当事者は知識の定着量がハンパない
昨日、税理士さんに起業の相談をしに行った。ふわっと起業する意思を伝える場ではなく、かなり具体的な意思とスケジュールを伝える場になった。
相談者の僕たち(ビジネスパートナーも含む)が次々と質問を投げかけ、税理士さんは具体例を交えながら返していく。
結論としては、めちゃくちゃ勉強になる時間だった。
ネットの情報はあくまでも一例にすぎず「自分たちの場合はどうか?」という、自分事に落として考えるのは難しい。
今回の相談の場合、全ての主語が“自社”であったため、難しい話題もスッと腑に落ちた。
他人と会社をやるときは株式会社の方が後々やりやすい
決算公告は義務ではあるが、莫大な売上を上げている企業以外は公告していないことが多い
中小企業の場合、手続きのために数年に一度しか決算公告をしないため、ランニングコストはかかりにくい
役員報酬を控えめに設定して役員賞与で調整するのが賢明
県ごとと市ごとに設定されている税金がある
拠点が増えれば増えるほど税金が発生する
などなど。
起業を考えていないときは上記の情報を見ても「ふ〜ん」と見逃していただろう。自分がやっと起業をする立場になったことで理解できるようになった。
英語を学ぶには留学に行ってしまった方が早いし、お金の勉強をしたいなら試験に申し込んでしまう方が早い。
要は学ぶ目的を明確にすることが知識定着への近道ということ。何のために学ぶのかをはっきりさせておけば、質問も学ぶポイントも具体的になっていく。「起業したいんです」という学生に対して「起業しちゃえよ」と大人たちが言っていたのを思い出した。
むやみやたらに情報を拾っていても脳が疲れるだけ。全てを完璧に覚えておくことも不可能。そうであれば、必要になったタイミングで必要な情報を拾っていけばいいんじゃないだろうか。
僕個人的には学びの範囲が広くなってきていて、すごく楽しい。やることもやりたいことも増えてきているが、前に進むためには必要な負荷だと感じている。
いよいよ起業が現実味を帯びてきた。
焦りすぎず一歩一歩階段を登っていきたい。
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