシーで12時間遊んできた

          旅館好きが見た夢のような場所・河鹿園で紅葉を見る

          「旅館の部屋の奥にあるちょっといいスペース」として親しまれているあの場所が、私も例に漏れず大好きだ。 一応「広縁(ひろえん)」という名前で呼ぶ場合もあるが、「旅館のあのスペース」と言った方が圧倒的に世間には通じるだろう。 なぜこんな話をしているかというと、東京・青梅にある「河鹿園(かじかえん)」は、あのスペースに凝縮されている「良さ」自体がまるごと一軒の建物になったような場所だったからだ。 河鹿園は2017年に旅館業を廃業し、それからは美術館として建物自体を展示する形で

          旅館好きが見た夢のような場所・河鹿園で紅葉を見る

          【山形】宿坊に泊まって羽黒山と月山に登る旅 3日目

          鶴岡旅行3日目。 前日は下記。 羽黒山と月山に登るという目的を果たしたので、最終日は鶴岡市立加茂水族館へ向かう。 朝6:30、昨日と同じように護摩祈祷をして朝食をいただいた。普段全然ちゃんとした食事をしていないので名残惜しかった。 バスで鶴岡駅まで戻り、別のバスに乗り換えて加茂水族館へ向かう。 乗り換えまで時間があったので鶴岡駅内で「無垢の博物館」という小説を読み切った。耽美の皮を被ったキショめの話なのだが、内面描写が圧倒的に濃く後世に残るポテンシャルを感じた。 40

          【山形】宿坊に泊まって羽黒山と月山に登る旅 3日目

          【山形】宿坊に泊まって羽黒山と月山に登る旅 2日目

          山形・鶴岡旅行2日目。 1日目は下記。 宿坊での一夜が明けた。 6時半からの護摩祈祷に参加するので、早めに起きる。障子窓越しに日光が入ってきているので室内は既に明るかった。 階下へ向かうと、他の宿泊者が祝詞の一部が書かれた紙を取って椅子に座っていたのでそれに倣った。 しばらくするとご主人が来て、祈祷が始まる。 祝詞が紙に書かれている箇所に入った瞬間、プロの宿泊者とみられる男性がご主人に合わせて唱え始めたので、全員がボソボソとそれに倣った。不協和音という辞書の項目にこの場

          【山形】宿坊に泊まって羽黒山と月山に登る旅 2日目

          【山形】宿坊に泊まって羽黒山と月山に登る旅 1日目

          「国語便覧」という書名に聞き覚えはあるだろうか。小中学校の頃に教科書の副読本として配られるちょっと重いあの本だ。(地域差は一旦無視) そこには松尾芭蕉のこのような一句が紹介されている。 この句について思うことは正直一つだけだった。 「月の山」なんて言葉が普通にズルすぎるだろ。 山形県にあるリアルに「月山(がっさん)」という名前の山を訪れて詠んだ句なのだという。しかも挿入されていた山の資料写真が美しく中学生の私は「グッ……!」と思った。 それ以来この山のことがなんとなく10年

          【山形】宿坊に泊まって羽黒山と月山に登る旅 1日目