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あずましいエッセイ集

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奇跡的な嬉しい思い出

奇跡的な嬉しい思い出

私には皆さんが経験することが極めて少ないであろうと思われる奇跡的なことがよくある。

それは2013年8月北海道札幌市での出来事。

北海道滞在時間42時間1000㎞超を移動するハードスケジュールの中にあった。

予定がタイト過ぎるなか、それでも次回いつ行けるか分からないので、ちょっと寄り道程度に墓参に行くことにした。

まだ、お盆休みの墓参の時期ではないので墓地には人がほとんどいなかったが、私の

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ランドマークの夜

ランドマークの夜

台湾のに大都市にはそれに相応しい高層ビルがランドマークとしてそびえ立つ。

第一の都市台北には101。
第二の都市高雄には85。

ともにビルの名前の数字は階数を表している。

そんな台北101ができるまでは台湾一だった高雄85、ホテルの窓から夜の空に浮かぶその姿を眺めると、なぜか寂しそうに見えるのは気のせいなのか?

そしていつの日か101も今の85のように見えてしまう時が来てしまうのだろうか?

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床屋

床屋

私は子供の頃から床屋は嫌いだった。

そしていいオッサンになった現在も変わらない。

それは長時間(そんな長時間でもないが)動かずにじっとしているのが苦手だからだ。

されど、髪の毛は伸びる。

いっそツルッパゲになってしまえば、床屋などに行かなくてよいのだが、それもまた悩ましい。

そして、伸びてボサボサになった髪の毛を見て重たい腰をあげ床屋に向かうのだ。

髪を切るということだけ、考えれば床屋

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