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暮らすように旅をする

"暮らすように" 旅をしたことはありますか?

旅行と一口に言ってもその方法は様々です。
弾丸日帰り旅行もあれば、世界一周旅行なんかもありますね。

たくさん色んなものを見て、いろんな街に行って、いろんな名所を周って、そんな旅行も楽しいですけど、

もっとじっくりひとつの街を味わうっていう旅の仕方もこれまた良いものです。

今日はそんな「暮らすように旅をする」ことの醍醐味について書いてみます。


パリのアパルトマンを借りて

友人ふたりと一緒に3人で行った、僕にとっては初めてのヨーロッパ。

それが花の都パリでした。

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友人ふたりは春から社会人、僕は浪人していたので大学3年生が終わる冬のことでした。
ちょうど秋ごろにパリの同時多発テロ事件が起きた直後でした。


友人ふたりにとっては学生最後の卒業旅行。

そのうち一人が以前一度行ったことのあるパリにどうしてももう一度行きたい、そして、今度は「旅行」ではなくて「生活」をしに行きたい、そう言いました。

テロの後だったので、周りからはめちゃくちゃ心配されましたが、僕たちはまだまだ若かったので(今もまだ若い)これは行かなきゃ一生後悔する、そう思って決行しました。


そうして僕たち3人は、ヨーロッパを周遊するでもなく、パリに2週間、アパルトマンを借りて生活をすることにしたのでした。



アパルトマンはセーヌ川沿い。

アパルトマンを出れば、橋を渡り徒歩30秒であのノートルダム大聖堂という最高オブ最高の立地でした。


さて、僕らがそこで2週間何をしていたのか。

最初の4,5日は3人でパリ市内の有名どころを観光してました。


でも、それ以降は、各自バラバラ。

朝起きて、3人で朝食を食べた後は自由行動。

古着屋めぐりをしていたり、
カフェを巡ってみたり、
美術館に行ってみたり、

僕はというと、建築を見に郊外の方まで一人電車に乗って行ってみたり。


それで夕方になったら近所のスーパーに待ち合わせするんです。


夕飯の食材と、バケットと生ハムと、めちゃくちゃ安い(のにおいしい)ワインやビールを買い込んで、帰宅。


食べて、飲んで、
今日あった事やこれからの人生の事をたっぷり語り合う。
そして、ぐっすり眠る。


こういうの幸せっていうんじゃないかな。


ほんとに「暮らす」を体験していたと思います。

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こんな感じで暮らすように旅をすることで、良かったこと、

それは、街の見え方が変わってくるってことです。


初日にはあたふたしてやっとのことで乗った地下鉄も、数日後にはまるでいつも通勤に使ってますって顔して乗れるようになります。


川沿いで座って本を読んでいるおじいさんはいつもその場所で本を読んでいるんだと気がつくようになります。


どうやらいつも行っていたスーパーより隣のスーパーの方が野菜が安いぞってことを知ることができます。


着いた時には感動しまくっていたノートルダムですら(良い意味で)日常の風景になっていきます。
(だからノートルダムが燃えちゃったときは本当に心が痛かった)


全部、「旅行」では知ることができないことなんです。



海外生活はしたくてもできないなと思っている人はぜひ「暮らすように旅をする」、試してみてください。

やればきっとその場所を故郷のように感じることができるはず。


忘れられないあの2週間。
僕は必ずもう一度、彼らと暮らすように旅をする。

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