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地方移住・地方仕事のリアル

地元にUターンをして1年半。“地方で起業をする、仕事をする”ことを通して、地方ならではの世界が見えてきた。

ネットでは「地方なんてヤバい」とか「地方は儲かる」とかいろんな経験談や憶測が飛び交っているが、実際のところはどうなのか。忖度なしにリアルな情報を発信していきたい。

<前提>
・滋賀県長浜市
・25歳
・ふるさと納税事業、SNS運用、ライティング、クラファンサポートなど


移住者の受け入れ方

長浜市は移住者が比較的多いことから、地域の人たちの受け入れ態勢は整っていると思う。よっぽどのことがない限り、村八分のような仲間外れにすることはほぼない。

ただ、心から受け入れてもらうには時間が必要。特に、県外から移住してきた人に対しては一定の距離があるような気がする(あくまでも僕の肌感覚)。

僕の場合「長浜出身で、最近帰ってきたんです!」と言うと、一気に会話が弾む。大して何もしていなくても、地元の絆的なものは存在するのだろう。


地方は都会に比べて人口が少ない分、一人ひとりの結びつきが強い。街や村独自のルールや文化があるため、すぐに打ち解けるのは至難の技。

変に期待も不安視もせず「順応するにはある程度時間が必要」と考えるぐらいがちょうどいいと思う。


若者不足

25歳の経営者(ぼく)はかなりレアな存在。僕の次の世代といえば、10個以上離れた先輩方である。つまり、若者不足の地方では若いだけでチャンスをもらいやすい。

特にWebやIT業界で起業したい人は、若いうちに地方で仕事をするのはアリだと思う。想像以上にまだまだアナログだし、なんとかしたいけどやり方が分からない中小企業はいっぱいある。


将来的に地方へ移住して起業を考えているのであれば、早く行動するのをおすすめしたい。関係を築くのにも時間がかかるし、年齢も武器にできるから。

やる気や行動力のある若者は、長浜市に限らず、地方では喉から手が出るほどほしい存在。僕自身は早くUターンして良かったなと思う。


泥臭く動けるか

地方の場合、打ち合わせは基本的にオフラインだし、イベントや行事ごとで直接顔を合わせる機会が多い。「この場だけの1回限り」というような関係性はほぼない。どこかしらで必ず会う(会ってしまう)。

だからこそ、ある種の根回し的な動きや関係性作りは必要不可欠。手間でもあるし面倒ではあるけど、地方で生活するには多少やらないといけない。

泥臭く動ける人にとってはそこまで負担にはならないと思うが、ずっと都会で暮らしてきた人にとっては文化の違いを感じると思う。


地方は面白い

リアルな情報を書くと「地方って大変そう」と思われるかもしれない。でも、僕は胸を張って地方は面白いと言い切れる。

まだまだポテンシャルはあると思うし、都会では味わえない経験もたくさんある。

地方だからこそ、僕だからこそできることを探して、地方を盛り上げていきたい。


▼▼おばた・プロフィール▼▼


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