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海外生活で一番恋しくなったもの
海外生活をしたことがある人やちょっと長期で海外旅行に行ったことがある人は皆その途中に日本での生活のなにかしらが恋しくなった経験があるのではないでしょうか?
人によっては米が恋しくなり、
人によっては畳が恋しくなり、
人によっては日本語が恋しくなります。
僕もありました。
今日は僕が「海外生活で恋しくなったもの」という話をします。
ちなみに今回、「人」は無しです。
そりゃ当たり前に家族や恋人や友達は恋しくなるので。
【今日のまとめを先に】
◆お湯に浸かれれば万事よし
バースへの旅にて
僕はロンドンで半年間インターンをしていたことがあります。
このSNSの時代、
ロンドンに行くとそれなりに日本人と会う機会もあるのですが、
大体みんなが口を揃えて言っていたのは、
「米が食べれなきゃ無理」
そしておすすめの日本食スーパーを紹介してくれます。笑
だけど僕は全く米が恋しくならなかったんですね。
おすすめされたスーパーへ行くこともなく、
毎日パスタ茹でて食べてました。
逆に良く飽きないなと自分で感心するぐらい
パスタを食べ続けました。
僕にとってははじめての長期の海外生活だったんで、多少不安はあったのですが、「米」に恋しくならないならもう全然平気だと高を括って過ごしていました。
そんなある日、事件は起きます。
週末に一人旅として、「バース(Bath)」という街に行った時のことでした。
古代ローマ帝国時代に天然温泉を利用した浴場施設で栄えた街です。
なんたって名前もバース(Bath)。
(どうやら「bath」の語源というわけではなく、bathがあるからBathと名付けられたんだそうな。なんて安易な。)
そしてこの街には
当時の「ローマ浴場」が遺跡として残っています。
そう。
テルマエ・ロマエの世界観。
テルマエ・ロマエは好きな漫画のひとつでしたから、
最初は暢気に、ローマ浴場見たいなぁ、
って感じだったんですが、
ローマ浴場を目の前にして、思ってしまいました。
「あ、風呂入りたい...。」
海外生活すると、湯に浸かる機会なんて基本ありません。
バスタブがある家なんて、ほとんどないんじゃないんでしょうか。
僕も毎日シャワーのみ。
バースに行って以来、
僕の頭の中は「風呂」一色になってしまったので、
残りのロンドン生活は気が狂うかと思いました。笑
ということで、僕がもっとも恋しくなったものは、
「風呂」でした。
こんなにこよなく「風呂」を愛しているのは、
後にも先にも古代ローマ人と日本人だけだと思いますが、
僕もやっぱり日本人だな、と。
そして、こんな経験をしてからというもの、
**
湯に浸かれれば万事よし。**
そう思って生きています。
お湯に浸かれる。
こんな幸せ、実は当たり前じゃないですよ。
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