でき太くんの算数クラブ

『でき太くんの算数クラブ』で算数・数学の学習指導をしています。「でき太」を使って、みん…

でき太くんの算数クラブ

『でき太くんの算数クラブ』で算数・数学の学習指導をしています。「でき太」を使って、みんなが「できる子」になれる世界を実現していきます。「できる!できる!きっとできる!」

マガジン

  • でき太くん三澤のひとりごと

    子育てのこと、学習のこと、人間関係のことなど、日々感じたことなどを、思いつくままに書いています。

  • でき太くんを学習して思うこと。

    親御さんからいただいた感想をもとに、「でき太くんの算数」の体験談を集めてみました。

  • みんなのライブラリー

    「でき太くんの算数」を学習していて、困ったこと、わからないことがあったら、まずは「みんなのライブラリー」を見てみましょう。

  • ぜ・くう WEB

    でき太くんの算数クラブの学習観や、理念、学習指導の内容などを紹介しています。

最近の記事

でき太くん三澤のひとりごと その141

◇ 対象に自分を置きかえてみる ようやく暖かくなってきた信州。 桜も咲き、暖房もようやく必要がなくなってきました。 とはいえ、雨が降ったり、ちょっと曇ったりすれば、まだまだ暖房が必要。完全に暖房が必要なくなるには、あともう少しかかりそうです。 さて、私は仕事柄、教育関連の本で何が今一番売れているのかをよくチェックします。そして、売れている本はできるだけ購入し、読むようにしています。 そうすることで、今、親御さんはどういうことに関心があって、何に悩み、何を知りたいのかを掴

    • でき太くん三澤のひとりごと その140

      ◇ 今日のひとりごと 今日も実践教室がありました。 上は中学3年生から、下は小学1年生まで。 幅広い学年の子が、ひとつの教室で学習を進めています。 一般的には学年別、学力別にクラスを分けたりするのでしょうが、でき太の場合、ひとり一人のスタートラインから学習材が構成されているので、学年の違う子がひとつの教室で同時に学習を進めていても全く問題はありません。 ひとり一人に課題があり、ひとり一人が自分の課題を集中して取り組んでいきます。 今日は小学生のお子さんのひとりが、問題

      • でき太くん三澤のひとりごと その139

        ◇ きたかぜとたいよう 先日、ベトナムダナン市にある幼稚園園長のフーン先生と、zoomを使ってミーティングをしました。 幼稚園ででき太くんを学習している園児さんの様子などを伺いながら、今後の学習の進め方などについて打ち合わせをしました。(フーン先生との対談動画がHPにアップされております) その際、少し雑談をする時間がありました。 日本語で雑談もできるフーンさんの日本語能力の高さには、いつも本当に驚かされます。 その雑談の中で、一般的なベトナムの小学生の1日の流れに

        • でき太くん三澤のひとりごと その138

          ◇ GTR GTRと聞いて、すぐに「あ、日産のスポーツカーのことね」とすぐにわかるお母さまは少ないかもしれません。 私はこのGTRというスポーツカーには乗ったことはないのですが、個人的にはこの車がスポーツカーの中では最速の車なのではないかと思っています。(もちろん、異論のある方はいるかもしれませんが、、、) かれこれ20年くらい前、私は日産の他のスポーツカーである「フェアレディZ」という車に乗っていました。 なぜGTRではなく、フェアレディZという車に乗っていたのかと

        でき太くん三澤のひとりごと その141

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        • でき太くん三澤のひとりごと
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        記事

          でき太くん三澤のひとりごと その137

          ◇ 問題は解決を求めて現われる 私がこの一節に出会ったのは、確か18歳くらいのときだったと思います。 「でき太くんの算数」の基本理念を考えた重松昭春先生の書籍に書いてありました。 その当時は、その一節の言葉の意味は理解できました。 決して難しい文章ではありません。 私たちが人生で直面する「問題」というものは、「解決」を求めて現われてくる。 おそらく日本語を使う人ならだれもが理解できる一節です。 しかし私は、この一節の本当の意味を、自分の人生をかけて、まだ実証している段

          でき太くん三澤のひとりごと その137

          でき太くん三澤のひとりごと その136

          ◇ 私の過去 #3 前回のひとりごとでは、「自己像」が変わると人は成長できるというテーマについて書いてみました。そして、子どもの「自己像」には、私たちまわりにいる大人の意識が影響しているとも書きました。 私はこれまで数多くのお子さんの学習をサポートしてきました。 そこでいつも感じることは、子どもが持っている「自己像」の影響力についてです。 いわゆる難関校を受験することを目標としているようなお子さんの多くは、「自己像」が肯定的で、自分は何をやってもできる、自分は優れている

          でき太くん三澤のひとりごと その136

          でき太くん三澤のひとりごと その135

          ◇ 私の過去 #2 このところ信州では雪が降る日が多くなっています。 例年では1月にかなり雪が降るのですが、今年はあまり雪が降らず、だれもが温暖化の影響だと思っておりました。 ところが、2月に入ってからはこれまで降らなかった分を調整するかのように雪が降っております。 3月になった今も、「これでもか!」というほど降っております。 通常業務と合わせて「雪かき」も仕事として加わり、体力的にはかなりきつい日々が続いております。 おまけに、2月は急に春になったかのような暖かい日が

          でき太くん三澤のひとりごと その135

          でき太くん三澤のひとりごと その134

          ◇ 私の過去。 今日も小学生と中学生を対象とした実践教室での授業がありました。 小学1年生は、まだまだ幼さが残っており、その幼さがとてもいとおしく、かわいく思えました。中学生はまるで大人と同じような人間関係に悩んいる。 そういう子どもたちと今日も時間を共有できることが、とても幸せなことだと感じています。 でき太くんでの実践教室での授業は、「授業」といっても学校や他の教室のように、先生が黒板の前に立って教えるということはありません。 子どもたちはひとり一人にあわせた学

          でき太くん三澤のひとりごと その134

          でき太くん三澤のひとりごと その133

          ◇ 最初で最後の退塾 #3 さて、Yくんと再度約束をして迎えた1週間後の授業の日。 Yくんは6日分のプリント学習を進めることができたのでしょうか。 このときの私は最悪の状況を想定して、すでに腹を決めていました。 もしYくんが今日6枚のプリントを学習してきていなければ、Yくんには退塾してもらおうと決めていました。 数ヶ月に渡ってYくんとは話し合いをかさね、さまざまな方法を試してきました。 プリントに日付を書いたり、カレンダーを活用したり。 それでもYくんは先週までしっか

          でき太くん三澤のひとりごと その133

          でき太くん三澤のひとりごと その132

          ◇ 最初で最後の退塾 #2 Yくんと別室で20分ほど話をしてから1週間。 今日はYくんが教室に来る日。この日は夕方にある授業の時間まで、仕事にはあまり集中できませんでした。 Yくんがしっかり7枚のプリントを学習してくるのか。 仕事をしていても、このことが気になってなかなか集中できない。その当時の私は、少し気になることがあるとそのことばかりに意識がむかってしまい、他のことに集中できないところがありました。真面目すぎるというか、厄介な性格です。今ではだいぶその点は改善されて

          でき太くん三澤のひとりごと その132

          でき太くん三澤のひとりごと その131

          ◇ 最初で最後の退塾 でき太くんの算数クラブでは、学習指導の質を落とさず、その感覚を鈍らせないようにするために実践教室も運営しています。 実際に子どもと向き合える「現場」を用意しております。 直接子どもたちと現場で向き合うと、子どもの息づかいであったり、みんなが一斉に集中したときの張り詰めた雰囲気、緊張感といったものを直接感じることができます。これはzoomやSkypeではなかなか経験できないものです。 このような「現場」でしか味わえない雰囲気や、学習指導をした際の子

          でき太くん三澤のひとりごと その131

          でき太くん三澤のひとりごと その130

          ◇ Mくん #3 ターータラターラ ターラー ターータラターラ ターラー (ゴッドファーザーのテーマ) 先週塾長から、一流の俳優のつもりでMくんと向き合おうと言われてから、ゴッドファーザーのテーマ音楽が頭の中で繰り返し流れていました。 ゴッドファーザーのロバートデニーロは、本当にかっこ良かった。 理屈ぬきに。 タクシードライバーは、意味がわからなかったけど、ゴッドファーザーは良かった。 私にできるかな、ロバートデニーロ。 相性が良い子と同じ態度で、同じ言葉で、同

          でき太くん三澤のひとりごと その130

          でき太くん三澤のひとりごと その129

          ◇ Mくん #2 『Mくんに対するマイナスの気持ち、意識を消す』 この難題をつきつけられた私は、その晩なかなか眠ることができませんでした。 Mくんに対してどんどん湧いてくるマイナスの意識。 Mくんさえいなければ、クラスはとても良い雰囲気なのに、、、 なんでMくんはだまって何も言わないのだろう、、、 Mくんは本当に扱いにくい子だな、、、 すべて悪いのはMくんなのに、なんで私が眠れないほど悩まなければならないの、、、 こういうマイナスの意識を消して「無」になること

          でき太くん三澤のひとりごと その129

          でき太くん三澤のひとりごと その128

          ◇ Mくん 私が意識というものをしっかり自覚した上で、子どもたちと接するようになったのはいつごろだっただろうか。 確か私が18歳の頃。 東京の塾でアルバイトを始めたときだったように思います。 アルバイト先の塾は、夜の山でもお馴染みの塾長が経営する「昭和のストロングスタイル」の塾です。あれほど勉強ができなかった自分が、まさか塾でアルバイトができるなどとは、夢にも思っていませんでした。 私が担当したのは、英語。 中学1年生から中学3年生までの基礎的な内容から、文法まで

          でき太くん三澤のひとりごと その128

          でき太くんの学習材サンプル #2

          【2024年4月15日更新】 新しく開発した学習材のサンプルをアップします。 今回の内容は1次方程式を使った文章題です。やや難度を高めに設定した文章題です。 【2024年3月2日更新】 2024年 新しく開発した学習材のサンプルをアップします。日々、お子さんたちの状況に合わせながら、私どもはどんどん新しい学習材を開発しております。 ここから紹介する内容は、「帯分数、仮分数の概念」です。

          でき太くんの学習材サンプル #2

          でき太くん三澤のひとりごと その127

          ◇ わたしの命のつかい方 年末29日から4日まで、でき太くんの算数クラブはお正月休みでした。 いつもであれば、普段ゆっくり過ごせない人たちと会って食事をしたり、出かけたりするのですが、今年はどうもそういう気持ちになれず、家でじっとしていました。 その理由は元日の地震、そして2日の羽田での事故。 被害にあわれた方のことを想像すると、どうも気持ちが上向かず、人と会ったり、外に出たいと思えませんでした。 私が外に出ずに、お家でじっとしているからといって事態が変わるわけでは

          でき太くん三澤のひとりごと その127