見出し画像

【新潟】佐渡島へ花の楽園を見に行く旅 1日目

佐渡島には、6月になるとトビシマカンゾウという黄色い花が咲き乱れる場所があるという。

佐渡観光PHOTOより

私にこの場所の存在を教えたのは、地元の神戸を走る地下鉄内に掲示されていた広告写真だった。
当時高校生か大学生だった私は、(美しすぎる…死後の世界じゃん…)と素直に感動し、いつか行きたいところリストに佐渡島の名を追加した。

そうして、開花時期と休みのタイミングが合ったので、ついに島に渡る時が来た。
ついでに行けそうだったので島へ渡る前に新潟の水族館にも行くことにした。

ざっくりとした旅程
1日目(金)
新幹線で東京駅→新潟駅
マリンピア日本海(水族館)
佐渡汽船(カーフェリー)で新潟港→両津港
両津で宿泊

2日目(土)
大野亀でトビシマカンゾウを見る(バス利用)
路線バスで両津港→小木
小木で宿泊

3日目(日)
徒歩移動で矢島のたらい舟に乗る
徒歩移動で宿根木を観光
路線バスで宿根木→小木→両津港
佐渡汽船(ジェットフォイル)で両津港→新潟港
新幹線で新潟駅→東京駅

金曜の出勤ラッシュの中、リュックサックを背負って東京駅から新幹線で新潟駅へ。
まずは、「田舎家 駅南店」でわっぱ飯を食べる。
具が鮭オンリーだと900円なのに対し、いくらをプラスすると2100円になるのだが、3分ぐらい熟考した末に欲に従うことにした。

外観が民家すぎて少し怯んだ
鮭親子わっぱ
単品でも味噌汁と漬物がつく。

新潟駅から出るバスに乗って「新潟市水族館マリンピア日本海」へ。到着は13時頃。
全ての水槽がきれいで、じっくり楽しめた。
平日なので一般客はほとんどいなかったが、小学生と幼稚園児の団体が来ていて微笑ましかった。

圧をかけてくるコブダイ
最近デカ古代魚がアツいのでテンションが上がる
ねむねむカワウソ
まるすぎる
通りますよ

イルカショーもギリギリ見ることができた。
観覧席には幼稚園児の集団もいて、イルカがジャンプするたびに「ワ〜〜〜〜!!!」と大歓声をあげていた。慣らしぐらいの雰囲気のジャンプでも大騒ぎだったので、運営側はさぞかしやり甲斐があったことかと思う。
この場にいた大人連中はみんな勝手にホッコリしていた(多分)が、幼稚園児よりも小さい子はこの騒ぎにビックリして泣き出していて、正直面白かった。強く育てよ…

水族館を後にして新潟駅に戻り、バスでフェリー乗り場まで移動する。
出港30分前ぐらいに到着し、自動発券機で事前に予約していた乗船券を発券した。
修学旅行生っぽい小学生の団体もいて、保護者の方たちが見送りに来ていた。

出航15分前ぐらいから乗船開始。
今回乗るのは、カーフェリー「おけさ丸」だ。
荷物を置いたまま動き回りたかったので1等室のチェア席を取ったのだが、私の部屋には誰も来ず一室貸切になっていた。

16:05に出航。あちこち動き回る。

天気が悪かったので海がかなり澱んでいる
ジェットフォイルに追い抜かれる

乗船時間中はずっと、席に戻ってスマホを充電するのとデッキに出るのを繰り返した。
1等室の客とは思えない着席率。

18:30頃に佐渡島の両津港へ到着。
うら寂れた商店街(ド失礼)を通って本日の宿へ向かう。

宿泊するのは「湖畔の宿 吉田家」。
どれぐらい湖畔かというと、これぐらい湖畔だ。

加茂湖という汽水湖。大きさは日本の離島で最大。

私は旅館の例のスペース(広縁)の情緒が大好きなのでこの光景を見てさすがに小躍りした。しかし、素泊まりなので踊り続けていたら夕食を食べ逃す。
近場にある「いしはら寿司」で生ビールとお寿司をいただいた。

上寿司。全部美味しかった。

ビール一杯でほろ酔いになり眠気が訪れ、一人で「うはwねむねむねむねwww」と思って爆笑しながら宿に戻った。嘘みたいにくだらない本性を酒が暴いている。

布団に入って目を閉じると湖の波音が聞こえた。
穏やかな音と言えなくもなかったが、強風の影響で不気味な感じの音も聞こえてきたので、久方ぶりにお化けの存在を疑う夜になった。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?