興味あることはやりたい自分とネガティブな自分が葛藤する僕の対処法とは。
こんにちは、あまたつです
僕は障がい者になる前はかなりチャレンジ精神に溢れていました。大学時代はサークルを3つ、中国語スピーチコンテストや中国現地調査などやりたいことはなんでもやっていきました。
しかし統合失調症になってからはネガティブな自分がチャレンジ精神に影を落とします。常に最悪の事態を考えて行動するようになっていきました。
もちろん今でもチャレンジ精神旺盛な自分はいます。A型作業所に通いたいと思ったり、副業でダイエットインストラクターをやってみたいと思います。
ふと冷静になると「A型作業所に行って体調崩れて再発したらどうしよう」「ダイエットでお金もらったのに痩せさせられなかったら悩むんだろうな」とネガティブな自分に支配される時もあります。
大学時代はとにかく「やらない後悔よりやる後悔」がモットーでした。卒業しても働くための訓練をする就労移行支援所でもチャレンジ精神は旺盛でした。
そんな僕がネガティブになったきっかけは就職して持病の躁鬱病(双極性障害)の悪化からの退職、統合失調症の発症だと思います
就職活動で念願の人事部に就職できましたが、躁鬱病が悪化し退職することになりました。期限つきの障がい者枠のトライアル採用内だったため雇用保険もつかず、お金に困りました。
それが3ヶ月続きうつ病が悪化し入院。入院してから統合失調症が発症して保護室(印象的には独房のようなところ)に入って地獄の日々でした。
たった一度の就職の失敗から統合失調症を発症するまでジェットコースターに乗ったかのように自分ではコントロールできずただ状況が悪化していきました。
たった一度就職で失敗したら保護室行きになり苦しくなりました
この経験から最悪の事態を考える癖がつきました。遠くに外出するときもトイレの不安が募るようにもなりました。ささいなことでも思考が大きく変わっていきました。
しかし安全と思えることは積極的にチャレンジできます。広報新聞に自分のエッセイを載せたり、下道での遠出(運転してもらう)などはできるようになってきました。
小さいチャレンジの積み重ねを大事にしようと思えるようになっていきました。
現在働いている作業所で今まではやってこなかった外仕事にも積極的に参加するようになりました。
「なんだ出来るじゃん!これからもやりたいな」と思えるようになったのは大きな変化でした。
最悪の事態を考える癖は簡単には治りません。もちろんネガティブな感情は自分を守ってくれる意味もあるので不安と一緒に付き合っていくのは大切です。
ただ不安な気持ちに支配されたらどうするか。不安に飛び込むには安全だと思えるものを抱えるのが大事だと思います。バンジージャンプも安全ロープがあるからこそ飛び込めるのであって、安全が確保されてなければ飛ぶ勇気はでません。
トイレか心配なら携帯型のトイレを用意してました。
チャレンジしたいけどできない辛さはあります。完全に安全なことはありません。チャレンジにはリスクがつきものです。リスクよりチャレンジしたい気持ちが強ければやれるんでしょうね。
今のB型作業所に通う前は全く再発の恐怖はありませんでした。自然と通う日数を増やして無理なく今も働き続けられます。
今の作業所で働き続けるのも選択肢の1つです。安定の中でチャレンジしていく。広報新聞でエッセイを発信したり、執筆活動を続けていくのもいいかなと思い日もあります。
同じ職場で仕事できる人に「A型作業所には行かないんですか?」と聞くと「体調崩したくないからいいかな」的な返答をされました。
挑戦が善で挑戦しないことが悪という価値観にとらわれていましたが、今のまま安全に暮らすことも1つの生き方なのかなと思いました。
最後にチャレンジしたいのに不安な感情に支配されて苦しんでいる方、それはあなたを守るためのものでもあります。自分が心地よい中でチャレンジしていって少しずつ階段を昇るように「出来そう」の感覚を取り戻すのがいい思います
ネガティブな感情と戦うのではなく共存していくことを大事にしていきます
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