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中国嫌いな僕が中国留学に!日本人が知らない中国人の実態を紹介します

こんにちは、あまたつです。コロナの影響か周りに中国嫌いな人が増えた気がします。学生時代、中国に留学した経験を元に語ります。

まず中国が嫌いになったきっかけは尖閣諸島中国漁船衝突事件です。当時を知る人なら知っていると思いますが、動画投稿サイトに中国の漁船が日本船に突撃した映像を見て、「中国はなんて野蛮な国なんだ!」と感じました。 

ネットで中国の悪事を調べていくうちに中国嫌いになっていきました。ネトウヨのような存在になっていたのかも知れません。

高校生だった僕は「いずれ中国と日本は戦争になる!」と感じ、日本が負けても中国語が喋れればなんとか生きられると思い、中国語や中国関連の教養の教育で有名な愛知大学現代中国学科に指定校推薦で入学することになります。

面接で「なぜこの学部を希望したんですか?」と聞かれましたが、さすがに中国共産党が嫌いだからですとは言えませんでした(笑)

さて話は本題に入ります。中国嫌いだった僕は中国に来て中国人の印象が変わりました。

きっと中国人は日本人を嫌っているだろう、敵意があるのだろうと思ってました。中国語の授業の時、中国語で「中国人はとても親切です。」という文を読み上げるのは懐疑してました。

中国の天津に留学して始めて思ったのは中国人の心は温かさを持っていること、そして日本人に敬意を持っていることです。

出店の店員さんに出会った時、友達が「あなたは韓国人?日本人?」と聞かれてました。友達が「我是日本人。(日本人です)」と言ったら、「私、日本人好きよ!勤勉だしみんな親切ね」と言われました。

その店員さんは逆に韓国人の友人には厳しかったです(笑)

僕が留学した時は反日運動が盛んで、日系スーパーが影響を受けてました。学校から服装で日本人だと分かると何があるか分からないから服はダサいのを選んで持ってきてと言われました。

恐怖を感じたのは、バスに乗っている時バスの中で立っていたら目の前に座る中国人のおじさんが安倍首相や日本政府を批判する新聞を読んでいたことです。その時はさすがに緊張しました。

しばらくして中国人の学生と語学パートナーをやることになりました。同世代や少し上の世代の中国人はみんな小さい頃から日本のアニメや漫画に触れています。片言の日本語で「俺の夢は海賊王になることだ!」という中国人学生もいました笑

留学先の大学にはバスケコートがあり、その中に「俺はスラムダンクを観てバスケを始めたんだ」と言ってくる中国人学生がいました。もちろん本屋には進撃の巨人の中国語版が売ってました。

中国人は育った地などによっても多少性格は違います。それでも親日家が多く、中国人を好きになっていきました。

コンビニのような店ではマニュアルもなく、気軽に話かけてくれます。

しかし多くの中国人に共通するのが「日本政府は嫌い」というものです。ただ日本人が好きな人は多いです。

ぼくもそうでした。中国人は好きだけど中国政府は嫌い。

「木を見て森を見ず」じゃないですが「森を見て木を見ず」

僕は中国という森を嫌っていたが、一本一本の木という中国人に触れ合っていく中で中国人という森を初めてみることができました。

中国人に触れてないのに勝手に中国人を嫌う人がいます。僕は中国人をニュースやインターネットの世界だけで見ていました。そこに温かさや親しみを感じることができませんでした。

中国留学を通して生身の中国人に触れたことで中国人の良さを知ることができました。

しかし中国政府は未だに嫌いです。ウイグル自治区での人権問題。香港を事実的支配。台湾併合を狙うなど。

嫌う要素がありすぎてしょうがないです。

それは中国人から見た日本像とも一致します。日中戦争による侵略。南京大虐殺。僕が留学していた南開大学でも日本軍による侵攻がありました。

歴史を知れば知るほど嫌いになる。

だから生身の中国人に会うことは印象を変える上でとても大切になります。

留学するのは難しいですが、中国人は日本人好きが多いと知ってもらえると嬉しいです

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