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無職日記#14 「痛み」は希望も気力も根こそぎ奪っていく

こんな痛みが続くなら、死んだ方がマシ。そう、何度思ったことだろうか。女という体を持って生まれてきてしまったばかりに、毎月襲われる痛み。人生の1日に3回はロキソニンを飲まないと眠ることすらできない。これでも子宮内膜症の治療をし始めてかなり楽になったほうだ。症状が悪化していた時期には、痛みで失神したり救急車で運ばれたりしたこともあった。

生理が来るたび、私は絶望する。あらゆる対処法を試しても、手術までしても、痛みのない生理はなかった。
「痛み」は、人生に対する希望を蝕んでいくいくものだ。
指先を紙でうっかり切ってしまったとき。あの小さくて浅い傷でさえも日常生活を送る上で不便さを感じて、痛いの嫌だな、と思うのに。生物学上で女という体を持っている以上、永久的にこの痛みが続くと思うと何もかも嫌になる。

あれやりたい!これやりたい!
あそこに行きたい!こんなことしてみたい!

そんな希望を根こそぎ奪っていき、日常生活を送る気力さえ奪っていく。こんな痛みが続くならいっそ死んでしまった方がどれだけ楽だろうか、という思いに囚われる。

1ヶ月のうち、最低でも7〜10日間は不調が続く。痛みに囚われ、倦怠感に襲われ、何もできない自分を苛む。生きる希望を失い、なぜ自分ばかりと絶望する。不調の自分を受け入れるとか自分を大切になんてポジティブなんかになれやしない。さっさとこの痛みをどうにかしてくれ、この痛みがなくなるならなんでもするから、と行き場のない懇願をする。

1年で換算すると、84〜120日=約3〜4ヶ月間が不調。今後、閉経するまでのおよそ20年間(平均閉経年齢を50歳として)、これが続くと思うと辟易する。なにかに挑戦したいという思いも、砕かれる。

女という体を持っているだけでもたらされるこの痛みと苦しみをどこに向けたら良いのか。やり場のない怒りや悔しさ、悲しさをnoteに綴ることでしか発散できないのがもどかしい。


イラストbyあっこ
雨が痛みも洗い流してくれたらいいのに


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