〈生きがい〉なんて漠然としているが、
あらためて向き合う「きっかけ」があった。
そのヒントになった一冊を紹介したい。
〈生きがい〉を読んで
「 感 想 」
茂木健一郎の本をよく読み、参考にすることが多い。
そんな著者の他の本を探している際に、この本に偶然出会った。
うわさに聞いて、存在は知っていたが、
文庫化されていたので、購入に至る。
いざ読んでみると、これまで〈生きがい〉なんて考えもしなかったので、
新鮮で、気づかされることが多かった。
その内容は、
という項目で、著者が日本の〈生きがい〉とは何かについて、
英語で書いてロンドンで出版された本。
反響もあり、その後31カ国、28言語での出版が決まった。
本書はその本を逆輸入し、日本語訳して出版された。
NHKの番組でも紹介された。
「〈生きがい〉とは何か」というテーマで、外国でも有名な日本の文化
(相撲・神道・コミケ等)を例にしてわかりやすく、
人生におけるその大切さを説明している。
最終的に、自分で〈生きがい〉を見つけることへと読者を導く。
心にひびいた箇所
読者への覚え書き 〈生きがい〉の五本柱
第五章 フローと創造性
という文章には目から鱗が落ちた。
そういう〈生きがい〉もあるのかと、希望が持てた。
第九章 〈生きがい〉と幸福
ここまで読んで、子供の頃にTVで観た、この「青い鳥」のラストシーンが蘇った。
自分を見つめ直す、チャンスなのかもしれない。
第十章 あなたがあなたであるために、あなた自身を受け入れる
結論 自分自身の〈生きがい〉を見つける
まとめ
いつも読む著者の、
自己啓発本とはまた一味違う、
得ることの多い良書だった。
〈生きがい〉について考えるヒントになった。
自分を見つめ直しつつ、
肩の力を抜いて「良い笑いとともに」
〈生きがい〉を意識した生活をおくる。
これこそ、価値のある人生につながるのではないか。
「〈生きがい〉には唯一の最適な方法などない」
どこに「きっかけ」があるかは人それぞれだ。
かのアンパンマンの歌からも、〈生きがい〉の大切さがわかる。
そして私にとって、
この投稿こそ〈生きがい〉を見つける
「きっかけ」になっていることは間違いない。