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ごきげんさんが集う「島民のたまり場」に行ってみた【島民インタビュー】

こんにちは!海士町ふるさと納税担当です!
海士町も例年より早めの梅雨入りとなりました。

体調も悪くなりがちなこの時期、海士町には海士町の自然を活かした心身の癒し方があります。
今回は皆様に海士町の’’ほけんしつ’’をご紹介いたします!

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島のほけんしつ 蔵」におじゃまし、アロマセラピストの島根輝美さんにお話を伺いました。
こちらでは、クレイやアロマを使用したケア、カウンセリング、アロマ商品の販売などを行っております。
港の真ん前にある昔からあった蔵を使った建物です。

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元々は会社員をしていた輝美さん。

当時からこころとからだのつながりに興味があり、自身もアロマセラピーを受けていたことから、会社に勤めながらアロマセラピーを学び始めました。

40歳手前で資格を取ってからは福祉施設や緩和病棟で働いていましたが、娘さんの成人を機に、セラピストとして独立。


都会のおしゃれなところでやるイメージではなく、地域に入り込んでコミュニティの中でセラピーをやりたいという気持ちから、両親の生まれ故郷である海士町を選びました。

・海士町の自然でつくるアロマ

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海士に来てからは、クロモジ精油の試験蒸留を始め、海士町の自然を活かした精油を作り始めました。


香りは脳と密接に関係していて、緊張や苦しさも香りで緩和することができます。
「身土不二」つまり、「人間の体と人間が暮らす土地は切り離せない」という考え方から、治せるとまでは言わないが、海士町で起きた不調は海士町の自然で緩和できると考えました。

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・他の地域とは違う海士町のクロモジ

輝美さんの研究により、海士のクロモジの成分は他の地域のクロモジとは違うことがわかりました。
他の地域のクロモジはリラックス効果の成分が多いのに対し、
海士町のクロモジはリラックス効果に加え炎症を抑える成分も多いのです。
海士町では昔から体の不調が起こるとクロモジをお茶にしたふくぎ茶が飲まれていましたが、それは科学的にも正しい治癒法だったのです。


輝美さんは、海士町の人には心身の健康に役立ててもらいたい、島外から訪れた人には香りで海士町を感じ、思い出してもらいたいという気持ちからクロモジ精油を作りました。


・みんなにとっての逃げ場

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蔵では精油の販売やアロマを使ったケアをしていますが、別の側面として、島民のいい意味での逃げ場となっています。


ちょっと疲れた人、弱音を吐きたい人、ただ話したい人、休憩しにお茶を飲みに来る人など老若男女様々な人が集まります。
どんな場所か一言では言い切れない、島民にとってのほけんしつのような場所です。


都会から来る人も、島を訪れる時点で非日常を求めている。
そんな人にとっても、日常での疲れを癒し、本来の自分に帰れるような場所です。

・カフェとしてのスタート

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そして蔵では、夏ごろからカフェもスタートします。
以前から、蔵に立ち寄る人にはお家に遊びに来てくれた人に出すように無料でお茶やコーヒーを出していましたが、カフェとしてお金をいただいて飲み物を提供することになりました。
これは収益の獲得が目的ではありません。
蔵を知らない人、蔵に行ってみたいけど行く理由がない人、ふらっと立ち寄りたいけど気を遣ってしまう人、そんな人たちが蔵を訪れる口実づくりのためのカフェなのです。
カフェでコーヒーを飲むという理由があれば蔵を訪れてくれる人が増えるかもしれない。そうすれば日常に疲れている人、苦しんでいる人が癒されるきっかけづくりのお手伝いができるかもしれないという思いが込められています。
さらに、海士町にはいつでもやっているカフェがありません。島外の人もふらっと訪れることができるカフェがあればいいなという思いもありました。


輝美さんは、すべての人に蔵を活用してほしいと考えています。

みんなにごきげんさんでいてほしい。幸せでいてほしいとまでは言わないけど、蔵を訪れた人が鼻歌を歌っちゃうくらいのごきげんさんでいてくれたらいい。ケア、香りの商品、会話、コーヒーを通してごきげんさんを増やしていけたら。」

そのために輝美さんが大切にしていることは、

私がごきげんさんになること」です。

まず自分がごきげんさんになることで、まわりの人をごきげんさんにすることができるのです。

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そんな想いが込められた海士町で取れたクロモジのアロマ商品、実際に海士町で体験できるケアチケットがふるさと納税の返礼品としても出されています。
ぜひ、海士町の自然でこころとからだを癒してみてはいかがでしょうか。
自分をごきげんさんにするために、また、大切な方へのプレゼントにもぴったりの返礼品です。

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