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こんなとこにも数学が!

こんにちは、天音です。

今日の読書感想は岩波書店から『解きたくなる数学』

あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーが、これまでにない数学問題集を作りました。そこには、ひと目で心を奪われる問題ばかり。数学が苦手な人も得意な人も、魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。論理の組み立てが学べ、思考のジャンプが身につきます。考える楽しさを求める中学生以上のすべての方へ。

Amazon書籍説明

わたしは数学がとてつもなく苦手です。
数学、というよりは理系科目全般苦手でした。

あくまで“苦手”であって、嫌いではないんです。
たとえ高校生の時、物理基礎はGがかかった瞬間に投げた過去があったとしても。

成人して、計算問題とあまり関わらなくなって久しいです。
物理数学ができなくて困るようなこともなく過ごしています。

この本と出会ったのは偶然です。
フォローしてる岩波書店さんのアカウントが新刊をお知らせしてくれたから、なんていうとても受動的なもの。
見た時も「ふーん。数学かあ」と思いましたが、売り文句の「ピタゴラスイッチ」という単語に惹かれます。
そしてタイトルの“解きたくなる”。

反抗心が燃えますね。
わたしの数学苦手レベルがわかるエピソードを挙げましょうか。
高校のとき、提出した課題を添削した数学教員に「何をしてるんですか?」とコメントを書かれたことがあります。なんやねん。こっちが知りたいわ。
そんなわたしをこの本は救えるのかと、謎の上から目線で勝負を挑みます。

「中学生以上の全ての方へ」と書かれてるので。
一応大学は卒業した身です。
憐れなわたしに、数学との和解の道を示してくれるんじゃないかと期待を高めながら本を開きました。

バスの窓の面積。
道のタイルを使った直線。
お店から自宅までの距離。
チョコののったケーキをぴったり半分こ。
……などなど。

この本の問題は、多くが写真で示してあります。

そして使われている題材もほとんど身の回りに溢れているもの。

日常を切り取った問題が、開いていた数学との距離を一気に詰めて「自分にも関わることだぞ」とわたしに語りかけてきます。

一見簡単に解けそうなのですが、論理的に説明してとなると「ちょっとよくわかりません」となる問題ばかりでした。
日常的な問題なので、感覚で解いてしまう・解けてしまうものもありましたね。

……それは解けてないというご指摘はもっともです。
途中の式がないとか、よく注意されました……。
ううう。お腹痛くなる。

どの問題も「なるほど!」となり、解ければすっと光が入って来るようで楽しかったです。
あ。数学が好きな人はこの感覚が好きなんでしょうか。

この本を開いたことで、日常にもたくさん数学の問題が隠れていることがわかりました。
わたしの生活ってきっと効率の悪いことばかりなんだろうな。

読書の一環としてこの本を手に取ったんですが、久しぶりにノートに書きながら計算を考えるきっかけになりました。
思考も筋トレと一緒ですね。
長年数学的に考えてこなかったせいか、論理的な思考がまったく動かなくて驚きました。

まさに『解きたくなる数学』。
触発されて別の初心者向けの数学の本を借りてみたので、ちょっとずつ復習でもしてみます。


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