観光地が抱える売上のジレンマ
僕が住む地域には有名な観光地がある。特に土日は県内外から多くの観光客が訪れる。ただ、コロナをきっかけに売上が落ちてしまった。「もっと売上を上げていかないといけない」観光地で商売をする人たちの共通の悩み。
売上を上げるには誰向けに施策を行えばいいのだろうか。
観光客?地元客?ネット上で繋がっている遠くに住む人?
「たくさんの観光客に来てもらうため、地元の魅力をPRしないと」と意気込む声をよく聞くんだけれど、本当にそうだろうか。土日にだけ本腰を入れ、平日は我慢するのだろうか。
売上を上げるためには、地元の人に向けた施策もするべきだと思う。土日は自然と人が来る。観光客が来ない平日にどう売上を上げるのか。“地元の人にもお金を落としてもらう”、これがポイント。
そもそも、地元の人は観光地で何が起こっているのか知らないことが多い。地元の人ですら「あの観光地は観光客のもの。私たちが買い物をするところではない」という認識を持っているという。
せっかく素晴らしい資源があるのにもったいない。地元のお土産として買ってもらったり日常的に買ってもらえたりすれば、売上も安定するのに。
地元の人たちにも知ってもらうために、やるべきことは以下の3つ。
「地元客向け」と「観光客向け」の2軸で展開する
常時コミュニケーションをとれるようにする
複数の媒体を使って知ってもらう努力をする
あくまでも僕が考える売上を上げるための施策。他に良い方法があれば、ぜひ教えていただきたい。
1.「地元客向け」と「観光客向け」の2軸で展開する
消費期限が短くても地元客であればすぐに消費してもらえるため、特に問題はないだろう。だったら、地元客向けに新鮮な商品を開発するのも1つの手かもしれない。
観光客向けには「The 有名商品」の方がウケる可能性が高い。王道を走っていけばいい。
問題なのはどちらかに偏ってしまうこと。複数のターゲットに対応するための打ち出し方や商品を作り、平日も土日も対応できるようにすれば売上は上がっていくはず。
両軸で考えることが大事。
2.常時コミュニケーションをとれるようにする
僕がおすすめしたいのは「LINE公式アカウント」の導入である。一度接点を持ったお客さんとコミュニケーションを取りやすい。
お店の販売状況
セール、お得情報
お店、スタッフのこだわり
などなど。
ただ商品を買ってもらうだけでなく「人との交流ができること」も体験として価値を感じてもらえるように。物売りではなく体験売りもできると、落としてもらえる金額が上がるはず。
LINE公式アカウントはぜひ導入したいところ。
3.複数の媒体を使って知ってもらう努力をする
どれだけ良い商品やサービスがあっても、知られないと意味がない。田舎であればまだまだチラシや紙媒体も有効である。
どんなお店でどんな人が働いているのか
店舗のこだわりは何か
どんな価値があるのか
観光客向けと地元客向けで視点を変えつつ、複数の媒体で発信することが大事。すぐには成果が出にくいからこそ、長期的な施策としてコツコツ取り組まないといけない。
情報発信できるかどうかで売上が左右されると言っても過言ではないだろう。
多くの事業者が悩む売上問題。その中で僕はどんなことができるのか。せっかく地元に帰ってきたんだから、地元を盛り上げられたらいいな。
僕ができるのは情報発信の部分で力になること。素敵なお店やサービスの価値をありのままに伝えられるようにサポートしていきたい。
集客でお困りの際はぜひご連絡ください。
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