見出し画像

連載「カナルタ コトハジメ」#2 「異文化」のオランダで生まれ変わった15歳の自分

*2021年10月2日(土)より全国のミニシアターで劇場公開されるドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』。僕自身がひとりでアマゾン熱帯雨林に飛び込み、かつて「首狩り族」として恐れられていたシュアール族と呼ばれる人々の村に1年間住み込んで撮った映画です。この連載では、『カナルタ』をより深く味わってもらえるように、自分の言葉でこの映画にまつわる様々なエピソードや製作の裏側にあるアイデアなどを綴っていきます*

_______________________________

前回記事:https://note.com/akimiota/n/nfdb060d850fd

オランダでの経験は、一言で言えば僕の人生の方向性を根本的に変えるほど大きなインパクトだった。それはまるでこの世界にもう一度生まれ直したような体験で、今の自分のベースを作った。だからこそ、アマゾン熱帯雨林で撮られた映画についての連載なのに、わざわざオランダについて話さないといけないと感じている。

そもそもなぜ交換留学先としてオランダを選んだのか(*YFUのリストにあった国の中で)。当時考えていたことを思い出してみると、理由は大きくわけて2つある。

ここから先は

4,021字
この記事のみ ¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?