新・名刺代わりの小説10選
こんにちは、天音です。
ついに新しい「名刺代わりの小説10選」が決まりました。
この前あげた10選も相当迷ったのですが、新しい10選の選考もやっぱりとっても迷いました。
断腸の思いで切り捨て、吟味した10選です。
📖ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』
📖小野不由美『風の万里 黎明の空』
📖辻村深月『かがみの孤城』
📖江戸川乱歩『孤島の鬼』
📖東野圭吾『容疑者Xの献身』
📖住野よる『麦本三歩の好きなもの』
📖森見登美彦『有頂天家族』
📖シェイクスピア『あらし』
📖小林泰三『アリス殺し』
📖伊坂幸太郎『逆ソクラテス』
今回はシリーズものも、その中でとくに好きな一冊に絞りました。
そして第一弾の10選が“私の読書遍歴”を表していたのとは打って変わって、今回はただ読後感を重視して選びました。
どれも読み終わって時間が経っていますが、全て表紙を見てすぐ「これはよかった本だ」と理由なく思える本です。
理由なくというのがポイントなんですが、これらの本は手放しに“好き”と表現できるものばかりではありません。
私の読書感想を読んでくださった方はわかるかもしれませんが、「君この本の反応薄かったよね」と思うものもあると思います。
例えば、住野よるさんの『麦本三歩の好きなもの』。
実はあまり三歩ちゃんのことは好きではありません。おそらく彼女が同じ職場にいたらイラッとしてしまいます。
小林泰三さんの『アリス殺し』も、読んでるときにはえぐい怖いとしかつぶやいていませんでした。
しかし、主人公に共感できたり美しい言葉が出てくる本でなくとも、今回選んだものは全て強烈に善いという印象を持っている本なのです。
この、「なんか善いわ」と思うかどうかが選考基準でした。
ギリギリまで迷ったのは『複眼人』と『真夏の方程式』、そして『コンビニ人間』です。『複眼人』も『コンビニ人間』も正直面白くはなかったんですけど、どうだったと聞かれたら「善かったよ」と確実に答えます。
読書垢を始めてから。
そしてnoteで感想記事を上げるようになってから。
今までにないくらいのペースで読んでいます。
今回10選に選んだ本は、noteに読書感想記事をあげているものもあるくらい最近読んだ本が多いです。
私の中の「善い」が日々更新されていることを実感します。
前回と比べてかなり一新されました。
好きなものが新しく変わっていくのは少し寂しいですが、多くの本と出会い、自分の「好き」の選択肢が増えたことを嬉しく思うことにします。
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