984 無駄に気づいているのに動けない理由
こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。
【無駄に気付いているのに動けない理由】
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僕は経営を始めてまだまだひよっこなのですが、
それでもたくさんの経営者に出会います。
たくさんの経営者と繋がることで、
共通点なども見えてくるようになりました。
とは言え、僕はまだまだ経営者なんて言えるようなほどではないので、
僕自身もいずれそのような共通点を抱えるのかもしれません。
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その共通点というのが、
『無駄とわかっているけど、なかなか行動できない』
ということ。(事業において)
もちろん事業規模や形態にもよりますし、
無駄を省くこと自体の優先順位が低い場合も多々あります。
なんならその無駄を省く作業よりも、もっと生産性が高く、利益率が高いことのほうに注力してしまえば、その無駄は省いたものと同じとも言えます。
簡単に言うと、
2000円のタクシーに乗って5分でそこに行くのか、
300円のバスに乗って15分かけてそこに行くのか
ということでしょうか。
〈時間をお金で買う〉ということに似ているイメージです。
企業の時間単価を計算して、無駄を省いて時間を浪費するより、
無駄を残したままでもいいからそれより利益を生むことに注力する。
すると、その無駄の部分はカバーすることができるから何の問題もない
という計算式です。
ただ、会社の売上や利益なんていうものは簡単にコントロールすることは難しく、無駄を省くことのコントロールは意外と簡単です。
会社規模になると桁が変わってきますが、
例えば家庭で考えてみましょう。
9月はコンビニのコーヒーを買いすぎて、それが無駄だと思った。
ということは10月はコンビニのコーヒーを買うのをやめよう。
こんな感じで、簡単に無駄というのは排除することができます。
(意志が続くかどうかは別として)
では会社での無駄と言えば、書類が山積みになっているとか、動線に物が置かれているとか、棚の上に中身のわからない段ボールがあるとか、10年以上前の領収書が残っているとか。
そんな物、別に無くても困らないのに残してしまう。
それはなぜか?
答えは簡単です。
【めんどくさいから】
これに尽きます。
家にある物だって、きっとめんどくさいから後回しにしているものも多いはず。
無駄だと分かっているし、不要なのもわかっているけど捨てないし、捨てられない。
無くても困らないのに、なぜかそこに置いておく。
なぜか?
「めんどくさいから」に他なりません。
いやむしろ、そんなことよりもっと他に魅力的でやるべきことがあるのかもしれません。
しかし、そこに置いてある、つまりは認知している以上は脳内のどこか片隅にその物の情報が鎮座しています。
そんな小さな無駄な情報が積み重なって、頭の中がぐちゃぐちゃして判断力が鈍ったり、冷静な思考ができない状態になっている。
物事の正しい優先順位やロードマップなどさえもわからなくなり、
めんどくさいことを避けたいから結局ヤフーニュースやyoutubeに流れて無駄な時間を過ごす。
そんな繰り返しが、永遠に続くのです。
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ぼーっとしていて物が少なくなっていくなら、誰も苦労しないでしょう。
ゴミ屋敷だってこの世には存在しません。
しかし、物を手に入れたのは自分で、手に入れたのなら捨てないといけないのも自分。
動物と同じように、一度飼ったならば最後まで面倒を見ないといけないのは物も同じです。
・いつか手放そう
・そのうち捨てる
・誰かがやってくれる
・そのタイミングが来る
そう思っているうちは、決して行動はできないし、物は少なくなりません。
気付いた時にこそ行動しなければ、現実は何も変わらないのです。
無駄だと思った段階で、多くのことは本当に無駄です。
本当に必要なことは、「無駄だ」と1ミリも思わないので、それが当たり前になります。
自分の大好きな趣味を「無駄だ」なんて思わないのと同じです。
自分にとって本当に必要なものや、大好きなことは無駄なんて思わないのです。
つまり、無駄だと思った段階で自分の心はもう他のところに向かっている。
関心が薄れ、興味もなく、ただそこにあるだけなのです。
好きな物ならば、使っているはず。
手に持っているはず。
ホコリをかぶらないはず。
このような視点で物を見ていくと、あら不思議。
大して興味がないものばかりを、身の回りに置いていませんか。
本当に必要な物なんて、少ないのです。
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