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お決まりの結末

文学をやるトリと、文学をやるウマが
手と手を取り合うことでできた
文学トリマーなる文学団体

自分が文学だと思うんなら文学だ

を合言葉に、勢力を拡大している

けれど
自分は文学だと思っている
との言いわけのもと
ずばばんと言いきってしまえば
それだけで、文学、の格を得られちゃう
そういったとこが、ウチのねこは
気に入らないみたいなのだ

ウチのねこがやっているのは
文学ではなく、文芸なので
その団体に参加することはできない

そもそもの話、ねこは
トリでもないし、ウマでもないから
やってるのが文学であったとしても
その団体に参加することはできない

文学の話をしても
つまらないんじゃないかね?

ねこに言われる

楽しければ、いいんじゃないのかなあ

なんて、わたしが言うと

彼らのお祭り騒ぎと一緒だな

ねこは言って、そっぽを向いてしまう

そうやって、いつものパターンで
ねことわたしの会話は
終わりになる



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