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#一日一筆 用

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いつか筆ペンで認ためようと思ったコトバを集めてます。
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#パパの子育て

学びの冒険に出た娘。

学びの冒険に出た娘。

「今日から君たちは、学びの冒険に出ます」

小学校の入学式で娘は、こんなすばらしい言葉をもらいました。

学びの冒険に出る。

本当にそうだなって思う。
子どもたちにとってこれから始まる小学校生活は、まさに学びの冒険。

道行くアチコチにある好奇心の種に気づき、拾い、育む。
言葉を学び、本を読み、算数を知り、字を練習し、身体を動かす。
そのすべてが、子どもたちの世界を大きく広げてくれる。

何かを

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子どもって、言葉ってすげーなー。

子どもって、言葉ってすげーなー。

明日の朝は久しぶりにお弁当をつくる。

最後の幼稚園弁当を作ってからひと月ほど。
その間、引越しがあり、バタバタと片付かない毎日の中でなかなか自炊もできなかった。

徒歩圏内にお店などほとんどないような、山と森に囲まれた環境から一変。
いまは徒歩1分で、美味しそうなお店が立ち並ぶ、こじんまりとした商店街へとたどり着く。

この街では、自分で何かを作らなくても、便利なものがそこら中に溢れかえっている

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子育てはとにかく「待つ」と「我慢」と思った。

子育てはとにかく「待つ」と「我慢」と思った。

娘と一緒に駅まで歩く。
まっすぐ駅まで歩いていくなんてことは全くなくて、10歩も行けばすぐに立ち止まる。

標識を見れば「あれは"止まれ"やで」と立ち止まり。
車が遠くに見えれば「車や!」と立ち止まる。
そのくせ、すれ違おうとする車がいるのに、突然走り出そうとしたりする。

大人だけなら5分の道のりも、10分、15分かかることだって珍しくない。

よっぽど急がねばならない理由がなければ、ぼくはのん

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親として望むのは、君がどんな生き方をするかではなくて、君がいまこの瞬間を幸せに感じながら生きていくことだけ。

親として望むのは、君がどんな生き方をするかではなくて、君がいまこの瞬間を幸せに感じながら生きていくことだけ。

夜。家に帰ると娘が「パパー! 会いたかったー!」とお出迎えしてくれた。
玄関に駆け寄ってきて、足にしがみついてくる。
ダイニングからは、カレーの香ばしいにおいがした。



今日は一日中、バタバタと忙しくてクッタクタになったけど、家に帰って来られたことが本当に嬉しかった。

娘は、いったいいつまでこうして、ぼくを必要としてくれるのだろう。「パパと遊びたかった!」と言ってくれるのだろう。



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「言葉にさせる」は結構な暴力かもしれない。

「言葉にさせる」は結構な暴力かもしれない。

娘をはじめ、小さな子どもたちと話をしているとふと思うことがあります。
それは「言葉にさせる」って、相手は結構なパワーを使うことだなって。

子どもとの対話で大切なのは「子どもの話をちゃんと聞いてあげること」。これってよく言われているし、ぼくも心から同意します。これは子どもだけじゃなくて夫婦や大人同士でも同じことが言えるとも思います。

でもこの「話を聞く」というのがなかなかむつかしい。

そして、

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「社会である程度適応していけるために、子どもに教えないといけないこと」って?

「社会である程度適応していけるために、子どもに教えないといけないこと」って?

先日の記事に対して、スギムラツネユキ@映画と本さんからTwitterでコメントを頂きました。

ゆっくり食べることを許容し続けてあげるか、社会である程度は適応していくために一緒に練習するか。

これは、とてもいい問だなと思ったのでちょっと深めて考えてみたいと思いました。

「社会である程度適応していけるために、子どもに教えないといけないこと」とは「社会である程度適応していけるために、子どもに教えな

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学校が辛かったときに、親にして欲しかったこと。

子どもの頃、ぼくは学校が嫌いだった。
ぼくにとって、唯一の居場所は家しかなかった。
でも、だからと言って親がぼくの理解者であったというわけでもなかった。

そんな話をする機会があった。そのときに「親にどうしてもらいたかったですか?」と問われ、はたと考えた。

不登校一歩手前。ぼくが親にして欲しかったこと。ぼくが学校へ行くのが辛い、という想いは両親には「甘え」と受け取られていたと思う。
「甘い、意志

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