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ストリートスマート: 賢さの話

"Street smart (ストリートスマート)" っていきなり言われても、"なんのこっちゃ?"って話だと思うんで、辞書をひきひき簡単に説明します。

まず、Google翻訳をみてみたら、

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そのまんまやんけ、爆!


これじゃしょうがないんで、お次は最近よく使う Weblio 。
(以前は、英辞郎 on the Web 派でしたが、Weblioの方が無料で見れる情報量が圧倒的に多いんで、最近はWeblioばっか使ってます。)

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うーん、世渡り上手ではないだろう…

と、思っていたら、ページの下の方に、"あっ、これだ!"ってのがありました。

▶ street smart
形容詞
1. 都市環境で生き残るために必要な鋭い臨機応変さを持つさま

いいね、いいねと思いながら、さらに検索をかけてったら、↓のような"うんうん、これこれ"ってのを発見しました。

ここから概略&抜粋させてもらうと、

英語に"book smart"、"street smart"という形容があります。
"Book smart"は「学識がある、高い教育を受けている」タイプの賢者ということです。つまり、試験に合格したり、有名大学を卒業することでスマートと見なされる人達です。
"Street smart"は、教育はないけれど実体験を通じて(ストリートで)色々なことを学んでいて、世間をよく知っている人を表します。

俺は"book smart"ってあんま使わないけど、↑は自分の肌感覚と一緒ですね。

で、なんで辞書まで引っ張り出してこの話をするかというと、俺はガキの頃からずっと"street smart"であることを目指し、"fuck book smart!"とDQN的な…厨二的な… "バカ with an アティチュード" な考え方で生きてきたんだけど、ここ数年で、世の中には "street smart ⇔ book smart" の二極だけでない "もう1つの賢さ" があることにやっと気づきました。

それは、 "人生の先を考える" こと。

俺は本当にくそバカで、そんなことはホント何も考えず生きてきました。

大学を中退するということがどんなことか(まぁ、俺の場合は司法に追われ逃げたんで他の選択肢はなかったんですが)、"あー、きついわー、飽きたわー"で半年スパンで仕事を変え続けることが後に転職する時にどう見えるか履歴書に書けない仕事(風俗店取り立て屋)をするとどうなるか(後にTV局に潜り込む時、海外移住でビザ申請をする時に辻褄を合わせるのにえらい苦労した…)、"なんとかなるっしょ"と具体的な計画なしで海外移住するとどうなるか(ビザなし、資金も尽きてだと、当然足元見られますよね)、そんな世間の皆さまならちょっと考えればわかることは 一切! 考えずに生きてきました。

*ここらへんの歴史は をご覧ください。

自分の場合は、親のお陰で英語が喋れたこと、不利な、不条理な条件をなにクソと跳ね返す根性と努力(昭和ですねぇ…)でなんとかしてきましたが、これ世間の普通に頭のいい人だときっとこう言いますよね?

それ無駄じゃね?

そうです、完全に無駄な苦労です。
そこから何も生まれない気持ちいいくらいに無駄な苦労です。

俺が高校でエクスタシー食って、"あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、キモチいーーーーー!"と言っていた頃、頭のいい人(別に特にブックスマートでなく、普通に先を考えられる人)はどの大学のどの学部に行けばどういった仕事に就けるかを考えながら大学受験に向けて勉強してました。

俺がハワイでシャブとタマ、スケボーに狂ってた頃、頭のいい人は試験勉強してました。俺が倒産確実な親父の会社で汗ずく、泥まみれで穴掘ってた頃、同じ年のやつらは就職活動(堅気の仕事を始める20代後半まで日本の新卒一括採用システムを知りませんでした)してました。

俺が某国で大麻でパクられ弁護士にパスポートを売っ払われ、なんとか帰国しようと足掻いてる頃には、同じ年の将来のことをまともに考えてた奴らは新卒2年目です。そこから俺が裏街道をふらふらしてる間に、同じ年の先を考えられるまともな人間とはさらにキャリアの差がついていきました。

(27で初めてまともな転職活動をした時の面接では何を聞かれても、"自分にはキャリアを呼べるものが何一つありません。キャリアが欲しいんです。なんでもいいからキャリアが欲しいんです"と壊れたラジオのように言い続けました。志望動機を聞かれて、"なんでもいいから"ってだいぶ狂ってますね。そんな人間を採ってくれた某TV局の懐の深さには本当に感謝。あの時、転職できていなかったら、俺の人生が今のようになってないのは確か。)

で、この記事で何が言いたいかっていうと、アナタの周りに俺のようなくそバカ野郎がいたら、話してあげてほしいんです。

別に世の中を上手に渡っていける方法なんか教える必要ありません。ただ、世の中の仕組みってものを教えてあげるだけでいいんです。

俺は損得を考えない生き方がカッコいいと思ってずっと生きてきましたし、今でもそれ自体は正しいと思ってます。ただ、しないでいい、無駄な苦労はしないにこしたことはありません。

俺なんかは多少荒くれた家庭に生まれましたが、それでも金に苦労することなく、いったらバブル成金のボンボンで、恵まれた家庭で自分からわざわざ好き好んで道を外したバカです。

けど、そんな俺が道を外れたその先にいた連中は、家庭を含め、環境に問題がある連中が多かったです。人間は環境に因ります。"大学"というものは知っていても、それに行くことの意味を感じられない、自分が行くことなんて思いもしない環境もあります。

なので、そんな奴らに世の中の仕組みというものを見せてあげれば、意外と簡単に人の人生なんて変わるかもしれません。

"人の人生を変える"のは、別に偉人じゃなくたって、先生じゃなくたって、できます。人の人生を変える、おもしろいじゃないですか。

人様の人生を変える。
おもしろいと思いますよ。


…ん?
で、それでも聞かない奴はどうする?

そんなバカいますよね。
実際、俺がそうでした。

俺には9つ上の姉がいて、19でオーストラリアから帰ってきて、本気で極道になろうと考えてた頃に姉はいろいろと話をしてくれました。

ネットもない当時、調べるのも大変だったろうに、帰国子女枠で入れる大学を調べてリストを送ってきてくれたり、大学に進まないことのデメリットを電話で1時間とか話してくれました。

けど、青春くそバカ街道まっしぐらだった俺はまったく聞きませんでした。

(そのすぐ後にヤクザの"いやらしさ"を見て、結局、極道になることなく、ハワイの大学に進んだんですが、そこらへんの話はまた今度。)

そんなくそバカにはこう言ってやってください。

人生は後からでも挽回できる。
ただ、それには人様の2倍、3倍の努力が必要だ。
けど、それまで楽してたんだから、当たり前だろう。

もし、挽回できなかったら?
それはお前が選んだ人生なんだからしょうがないだろう。
自分のケツは自分で拭け。
以上!!!

noteも含めた"アウトプット"に生きる本や音楽、DVD等に使います。海外移住時に銀行とケンカして使える日本の口座がないんで、次回帰国時に口座開設 or 使ってない口座を復活するまで貯めに貯めてAmazonで買わせてもらいます。